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アラフォーでマウスピース歯科矯正やってみた! 痛みに1日で挫折する人も……ビビりまくった結果、もっと恐ろしいことに?

ByAdmin

Feb 27, 2022

 芸能人は歯が命、そんな歯磨き粉のCMがあったが、千鳥のノブも歯の矯正を始めているという。ノブ同様、歯並びが悪いという印象は特になかった元モーニング娘。の飯田圭織やEXIT・兼近大樹も歯科矯正を行い、兼近は整った歯をYouTubeで披露している。

 さて、42歳の一般人である著者も、この度歯の矯正を行った。「アラフォーからでも歯はきれいになるのか?」として、今回行ったマウスピース矯正のビフォーアフター、かかった費用、最難関だったポイントなどを振り返っていきたい。

歯科矯正による歯のビフォーアフター

 もともと私の歯並びは良くはなかったのだが、20代の美容が一番気になる時期でさえも、化粧品やニキビ治療など、化粧やスキンケアのほうがずっと関心が高かった。「いずれは歯科矯正を」という気持ちすらなかった。良くはないけど、そこまで悪くもないんじゃない、と思っていた。

 さらに、私が小学校のころは、歯の矯正治療で頭巾というか、ヘッドギアみたいなものをかぶって学校に通っている同級生もおり、あの印象が強烈だったのと、歯科矯正は高額なのだろうと、「そこまででは……」だったのだ。

 そんな私の歯並びを、矯正ビフォー&アフタ―の画像でまず紹介したい。実際の写真と、より歯並びが悪かった下の歯がよくわかるよう、歯の模型のビフォー&アフターもつけた。

 特に下の歯がかなりガタガタしていたことがわかる。私は親指を吸う癖が小学校に入ってもなかなかなくならなかったため、その影響もあるかもしれない。

 上の歯は下の歯に比べればおおむね揃っているが、前歯の左横の歯だけが少し斜めに生えていたため、写真で笑うときは口を閉じて笑うことが多かった。

歯科矯正、一生しないと思っていたのに始めたワケ

 一生しないものだろうと思っていた歯科矯正を始めたのは、ネットで「マウスピース矯正」を知ってからだ。従来のワイヤー型の矯正より後から出てきた治療方法で、写真のようなマウスピースを口にはめて矯正を行う。

 マウスピース型矯正はワイヤー型矯正より安価で(値段は後述する)、また、歯磨きのときはマウスピースを外せばいいので、つけたまま歯磨きをしないといけないワイヤー型よりも、矯正中の生活も快適そうに見えた。

 なおマウスピースは食事のときは当然外す。飲み物は、無糖ならマウスピースの着色さえ気にしなければそのまま飲んでいい。ただし、熱い飲み物はマウスピースが変形する可能性があるのでNGだ。

 マウスピース矯正で有名なのは、兼近や飯田圭織も使っている米国発の矯正装置「インビザライン(1999年からサービス開始)」で、当初は私もこちらを考えていた。しかし知人から「キレイラインならもっと安い」と別のマウスピース装置を教えてもらい、キレイラインに対応した審美歯科で矯正を始めることにした。

 私の矯正費用は以下の通りになる。

・1回目…2万円(初回は、キャンペーンもあり割安で利用できる)
・2~5回目…各4万円×4=16万円

・歯を削る…3,000円×2回=6千円
・リテーナー(保定装置)…6万円

合計 24万6,000円

※上記は私が受診した2020~21年時点の価格になり、現在各回の矯正料金は5万円になっている
※「歯を削る」という恐ろしいくだりの詳細は、これから記載したい。

 料金はマウスピース矯正の流れと関連してくるので、そちらも説明したい。

マウスピース矯正の流れ

1:歯の全体の状態をスキャンし「次までに歯の状態がこうなってほしい」という歯形の未来予想図の3D模型を作り、その模型に沿った「ソフト」「ハード」の2種類のマウスピースを作る

2:ソフトのマウスピースを3週間つけ、その後ハードを3週間つける

 この1・2で「1回」になる。そして、次の回ではまた歯の状態をスキャンして新たに「次までに歯の状態がこうなってほしい」という3D模型を作り、2回に入って……、と繰り返す。私は治療前に医師から「歯の状態から4~5回で終わりそう」と伝えられ、実際5回で満足して終了した。

 兼近は動画内で矯正費用は100万円くらいかかったと話しており、同じマウスピース矯正ながら私とは4倍の差がある。これは、インビザラインはマウスピース矯正の中では値段が高めなのと、一般人の私と「よしもと男前ランキング」首位を獲る兼近とでは、そもそも求めるゴールも異なるためだろう。100万円かかるなら私はあきらめる。

割安なセット料金ではなく「都度払い」にした理由

 なお、料金は1回ごとの都度払いにした。少し割安になるセット料金もあったのだが、正直4回程度だと都度払いでもセットでもそこまで料金に差がなかった。

 また、矯正前にマウスピース矯正をしたがあまりに痛くてつらくて耐え切れず1日で挫折した人のブログを読み怖くなり、万一の挫折のことも考えて都度払いにした。結果としては挫折せず完遂できたので、セットでも別によかった。

 「マウスピース矯正挫折ブログ」を読み、すっかりビビっていたのだが、実際にマウスピースを付けてみての第1回の感想は「全然物足りない、もっと来てくれていい」だった。

 痛いとまでは全くいかず「圧や違和感がある」という程度。さらにその圧や違和感もマウスピースのつけ外しのときに感じるくらいで、装着して数分もすれば感じなくなる。

 ソフトよりハードのほうが固い素材になるため、装着時の圧や違和感は増すが、それでも痛い、我慢できない、と思うほどではまったくなかった。

 なおキレイラインのガイドには、初年度ではマウスピースは1日20時間以上の装着が望ましいと記載がある。食事と歯磨きの時以外はほぼつけておく、ということだ。

 これなら楽勝だと思っていたのだが、2回目に入ると、マウスピースをつけたりはずしたりするときの違和感、圧迫感が1回目からはケタ違いに変わった。それでも「痛い」というよりは「たまらなくむず痒い」というほうが感覚として近いのだが、それまでの人生で味わったことのない感覚なので、なんだか気味が悪いのだ。

 この「たまらないむず痒さ」も装着して5分くらいたてば落ち着いてくるものの、マウスピースを外したりつけたりするたびに猛烈にぶり返してくるので、2回に入った最初の3日間は、マウスピースをつけ外しを極力やりたくないがあまり、一日一食にしていたほどだ。

 これがずっと続くのはさすがにつらいと思ったが、3日もすると慣れてきて、食事のたびにマウスピースをつけはずしする元の生活にあっけなく戻った。

 その後も、回が変わり、マウスピースの形状が変わるタイミングでは若干の違和感はあったが、一番きついと思った2回目の切り替わりほどではなかった。ただ痛みをどう感じるかは個人差があるだろうし、何より痛みはその人の歯並び、口腔状況によるところも大きいだろう。

 なお歯科医師は、1回目はマウスピースに慣れてもらう意味合いもあり(マウスピースの締め付けは強くなく)、2回目から本格的に行く、と話していた。

 財布的にはそんなこと言わないで最初から本気でかかって来て欲しいと思ったものの、矯正だからといって力をギリギリかければよいわけではなく、「力をかけすぎる矯正は歯根にダメージを与えかねない」とキレイラインのガイドには掲載されていた

 歯並び、口腔の状態によってはマウスピースだけでは歯が十分に動かせないケースもある。その場合、この二択だと説明を受けた。

・マウスピースと重ねて使う「拡大床」を装着:8万円
・歯を削る:3,000円

 歯を削るのも、何もガリガリ削るわけではなく、歯の両端をコピー用紙の厚さくらいの、ほんのわずかに削るという。

 「拡大床」「削る」の差額の約7万円は大きい。さらに拡大床も日々つけることでじわじわ口の中にスペースが出てくるものであり、削ったほうが、すぐ隙間ができてお得じゃない? と金のことばかり考えてしまう。

 そして、あっさり歯を削ることにした。この判断が、矯正中の私をしばらく悩ませることになる。

――続きは3月5日公開!