2月21日に放送された浜辺美波主演のドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)。第6話の世帯平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタを切っており、“尻すぼみ”の状況になりそうだ。
同作は、樹林伸氏の小説『ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ』『ドクター・ホワイト 神の診断』(ともに角川文庫)を実写化した医療ミステリードラマ。天才的な診断能力を持つ謎の女性・雪村白夜(浜辺)を擁する診断チーム・CDTが、医師の誤審を暴く活躍を描いている。
CDTは解散の危機に瀕しており、メンバーである皮膚科医・夏樹拓実(勝地涼)や雪村に、AIで診断を行うチーム・JMAからスカウトが来ていた。その最中、JMA代表・藤島大器(安井順平)の長男である誠(青木凰)が、自宅の階段から転落。頭を打ったはずなのに、なぜか腹部に激しい痛みを訴える……といった展開だった。
「その後、誠の容態は悪化し、命の危険に瀕するレベルに。JMAの医師たちは、細菌による感染症を疑い抗生剤を投与しようと試みましたが、雪村が、海外の毒蜘蛛である“ジュウサンボシゴケグモ”に刺されたことが原因だと指摘。CDTメンバーの記者・狩岡将貴(柄本佑)が、藤岡宅から発見されたその蜘蛛の現物を持って現れ、診断が確定したんです」(芸能ライター)
一方で、ジュウサンボシゴケグモが原因である証拠を集めるべく、雪村と狩岡、そして研修医の佐久間新平(高橋文哉)が“忘れ物を取りに行く”と偽り、藤島宅に不法侵入する場面に、視聴者から指摘が相次ぐことに。ネット上では「堂々と不法侵入しててビックリ」「立派な犯罪なのに、それを軽く扱うのはどうなの?」「ドラマとはいえ、不法侵入はダメだろ……」などと、疑問の声が続出した。
また、同作は初回の世帯平均視聴率が11.4%でスタートしたものの、その数字を大きく落としている状況だ。
「世帯平均視聴率が初めて2ケタを切ったのは、2月7日に放送された第4話。第3話から2.9ポイントダウンとなる7.5%を記録しましたが、これは、4日から北京五輪が開幕した影響だと考えられます。しかし、五輪終了後に放送された第6話の視聴率が回復していないため、徐々に視聴者が離れている可能性は高そうです」(同)
近年、浜辺がメイン級のキャストで出演したドラマは、視聴率が芳しくない。2020年放送の『私たちはどうかしている』は全話世帯平均視聴率が8.9%、21年放送の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(いずれも日本テレビ系)も全話世帯平均視聴率8.7%と、どちらも微妙な結果に終わっている。『ドクターホワイト』もまた、同じ流れとなってしまうのだろうか?