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悠仁さま「コピペ問題」でマスコミが将来の天皇に忖度!?  後追い報道の摩訶不思議な経緯

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしても悪夢のようなことが現実化した。ロシアがウクライナ攻撃を開始したのだ。日本メディアも連日この武力攻撃について報じ、またSNSなどでも現地の悲惨な様子が伝えられている。大国の莫大な戦力と、一方的な他国への侵略、軍事攻撃など許されるはずがないが、しかし、いつになったら世界は人類は戦争という暴挙と手が切れるのだろう。暗澹たる気持ちだ。

第591回(2/24〜3/1発売号より)
1位「悠仁さま 『天皇皇后両陛下の元へ』 紀子さま強行の代償」(「女性セブン」3月10日号)
参照「悠仁さまがお答えに!受賞作のコピペ問題」(「女性セブン」3月3日号)
2位「赤川次郎 明日への窓 女性の人生を壊す性暴力を許してはならない」(「女性自身」3月15日号)
3位「松本潤 『10代からディナーを』告白 黒柳徹子と“20年交際”秘話」(「女性セブン」3月10日号)

 “将来の天皇”悠仁さまの進学に大きな関心が寄せられている。2月16日、筑波大学附属高等学校への合格が発表されたからだ。秋篠宮家が子どもたちを学習院以外の学校に進学させてきたのは周知のことだが、特に今回は“提携校進学制度”という不透明な制度を利用した進学ということで、“皇族の優遇”との疑惑や批判も噴出している。

 女性週刊誌各誌もこの問題を扱っているが、「女性セブン」では将来の天皇教育は問題山積みの秋篠宮家ではなく、兄君でもある天皇陛下のもとで、との機運が宮内庁内にあるという仰天情報を報じている。

 眞子さまの結婚問題を期に湧きあがった秋篠宮家バッシングだが、今回も特に紀子さまへの風当たりがまだまだ強い。そんな風潮を見事に反映した「セブン」の紀子さま批判とも言える特集記事だが、悠仁さまの進学問題と同時に、先週から話題になっていることがある。

 それが悠仁さまのコピペ問題だ。悠仁さまが昨年3月「第12回子どもノンフィクション文学賞」で佳作を受賞したのだが、その作文にほかの著作物、文章と酷似した箇所が複数あったという問題だ。

 そして何を隠そう、この問題をスクープしたのが先週(2月17日発売)の「セブン」だった。「セブン」は先週号で、悠仁さま作文と酷似した文章を並べて詳細を検証、そして宮内庁にも事実関係を確認しているのだが、そこで宮内庁は参考文献の記載漏れがあったことを認めたのだ(意図的な盗用は否定)。

 さらに宮内庁は「セブン」に対し「ご指摘に感謝します」とお礼まで言っている。これは異例の対応だというが、ともあれ「セブン」の立派なスクープ記事である。しかしこの報道、なんだか摩訶不可思議な経緯をたどっている。

 というのも「セブン」発売当日、このコピペ問題は宮内庁の発表もあり、全国各紙でも取り上げられたのだが、しかし、なぜ問題が発覚したのかはきちんと書かれていないのだ。外部から指摘があったとか、週刊誌関係者からの指摘があったとか、なんだかあやふや。

 確かに、この問題は「セブン」だけでなく同日発売の「週刊新潮」(新潮社)でも特集されていたが、だからって――。まるで報道ではなく、善意の第三者からの指摘で発覚したとでも言いたいらしい。しかも、悠仁さまもその指摘に感謝していると書いた社も。

 そもそも「コピペ問題」などと言うとなんだか軽い感じになるが、これは立派な盗作、剽窃問題である。しかし大手マスコミが、それを矮小化しようとしたのかな。将来の天皇に忖度!? そしてスクープ報道したメディア名を明記せず、曖昧な言葉で同業他者の手柄を明記しない。ちゃっかりと後追い報道はするくせに。そんなメディアの特性も改めて浮き彫りになった。

 「女性自身」にある赤川次郎氏の不定期連載「三毛猫ホームズが開く 明日の窓」は毎回瞠目に値するものだ。今回もまた素晴らしい。取り上げられたテーマは性暴力、そしてジャーナリスト伊藤詩織さんだ。

 伊藤さんは2016年に、元TBS社員であり、当時首相だった“安倍晋三氏に最も近い記者のひとり”の山口敬之さんから性暴力を受けたとして、実名でこれを告発した女性だが、赤川氏は彼女を追った2月13日放送の『目撃! にっぽん「声をあげて、そして」』(NHK)を端緒に性暴力について論じている。

「改めて思うのは、女性にとって男性からの性暴力がどんなに深い傷をもたらすか、である」
「同意のない性行為はレイプである。――この常識が日本で当たり前になるのはいつの日のだろう」

 おっしゃる通り! しかも赤川コラムの瞠目すべきは、伊藤さんが受けた性暴力だけでなく、その背後にある“事情”にもきちんと言及していることだ。

 というのも、この事件の特異な点は、伊藤さんの訴えから警察も捜査を開始、そして証拠が固まったとして15年6月、逮捕状を持った捜査員が成田空港で山口氏を逮捕すべく待ち構えていたところに、突然、上層部から「取り止め」のストップがかかったことにある。

 そしてストップを指示したのは“菅義偉官房長官の子飼い”である当時の中村格・警視庁刑事部長だった。その後、山口氏は不起訴になったが、“安倍首相に最も近い記者のひとり”である山口氏と安倍官邸との関係が、捜査に何らかの影響を与えたのではないのかと指摘されてきた。

 さらにこうした背景から、伊藤さんが告発会見を開いても大マスコミの多くがこれを黙殺したり、また民事で伊藤さんが勝訴しても安倍官邸との背後関係は無視するといった状況が続いたのだ。しかし、この点についても赤川氏は切り込んでいる。

「(山口氏の行為は犯罪だろう)実際、山口氏には逮捕状が出たが、それを止めさせたのは、当時の安倍首相と親しかったための圧力と言われている」
「最後に付け加えれば、山口氏の逮捕を止めた刑事部長中村格は今、警察庁長官である」

 素敵です! しかし残念なのは、当の女性週刊誌本体がいまだこの問題を大きく、そして持続的には扱っていないことだ。赤川氏はこれまで6回もこの問題を取り上げているのに――。

 2月24日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に嵐の松本潤が初出演し話題になったが、松本と黒柳徹子の“長〜い関係”を「女性セブン」が紹介している。

 松潤が10代の時、メリー喜多川氏に呼ばれ、徹子との初対面を果たしたが、徹子は2時間半、一方的にしゃべっていたらしい。そして命名されたのが「謎の会」。その後も、頻繁に会合を持っているらしいが、徹子、さすがっ! 面白い!