元SMAPの草なぎ剛が、来年1月期放送のフジテレビ系連続ドラマで主演を務めると、3月1日発売の「女性自身」(光文社)が報じた。2017年9月にジャニーズ事務所を退所後、テレビから遠ざかっていた草なぎだが、6年ぶりの連ドラ主演は「もっともSMAPに近い」(テレビ局関係者)とされるカンテレの制作枠となるようだ。
グループ解散後、草なぎや稲垣吾郎、香取慎吾の3人は「二度と民放で主演を張ることはないと見られていた」(同)というが、昨年1月期には香取が連ドラ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)で主演を務めた。香取に続き、草なぎも連ドラ主演となれば、歴史的な出来事となるだろう。
「『自身』によると、ドラマの内容はまだ決まっていないようですが、企画されているのは『銭の戦争』(15年1月期)『嘘の戦争』(17年1月期)など、カンテレ制作の草なぎ主演『復讐シリーズ』の最新作になるとか。草なぎといえば、かねてから俳優としての実力を高く評価されており、20年公開の主演映画『ミッドナイトスワン』では、『第44回日本アカデミー賞』最優秀主演男優賞を受賞。また、昨年は『青天を衝け』で初めてNHK大河ドラマにレギュラー出演し好評を博したことで、各方面からオファーが殺到しているようです。カンテレとしても、古巣であるジャニーズ事務所の顔色をうかがいつつ、それでも草なぎにオファーしたいと考えた結果なのでしょう」(スポーツ紙記者)
現在、カンテレ制作の連ドラは、昨年10月に新設されたフジテレビ系の“月10枠”となっている。
「つまり、過去に『SMAP×SMAP』が放送されていた枠で草なぎの主演ドラマが放送されることになる。本人はもちろん、ファンにとっても相当感慨深いものになるはずです。同枠は16年末のSMAP解散に伴う番組終了後、数本バラエティを放送しましたが、視聴率の面で苦戦が続き、ドラマ枠に変更。それからは、安定した数字を出すようになっています」(同)
気になるのは、草なぎの民放局連ドラ主演に対するジャニーズサイドのリアクションだが、すでに水面下で調整は行われているという話も。
「カンテレ側の根回しはすでに済んでいて、ジャニーズサイドから特にストップをかけられることもなかったそうです。これが5年ほど前なら、また話も違ったかもしれませんが、ジャニーズ事務所も公正取引委員会から注意を受けたことや、Snow ManやSixTONESら新世代グループのブレークもあって、かつてのように圧力を行使することはなくなっている。それでも、各局では手が出せなかった“草なぎ主演”をいの一番に企画し、ジャニーズに仁義も切ったということから、カンテレの功績は果てしなく大きいものといえるでしょう」(制作会社関係者)
放送は約1年も先の話だが、多くのファンが期待していた民放連ドラ内定だけに、まずは正式発表を心待ちにしたい。