3月3日放送のバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、ゲストが“スター”にまつわるトークを展開。タレントの久本雅美は、大御所芸人・ビートたけしが女優・岸本加世子のために犬を贈ったエピソードを披露したのだが、ネット上では「全然、美談じゃない」などと物議を醸してしまった。
この日の同番組は、MCのダウンタウン・松本人志が新型コロナウイルス感染のため欠席し、相方の浜田雅功は“松本のパネル”を隣に置いて番組を進行。ゲスト出演者たちは、芸能界のスターに関するトークを持ちより、久本は「芸能界の中で一番ご飯、一緒に行かせていただいている」という、たけしについて語った。
「久本によると、たけしとの食事は岸本も含めた3人で行くことが多いとか。ある時、岸本の飼っていた愛犬が息を引き取ったことで、久本から見ても『めちゃくちゃ落ち込んでて』という状況だったそうです。そんな中、たけしと番組で共演した久本が、楽屋で『加世子さんがね、犬亡くなってね、落ち込んでる』と伝えたところ、たけしから『(今度3人で)飯行こう』と提案され、同時に『(岸本が飼っていた犬は)どんな犬なんだ?』と質問されたといいます」(芸能ライター)
そこで後日、久本は犬種などを詳しく調べ、写真と合わせてたけしに送ったそう。そして、岸本を交えて3人で食事に行った日、たけしは「加世子ちゃん、あれだよね。犬亡くなったんだってな」と言って“犬の写真”を出し、岸本が「そうです! この犬です!」と反応すると、たけしは「違う、違う、違う。これ、新しい犬だから。プレゼント」と発言。つまり、たけしは岸本の愛犬とそっくりな犬を探してきて、サプライズで贈ったというのだ。
「久本は、『加世子さんは自分の子(愛犬)の亡くなった悲しみがあったけれども、そっち(新しい犬)の喜びがバーンとなって、「え~!」て(うれしがった)』と、岸本も感激していたと話したものの、ネットユーザーからは『美談っぽく話してたけど、愛犬が天国に旅立ったばかりなのに他人から新しい犬を贈られるとか、かなり困惑しない?』『岸田さんは本当に喜んでいたの? どんなに似てても、それは別の子でしょ……』『たけしさんは嫌いじゃないけど、愛犬家としては本当にあり得ないエピソードだわ』などと、否定的な声が続出しました」(同)
また、「これを“スターの良い話”として出しちゃう久本の感覚もズレてる」「たけしさんは番組に出てないのに、久本さんがテレビで話したせいでイメージダウンしそう」「番組スタッフも、これを放送したらたけしが批判される可能性とか考えなかったのかな?」といった、久本や番組サイドに対する疑問の声も見られる。
たけしもかつて飼い犬「ゴンちゃん」とテレビ出演するなど、愛犬家として知られており、岸本へのプレゼントは善意からだったのだろう。それだけに、世間一般との感覚のズレが浮き彫りになってしまったようだ。