アパレルブランド「RKS RICKY(リクスリッキー)」の代表を務める傍ら、「RIKU」名義で音楽活動を行っている平野莉玖氏。ジャニーズファンの間では“King&Prince・平野紫耀の弟”として知られているが、3月に舞台デビューを果たすことが明らかになった。これまで、スタイル&フォトブックやCDの制作に取り組んできた、今後は俳優業にも取り組んでいくのか――?
莉玖氏の存在が話題になったのは、2020年夏頃。突如、ネット上に「キンプリ・平野の弟がアパレルブランドを立ち上げた」といった情報が出回り、そのブランド「RKS RICKY」に大きな注目が集まった。
サイトに記載されている会社の所在地が平野の出身地である愛知県・名古屋市になっていたほか、平野が『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系、2018年9月放送)に出演した際に「僕の弟が“りく”っていう名前」と話していたため、「RKS RICKY」代表者の情報と一致すると、ジャニーズファンが食いついたのだ。
「ブランドのうわさがささやかれていた同時期の20年7月には、ニュースサイト『日刊ゲンダイDIGITAL』が、『手越祐也が平野紫耀の弟を側面支援 固く結ばれた“師弟”の絆』との記事を配信。6月19日付でジャニーズ事務所を退所した元NEWS・手越が、『莉玖君のビジネスに何らかの形で関与するのではないか』などと伝えていました。すると記事の配信後、『RKS RICKY』のTwitterアカウントで莉玖氏が『私自身手越裕也様とお会いした事もお話した事も無く、報道されたような事実はない事をご報告致します』とツイート。“平野の実弟”と書かれている点については否定しませんでした」(ジャニーズに詳しい記者)
ブランド始動後、双方ともに兄弟関係については公の場で明言していないが、こうした経緯もあってファンは莉玖氏をキンプリ・平野の実弟として認識している状況だ。そもそも兄弟で2005年頃から「SHOW&RICKY」なるユニットを組んで活動していただけに、弟も表舞台への思いが強いのだろう。
昨年5月1日には、ブランドの新作Tシャツが販売されたが、購入者には「RKSRICKY代表『RIKU』の1stシングルをプレゼント」として、莉玖氏のCDを配布。「過去にアーティストとして活動していた僕が久しぶりに歌を作りましたので是非CDも喜んで頂けると嬉しいです 表紙の中には写真集も入っております」と宣伝した。
さらに、同年10月15日には『平野莉玖スタイル&フォトブック RIKU』(主婦と生活社)が発売に。アパレル業以外の活動も展開する中、今度は舞台に挑戦するという。
「莉玖氏が参加するのは、3月26日・27日にバンダイナムコエンターテインメントの自社スタジオ『MIRAIKEN studio』(未来研スタジオ)から生配信される舞台作品。昨年9月発売のRPGゲーム『Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ』が題材で、莉玖氏はネアズ役に抜てきされたとか。本人も『RKS RICKY』のTwitterや自身のインスタグラムで『とても嬉しいご報告をさせて頂きます この度、なんとあの人気ゲーム『テイルズオブアライズ』の舞台に出演させて頂く事が決まりました!! ネアズ役として出演させて頂きます 自分自身初めての舞台となるので精一杯頑張りたいと思っております』と決意をつづっています」(同)
3月1日配信のゲーム情報サイト「4Gamer.net」の記事では、莉玖氏の経歴について「2012年、中学一年時にラッパー”Ricky”としてミニアルバム『晴天』をリリース。 幼いアーティストにも関わらず、セールス3000枚を完売した」「現在は並行して幼少の頃から培ってきた音楽、ダンスのスキルを活かし、アーティスト『RIKU』としても再稼働。 デビューを視野に、地元名古屋にてボーカル、ダンスのトレーニングを行いながら活動開始の準備を進めている」などと紹介。アパレル業にも触れている一方、兄に関する記載はなかった。
「莉玖氏に対して、あまり好意的な感情を抱いていないキンプリファンも一定数います。平野が弟のブランドの服を着ていた時は『完全にステマ』と手厳しい声が出ていましたし、莉玖氏のスタイルブック発売が決まった段階でも『兄のファンを相手に商売することを望んでるのかな』『さすがに勘違いしすぎ』と批判的な意見が見られました。一方で、莉玖氏を応援するファンも増えてきているのか、SNSには『アパレル業に歌、お芝居と多彩すぎる』『初舞台スゴい! 俳優デビューおめでとう』『舞台出演おめでとうございます。CDを聞いて素敵な声だと思ったので舞台でも映えると思います』と祝福のメッセージが数多く寄せられていました」同)
果たして莉玖氏は個人の歌手・俳優として、どんな活躍を見せていくのだろうか?