かつてフジテレビ系『ワイドナショー』『さんまのお笑い向上委員会』などで進行役を務めた元アナウンサーの久代萌美が、今月いっぱいで同局を退社し、吉本興業に所属することがわかった。
「2012年入社の久代は、もともと報道志望でBSフジのストレートニュース番組『BSフジLIVE プライムニュース』に出演していた一方、地上波ではバラエティ番組の進行をメインに活動。しかし、昨年7月の人事でネットワーク局ネットワーク業務推進部へ異動となり、同6月27日放送の『ワイドナショー』出演を最後に、テレビでその姿を見ることはなくなりました」(芸能ライター)
YouTuberコンビ「北の打ち師達」のメンバー・はるくんと2020年12月に結婚したことでも話題になった久代。今後は、今月21日に開局する吉本興業系列BSデジタル放送局「BSよしもと」への出演を中心に活動していくようだ。
なお、同局では月曜から金曜まで放送される情報番組『Cheeky's Cast』(午前8時~10時)『Cheeky's Cast 2』(午前10時~正午)『Cheeky's a GoGo!』(午後1時~5時)、報道番組『ワシんとこ・ポスト』(午後7時~9時)といった長尺の帯番組が複数予定されており、こういった番組にレギュラー出演する可能性もありそうだ。
キー局の女子アナ出身者が吉本入りするというのは、なかなか珍しい話だが、ネット上では「やっぱり、テレビに出たかったんだろうな」「そこそこ人気もあったのに、いきなり異動させられて、ちょっとかわいそうだった」といった声のほか、「吉本入りは、さんまや松ちゃんの口利きかな?」といった臆測の声も見られる。
15年4月から昨年3月まで約6年間にわたって『さんまのお笑い向上委員会』の進行役を務めた久代。同番組の司会者である明石家さんまは、昨年7月放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、久代のアナウンス室離脱に関して「俺も久代の大ファンなんです、実は。今、イチ押しの女の人」「アナウンサーとしては、(異動は)俺ももったいないような気がする」と惜しみつつも、「そんなアグレッシブな人はアナウンサーにいらないでしょう、恐らく」と、久代の積極的な人柄に触れていた。
「また、『ワイドナショー』で約3年にわたり共演していたダウンタウン・松本人志も同月、同番組で『僕は久代さん、ちょっと大化けする可能性を秘めているなと思ったから、(異動は)ちょっと惜しい気もするんですけどね』と能力を買うようなコメントをしていました。そんな超大物芸人2人の“お墨付き”であることが、久代にフジ退社を決意させたのかもしれません」(同)
タレントとして、再びテレビに戻ってくることになった久代。今後はお笑い芸人との共演が増えそうだが、さんまや松本が絶賛した能力は生かされるだろうか。