• 日. 12月 22nd, 2024

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「A.B.C-Zの3作目が消えた」榊英雄の性加害報道に、ジャニーズファン落胆……監督作に「残念」の声も

 俳優としても活躍する映画監督・榊英雄の“性加害報道”を受け、3月25日に公開予定だった映画『蜜月』の上映が、一旦中止となることが明らかになった。同9日配信の「文春オンライン」や、10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)の記事内で、複数の女性が榊に“性行為を強要された”と告発。大きな問題に発展している中、ジャニーズファンからも失望の声が上がっている。

 「文春」では、榊の作品に出演するなど、過去に関わりのあった女優たちが性被害の詳細について告白。ある女優に対しては映画へのキャスティングをちらつかせ、性的行為を強要した……といった内容で、榊が送ってきたというLINEのスクリーンショットも掲載された。

 この報道により、榊がメガホンをとった映画『蜜月』の製作委員会は9日夜、「榊英雄氏が監督した同作品につきまして、関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます」と報告。女優・佐津川愛美が主演を務め、家庭内の性被害をテーマにした作品だが、今後については「すべて未定」となっている。

 さらに同日、榊本人もコメントを発表。『蜜月』のキャストや関係者らに謝罪を述べ、また「今回の記事上で、事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々にも、大変申し訳なく思っております」と詫びた。記事の内容については「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。それをしっかり肝に銘じ、これからの先へ猛省し悔い改めることを誓い、人を、日々を大事に生きていきたいと思っております」とも記している。

 今回の騒動は、一部のジャニーズファンにも衝撃を与えたようだ。というのも、ジャニーズ作品の中には榊が監督として関わった作品がいくつかある。

「榊は監督として、Kis-My-Ft2・北山宏光主演ドラマ『ミリオンジョー』(テレビ東京、2019年放送)や、A.B.C-Zの出演作品を手がけていたんです。特に、A.B.C-Zとはメ~テレ (名古屋テレビ)で放送されたドラマ『ぼくらのショウタイム』(19年)『ワンモア』(21年)の2本で仕事をともにしました。ちなみに、昨年の『ワンモア』は定時制高校が舞台の学園ドラマで、“大人の青春”を描いた作品。ジャニーズファンだけでなく、ドラマファンからも高評価を得ていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 それだけに、ネット上には「『ワンモア』の監督、何してくれてんの!? 作品に罪はないけど、さすがに性暴力は……」「『ワンモア』はめちゃくちゃいいドラマだけに残念すぎる」「『ぼくらのショウタイム』も『ワンモア』も本当に大好きな作品。榊監督の記事が本当のことならショック」「“作品に罪はない”と言うけど、今までのような気持ちで『ワンモア』を見られないのはつらい」「前と同じ気持ちで『ワンモア』を見られなくなる。ガッカリ」と、A.B.C-Zファンから落胆のコメントが相次いでいる。

 なお、昨年3月8日に配信された「ドワンゴジェイピーnews」の記事によれば、「メ~テレドラマ『ワンモア』 完成報告会」が行われた際、A.B.C-Zメンバーから「ワンモアってことで次回作もまた一緒にやりましょうよ!」「修学旅行編とかやりたい!」と提案があり、榊は「ここで言うと約束ってことになっちゃうよ!?」と返していたという。

 そのため、ファンの間では3作目に期待の声も上がっていたが、「これでA.B.C-Zの3作目は消えた」「メ~テレとA.B.C-Zのドラマ仕事も、もうないかな……」「ワンモアの続編とか地上波放送はなさそう」と意気消沈する人も。

「ただ、北山主演の『ミリオンジョー』と『ワンモア』『ぼくらのショウタイム』はいずれもBlu-ray&DVDでリリース済み。A.B.C-Zの主演作2つは完全受注生産形式だったので、これからの購入は難しくはありますが、騒動の影響は受けていません。ファンは『1年前だったら円盤化はなかったかもね」『「ぼくらのショウタイム」と「ワンモア」の円盤が出てて良かった』と安堵していました」(同)

 榊は安田顕と山田裕貴主演映画『ハザードランプ』(4月15日公開)の監督も務めており、今後も各方面は対応を迫られることになるとみられる。また、女性たちが「文春」の記事で訴えている被害が事実だとすれば、榊は自身の過ちと真摯に向き合っていくべきだろう。

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