ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、3月3日~9日公開の動画を注目度順にチェックします!
美 少年・岩崎、玉置浩二ものまねの「コズメロ」は必聴!
3月5日の動画は「美 少年【岩﨑大昇の相関図】木村さん京本くんジェシーくん!大尊敬のあの人とコラボ!?」。佐藤龍我と金指一世が新型コロナウイルスに感染し、療養していた時期の撮影で、今回は岩崎大昇、浮所飛貴、那須雄登、藤井直樹の4人が登場している。
冒頭、那須は「もう元気だからね。お家で待機してます。きっと見てくれてますよ。みんな元気なので、ファンの方も安心してください」と報告した(両名とも2月22日に活動再開を発表済み)。
前週の「【浮所飛貴の相関図】交友関係…全部見せます!」の流れで、今回は岩崎の「相関図」を見ていくという。まずは「弟」として少年忍者・田村海琉の名を記入。田村とは『サマステジャニーズJr.2018』で出会い、「可愛すぎる」と一目惚れしたとか。
可愛すぎたため小田将聖と一緒に「じゃんけんさせてた」と聞き、周囲は「やめてよ~。無理強いさせるの」(那須)「怖いね。入ってさ、先輩がさ、『2人でじゃんけんして』って言われるんでしょ」(藤井)「ヤダ~」(那須)とドン引き。田村には「1回、親御さんに挨拶行きたい」と言うほどゾッコンで、なんと岩崎は撮影時に15分以上も彼のことを語っていたようだ。
また、SixTONES・京本大我との交流については「ご飯とかそれこそいっぱい連れて行っていただいたり。初めて串揚げみたいの連れて行ってもらったのよ。その時、串揚げとか食べたことないから。最初にエビのフライみたいの来たんだけど。最初俺、食べて。エビの尻尾とか残してたんだけど、京本くんが食べるの。あ、エビの尻尾って食べれるんだってそこで知った。京本くん、マジで最高っす」と振り返り、好きなMr.Childrenの話でも盛り上がったと回顧。
SixTONES・ジェシーとも互いに「玉置浩二さん好き」という共通点があるそうで、玉置のものまねをしながら会話をするシーンの再現は必見だ(7分44秒頃~)。
そして、7 MEN 侍・佐々木大光、IMPACTors・横原悠毅、Snow Man・ラウールなど同期のジャニーズのエピソードや、「マブダチ」ことなにわ男子・道枝駿佑と神奈川県・横浜でデートした思い出に言及。道枝と岩崎は4月期の『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で共演するため、ドラマを楽しみにしている人は、今動画で2人の関係性を予習してみるといいかもしれない。
さらに、Aぇ! group・小島健、福本大晴、正門良規、なにわ男子・西畑大吾といった関西出身メンバーの名前を挙げたほか、爆笑問題・太田光とくりぃむしちゅー・上田晋也によるトークバラエティ『太田上田』(中京テレビ)や、『玉置浩二ショー』(NHK)への出演を希望する場面も。
特に筆者のお気に入りは「『Cosmic Melody』一緒に歌いたいの。玉置さんと」と再び玉置のものまねを披露するシーンだ(15分50秒頃~、クオリティが高くて面白すぎる)。
音楽の幅を広げてくれたというSexy Zone・佐藤勝利(ロックパイセン)に「ギターを買ってもらった」と明かし、憧れている木村拓哉に関しては、手洗い後の水切りの仕方、ハンバーガーの持ち方を寄せているとのこと。岩崎が影響を受けた人々の話がてんこ盛りの1本となっていた。こちらの動画は約30分遅れで更新され、再生回数は11日時点で18万台。
3月4日公開の動画は「7 MEN 侍【青春はちょー楽しい】制服着てアオハルだぜ!」で、1月28日配信の「【人狼鬼ごっこ青春編】制服で校舎内を激走!」より始まった“青春企画”の完結編だ。
6人は制服を着て、「よみうりランド遊園地」でロケを敢行。ほとんど10代前半からJr.の活動を始めていた7 MEN 侍が“やりたいこと”を叶えるべく、学生時代に戻って遊園地を満喫している。
まずはメリーゴーランドに乗ると、今野大輝は「あっ、彼女目線!」(1分50秒頃~)とカメラを凝視。よほど楽しんでいるのか、その傍らで矢花黎は「はしゃぎすぎて肩痛い」とボソリ(その後、矢花の彼女目線シーンもあり)。
以降はイルミネーションをバックに記念撮影し、クレープを食べることに。仕事の関係もあるのか、学校が終わった後に友人と遊ぶ時間も少なかったようで、佐々木大光が「制服でクレープ食ったことない」と明かすと、周囲も「ないかも」(本高克樹)「ない!」(中村嶺亜)と反応していた。
ジャニーズJr.として芸能界で貴重な経験も積んでいる分、プライベートでは世間一般の学生が体験しているようなことを、なかなか味わえてなかったのだろう。見ているこちらもセンチメンタルな気持ちになってしまった一方で、クレープ屋の店員さんにきちんとお礼の言葉をかけるなど、メンバーの礼儀正しさにほっこりさせられる場面もあった。
また、食事中には「いいね、青春って」(矢花)「心まで若返ったというか」(菅田琳寧)としみじみ。矢花が「自分だったら普段やらないけど、そういうのでよく見るなっていうのは放課後に“プリ(クラ)撮る”みたいな……」と口走ると、中村が「ジャニーズに早くから入っている俺らはプリ機なんか入ったことないからさ、やってみようよ!」と提案した。
こうして、プリクラ撮影に挑み、“大人でも青春はできる”ことを証明した7 MEN 侍。特別、グループのファンではないジャニーズ好きの人たちも、今動画を見れば感慨深いものがこみ上げてくるだろう。再生回数は13万台(11日時点)とあまり伸びていないが、幅広い世代にオススメしたい1本だと感じた。
3月3日に更新されたのは「Travis Japan【初出し連発!!】松倉海斗と思い出…全部語っちゃいなよ!」(再生回数は11日時点で26万台)。昨年4月15日公開の「【祝!中村海人】24年分の思い出を語り尽くす!」でも行った「ぴったり合って当然! 思い出リンク」の第2弾で、今回は松倉海斗とメンバーそれぞれの思い出が一致しているのかどうかを確かめる企画となっている。
最初のお題は「松倉と初めて交わした会話は?(シチュエーション込み)」で、「マジで自信ある」(中村)「ピタリ賞いけるぐらいあるわ」(七五三掛龍也)といった声がチラホラ。同期の宮近海斗は「なんか急に自分が悪口を言った(バックステージ)」と解答し、「ホント小柄だったから。その松倉を見つけて、俺がたぶん『お前、ちっちゃくね』みたいな……らしい。俺はあんまり記憶ないけど、IMPACTorsの基(俊介)いるじゃん。基も初対面で俺に悪口言われたって。面と向かって」と付け加えた。
これがほぼ当たりで、松倉は「『お前、髪の毛長くね?』ってキレられた」と記入。宮近は「俺はあんまり記憶なくて。言われたほうって覚えてるじゃん。ホント皆さん気をつけた方がいいですよ」と視聴者に呼びかけていたのだった。一方、吉澤閑也は松倉が2017年にグループに加入するまで、あまり会話をしていなかったそうで、記憶違いなどによってマイナス1000ポイントに。
そんな中、“松松”として親しまれている松倉の相方的存在・松田元太の予想に注目が集まったところ、「楽屋にて。『助けてくれてありがとう』的なセリフを言われて。『いやいや、そんなことないよ』みたいな会話」「楽屋に大勢Jr.がいて。クラのスマホ(スマートフォン)をいろんなJr.の子が触ってて。それを『ちょっとやめたほうがいいんじゃないの?』って言ったら、そこにたまたまクラが帰ってきて、『止めてくれてありがとう』みたいな。言ってくれて」と回顧。
11年頃、Hey!Say!JUMPのバックダンサーを務めていた時代のエピソードだというが、メンバーも「いい話」(川島如恵留)「めっちゃいいヤツじゃん」(吉澤)と松田の対応に感激していた。
そしてなんと松倉も同じ出来事を挙げており、松田は見事に大正解。なお、松倉は松田よりもジャニーズ入所が早く、2歳年上でもあるため、川島は「たぶん携帯イジってたのってさ、たぶん松倉と仲良い子たちなわけじゃん。っていうことはさ、元太より先輩に対してこれを言えたわけだよね。スゴくない?」と感心。
このまま感動の雰囲気で終わるかと思いきや、松倉は「元太、その頃から先輩と思ってなかったんじゃない。あんまり。だって俺のこと『松倉』って呼んでんだもん。最初から」とオチをつけ、松田自身も手を叩いて大笑い。
松田は最終的に高ポイントを獲得したが、“自分が一番松倉のことを理解している”といったマウントをとるわけでもなく、「素直にうれしいですし。みんな対クラの思い出とか、深い思い出聞けたのはスゴくよかった」とコメント。かつて松倉を守った男気のある行動、謙虚な姿勢といい、松田により一層好感を抱く回でもあった。
3月8日に更新されたのは「Aぇ! group【初の淡路島ドライブ後編】まさかの佐野がハンドル握ったよ!!」。兵庫県・淡路島横断ドライブ企画の後編で、「マイノリティグルメ」の続きからスタート。前週は小島健がおいしいランチをゲットし、メンバーを苦しませていたが、今回はデザートをかけて勝負した。
これは“少数派だけが食べられる”というルールで、第一印象と話し合いを経て選択。残念ながら負けてしまった正門良規は「一品目、二品目、ずっと(第一印象から変えずに)貫いたのに! クソー!」「正直者がバカを見る最悪のパターン」と嘆いていたが、淡路島の名物・玉ねぎにかけたギャグを披露し、泣きの3回戦に突入。昼食がお預けとなってしまうのか、それとも無事におなかを満たせたのかは、今動画で確認してほしい。
そして、車に戻ると、佐野晶哉が初の運転姿を大公開。以前のドライブ中も数々の名ゲームを生み出してきた小島が「口笛でなんて言ってるか当てるゲーム」を考案し、佐野らが頭をフル回転させる一幕も。ちなみに、その小島は「眉毛も髪色も髪形も全部、今日ピカイチ。史上最高の正門です、これ小島の中で。ガチ」と正門のビジュアルの良さをベタ褒めしていた。
なお、同日に「Aぇ旅 in 淡路島!!第3弾 - 望遠鏡の先には…!?」「Aぇ旅 in 淡路島!!第4弾 - 強風突破」の2本も配信されており、再生回数は本編が27万台、ショート動画は7万台、9万台を記録している(11日時点)。
3月6日の動画は「HiHi Jets【100均ゲームはカオス】MC作間の苦悩…!?」。動画の冒頭、いきなり「今回は…ゲームMC・作間龍斗の苦悩と葛藤をご覧ください」とのテロップでスタート。作間のみが撮影を振り返る場面から始まり、「しっちゃかめっちゃかになるっていうのは想像できた」「ほかのメンバーはコントロールできない」と吐露した。この日、作間は進行役だったが、自由奔放な4人をまとめきれなかったと反省しているようだ。
くつろげるスペースにてゲームを行う企画だったが、高橋優斗は「正直眠くなっちゃう」とこぼし、猪狩蒼弥&井上瑞稀も寝転ぶなど、のっけからリラックスモード。メインテーマは「100円均一のゲームで遊んでみた」というものだったが、収集がつかなくなったのか、作間による“別撮り”のルール説明が差し込まれていた。
なお、動画の概要欄には「本来シンプルに楽しく遊ぶはずだったんです。しかし、ルール説明の段階で早くも挫折?しかけました。けして、皆やる気がないわけではなく、メンバーが揃うとどうしても休み時間化してしまうんですよね。。。しょうがないといえば、しょうがないのですが…」と作間らしき人物のボヤキも掲載されている。
また、ゲーム中は井上のアイデアで「駅名・地名限定」にアレンジし、独自ルールで楽しむ5人。ただ単に彼らが気ままに遊ぶ様子を垂れ流すのではなく、作間の解説パートを挟むなど、構成や編集に工夫が施されていた。
ファンの間では「楽しみながら新しいルールを作っていけるHiHi Jets、みんな頭が柔らかくてスゴい」「ちょっとグダグダしてるからってことで作ちゃんのインタビュー形式にしたのが賢すぎる」「カオスな現場の様子だけじゃなく、作間くんの独白シーンも設けてくれてありがとうございます」「今回の動画はいつもとテイストが違って好き」「作間くんが振り返って反省していくスタイルが新鮮。5人それぞれの良さが伝わってきた」と好意的な感想が多く上がっている。再生回数は11日時点で15万台。
少年忍者の動画はプロモーションの「【罰なのか神回なのか】ノニジュース1年間禁止!?」(3月7日)と、通常回の「【リコーダーに挑戦】覚醒する中学生ジャニーズ」(9日)の2本が配信されている。
1本目はヴァサイェガ渉、川崎皇輝、黒田光輝、檜山光成、深田竜生、元木湧が登場し、全薬工業株式会社のスキンケア商品「アルージェ モイスチャー ミストローションⅡ」とコラボレーション。「俺たちもuruoiで違いのわかる男に!?」と題し、リアクションだけで6段階の違いを見極める企画を行っている。
コットンのうるおい、カフェラテの甘さ、電流パッドの強さを体験した後、最後は“ノニジュースの濃度”にチャレンジ。ノニジュースは少年忍者の天敵とも言える存在で、特に苦手な元木は「もういいじゃん、そんなの……。同じだよ」「1%でも入ったら100%なんです、ノニジュースは!」と明らかにテンションが下がっていた。
それぞれ順番に色の濃さや味をレポートし、この情報をもとに10%、30%、50%、70%、80%、100%と6段階に振り分けていく。そんな中、スタッフが「正解したら1年間ノニなしになります」「間違えたら毎回ノニ出します」とカンペを出し、運命の結果発表へ。今後の撮影に関わるかなり重要なラストとなっているため、ぜひ今動画をチェックしてほしい。
2本目の収録には深田、元木、小田将聖、田村海琉、鈴木悠仁、瀧陽次朗が参加。少年忍者のオリジナル曲「太陽の笑顔」をリコーダーで吹けるかどうかに挑戦している。6人でパートを分担して練習を始めたものの、一同は久しぶりのリコーダーに大苦戦。時間も限られている中、果たして彼らの演奏は成功したのか……? 再生回数は1本目が9万台、2本目は6万台と1ケタにとどまっている(11日時点)。