昨年、離婚することを発表したキム・カーダシアンとカニエ・ウエスト(ye)について、現在の生活の様子が違いすぎると話題になっている。
昨年10月に『サタデー・ナイト・ライブ』のゲスト司会を務めたキム。これをきっかけに、同番組レギュラーの人気コメディアン、ピート・デヴィッドソンと急接近し、13歳年下の色男とまさかの真剣交際へと進展。幸せそうな姿をパパラッチされることも多く、交際関係は広く知られていたが、3月12日、キムが自身のインスタグラムにピートとのツーショットを初投稿し、関係を「公式」なものにしたと大きな話題になった。
そんなキムが、現地時間16日に放送された『エレンの部屋』に出演。司会者のエレン・デジェネレスに、ピートとの関係を公にしたことを「おめでとう」と祝福されると、こぼれんばかりの笑顔で「すごくキュート(なカップル)に撮れたから興奮しちゃったの。でも、『ダメダメ、必死になっちゃ! たくさん投稿しちゃダメ! チラ見せくらいがいいのよ!』ってこらえたの」と告白。インスタ上で恋人をどう扱えばよいのか、まだ慣れていないから……と、うれしそうに語った。
そして、「40代だけど、私は自分の幸せを見つけるために頑張ることにしたの」「そしたら見つけられたの。最高の気分よ。永遠にこの幸せをつかんでいたい」と、人生において幸せであることが一番大切なのだと熱弁。
また、タトゥー好きで「その時、自分の身に起きていることをタトゥーに彫る」というピートは、すでにキムにちなんだタトゥーを3つ彫っているとのこと。「私の一番のお気に入りは、鎖骨のところに彫ってくれた『俺の彼女は弁護士』なの」と、弁護士を目指しているキムのことだとのろけた。
キムはインスタだけでなく、Huluで配信されるリアリティ番組でもピートとの関係についてオープンにしていくと予告。インスタのストーリーには、4人の子どもたちが楽しそうに歌う音声を載せるなど、母として、女として、充実したプライベートを送っている様子が伝わってくる。
一方のカニエは、キムと復縁できないのはピートのせいだと目の敵にし、1月にリリースした新曲「Eazy」で、「ケツを叩きのめしてやる」と宣戦布告。ピートのことを蔑称「Skete」と呼び、「俺の昔のオンナとヤリまくるクソガリ白人野郎」と、インスタでののしり続けている。ピートが2月にインスタのアカウントを開設したときには速攻でフォローし、「もはやストーカー」だと世間をあぜんとさせた。
2月23日にリリースした新作アルバム『Donda 2』は、キムとの離婚、子どもの親権をめぐるつらい気持ちが詰まった内容で、世間から多少の同情を集めたが、3月にリリースした「Eazy」のMVはピートを生き埋めにするという内容で批判が殺到。
こうしたカニエの言動に対し、ピートが「キムや家族を傷つけるな」「メンタルヘルスクリニックの助けを求めるべき」だと提言していたことが、先週末明らかに。カニエが双極性障害を抱えることから、メンタル面を気にかけていると話題になった。
南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアは自身の番組で、「カニエのキムに対するハラスメントを見ていると不安になる」「メンタルヘルスの問題があると公言しているカニエだが、だからといって、こんなことをしてはいけない」と発言。
するとカニエは、トレバーの写真に黒人霊歌「kumbaya」の歌詞を添えてインスタに投稿。「kumbaya」は、アフリカ系アメリカ人なまりの英語で「Come by here」という意味であるため、南アフリカ出身のトレバーをバカにしたと米ニュースサイト「TMZ」が大々的に報じた。
この直後の3月16日、インスタグラムを運営するMeta社が、「ヘイトスピーチ、ハラスメント、嫌がらせを禁止するポリシーに違反した」としてカニエのアカウントを24時間凍結すると発表。投稿、コメントを書き込むこと、DMを送信する機能も24時間使用禁止にするとし、さらなる違反が確認された場合は追加措置も検討すると宣言した。
「kumbaya」の投稿が削除されているため、キムやピートに対するハラスメントもそうだが、トレバーに対する差別用語が最も問題視されたのではないかとみられている。
インスタのアカウントが凍結されてしまったカニエに、さすがのファンも「不幸度が上昇しまくりで、見ていてつらい」と嘆いている。
キムはカニエが2020年の大統領選に突然出馬し、Twitterで奇行を繰り広げていた時も、メンタルヘルスは一筋縄ではいかない問題だから、として彼を悪く言うことはなかった。しかし、現在はカニエの「子どもに会わせてもらえない」というインスタの投稿に、「あなた、今朝子どもたちに会ったばっかりじゃない」とコメントするなど、反論を開始。
幸福度の差がつけばつくほど、2人の溝は深まり、共同で子育てしていくのも難しくなるのではないかと懸念する声も上がっている。