NEWS・加藤シゲアキがパーソナリティを務めるラジオ番組『SORASHIGE BOOK』(Fm yokohama)。同番組に、加藤の活動に関連してファンから“クレーム”のようなお便りが数多寄せられたそうで、3月20日放送回で「腹立った」などと不満を漏らす一幕があった。
アイドル業の傍ら、小説家としても活躍している加藤。昨年5~6月には、加藤の短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA)の一編「染色」を舞台化した『染、色』が上演され、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ!groupの正門良規が主人公を演じた。そんな同作は「第66回岸田國士戯曲賞」(白水社主催)の最終候補に選ばれ、2月22日午後5時から3月1日午後5時まで、作品がウェブ上で無料公開されていた。
「これに先駆け、2月21日にNEWSのファンクラブ会員のもとに『加藤シゲアキよりメッセージ』というタイトルのメールが届いたとか。加藤に関する個人的な発表がある旨を示唆するものでしたが、ファンは結婚やグループ脱退など、あらゆる可能性を想像したようで、ネット上は騒然。NEWSといえば、2003年の結成当時は9人組でしたが、後にメンバーが続々と脱退し、現在は3人体制で活動しています。これまで紆余曲折あったグループだけに、突然の発表を匂わすメールにファンも驚いたのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
しかしふた蓋を開けてみれば、一般公開より前に『染、色』の戯曲をファンクラブ会員に公開するといった内容だったため、ネット上では「不安で心臓が爆発しそうだったけど、いいお知らせでよかった」「悪いお知らせじゃなくて安心」などと、安堵の声が漏れることに。
そんなファンの反応を、加藤はリスナーからのお便りで知ったという。3月20日放送の『SORASHIGE BOOK』内では、『染、色』の無料公開は「急きょ、前日、前々日ぐらいに決まって」「ちょっと撮影で地方にいたんですけど。そこでいろいろバーっと、ホテルでコメント書いてっていう感じで」と経緯を説明。
さらに、ファンに向けて「把握できてなかったんですけど」としつつ、送付されたメールについて、リスナーから「みんなヒヤヒヤしたんですけど」「まさかそんなことだと思わなかったので、ホッとしました」といった感想が「数えきれないほど」届いたと明かした。その上で加藤は、
「皆さんがたぶん、おそらくドキドキするであろうお知らせはさ、案外本人にとってはさ、うれしいお知らせだったりするわけじゃない? だからそれスゴい、クレームみたいに来てたからさ。ちょっと、ちょっとこう……腹立ったっていうかさ(笑)。それだってお知らせなんだから、“お知らせ”でいいじゃん? みたいな気持ちになったの」
と本音を吐露。「ファンの人の気持ちを考えたら(怖がるのも)わかる」と理解を示しながら、「皆さんにそんなところで驚かせたいとはまったく思ってません」と、メールのタイトルは意図的ではないことを主張した。
しかし、こういったメッセージが「あまりにも来てて」とこぼした加藤は、
「じゃあなんですか? と(笑)。もしそういうね、ちょっと皆さんが少しガッカリするようなお知らせの時は、『加藤本人にとってはうれしいお知らせかもしれませんが、もしかしたら皆さんはちょっとショックを受けるかもしれません』とか、タイトルに入れたろかな!? みたいな(笑)。もう今回に関しては『“加藤から皆さんに実はちょっとこんなことを企みまして”なメールです』とか。なんかもう、タイトル大喜利を考えてしまいまして」
と、反論しながら冗談交じりにトーク。ファンの指摘に思うところがあった様子の加藤だが、最終的に「まあまあ、そういうふうにさ、思わせてきたさ、我々がいけないけどね。お知らせ=ちょっとショックなお知らせなんじゃないか、みたいなね。それは申し訳ないよ」とお詫びしたのだった。
一連のコメントを受け、ネット上には「シゲが謝ることではないよ。今はうれしいお知らせいっぱいくれるから、何も心配してない」「シゲちゃんにタイトル大喜利をさせて申し訳ない……。笑いながら『腹立った』って気持ちを教えてくれてありがとう」「加藤先生、キレてるね(笑)。確かにドキドキはしたけど、あんまり気にしないでほしい」などと、加藤をフォローするような声が上がっていた。
また、「なんで本人にそういうクレーム出すのかな……やめてほしい」「メールのタイトルにビビったのは確かだけど、シゲのラジオにクレーム入れるのはやめよう!」「ファンが騒ぐだけならいいと思うけど、本人に送るかどうかは1回冷静に考えて」「そういうお便りを受け取った加藤さんがどう思うかを想像してほしかった」といった呼びかけや疑問の声もみられた。
「なお、同じくメンバーの脱退などを経験しているKAT-TUNは、お知らせメールが“改善”されたようです。今年1月末にファンクラブサイト会員宛に届いたメールや、ファンクラブサイトでは『KAT-TUNからの嬉しいお知らせ』と表記されており、ファンが不安にならないように配慮したと思われます。SNS上でこの情報が拡散されると、KAT-TUNファン以外からも『「嬉しいお知らせ」は各所で採用してほしい』『公式から「嬉しいお知らせ」って言ってもらえるなんて、優しい!』などと話題になっていました」(同)
今回の加藤からの発信を受けて、今後はNEWSも“KAT-TUNスタイル”を取り入れるのかもしれない。