俳優・綾野剛が7月期のTBS系日曜劇場『オールドルーキー』で主演を務めることが発表された。TBSでは『コウノドリ』シリーズ(2015、17年10月期放送)や『MIU404』(20年6月期)など人気作でメインをはってきた綾野だが、「日曜劇場」枠での主演は今回が初めて。一方で綾野といえば、このところ暴露系YouTuberの告発で注目を集めており、ネット上に心配の声も出ているが、「関係者の反応はさまざま」(スポーツ紙記者)のようだ。
『オールドルーキー』は、現役を引退したサッカー元日本代表・新町亮太郎(綾野)が、スポーツマネジメント会社「ビクトリー」のエージェントとして現役アスリートたちと向き合い、奮闘するヒューマンドラマ。脚本はNHK連続テレビ小説『まんぷく』(18年度後期)などを手がけた福田靖氏、演出は『テセウスの船』(20年1月期)や『ドラゴン桜』第2シリーズ(21年7月期)といった「日曜劇場」枠の作品も担当してきた石井康晴氏が名を連ねている。なお、ドラマの情報解禁にあたり、綾野は「敬愛するスポーツに関わる作品に参加できることが素直にうれしかった」などとコメントを発表した。
「そんな綾野をめぐっては、元アパレル会社社長・東谷義和氏によるYouTubeチャンネル『東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】』で、酒癖の悪さや人妻との不倫、当時未成年だった女性アイドルグループメンバーとホテルで過ごした過去を暴露されています。それだけに、ネット上では『綾野のいろんな疑惑がクリアになっていない以上、主演に起用すべきではない』『このタイミングで綾野の主演ドラマとか、TBSは勇気あるな』『ガーシーがさらなる爆弾を投下してきそう』といった指摘が続出中。それでもTBSは現状、予定通り制作・放送にこぎつけようとしているようです」(同)
一方、当然ながら“出演者候補”を抱える芸能事務所にとっては複雑な状況のようだ。
「『オールドルーキー』の共演者には、近年、映画やドラマに引っ張りだこの人気女優・芳根京子らの名前が挙がっているそうですが、各事務所関係者は、東谷氏が今後も綾野について何かとんでもない暴露を展開するのではないかと懸念しています。ドラマ放送中に、綾野の活動継続が難しくなるレベルの爆弾を落とされでもしたら、目も当てられませんからね」(週刊誌記者)
そのような懸念の声は、TBSにも届いているはずだが……。
「局内部には『これ以上大きな暴露話は出てこないだろう』と楽観視する雰囲気が漂っているそうで、『むしろ、東谷氏がドラマの話題作りに貢献してくれるのでは?』といった声すら出ているとか。その期待通り、綾野に関する暴露が小さいネタならそれでいいかもしれませんが、大きなスキャンダルが発覚した場合、ドラマの放送にも影響が出ます。さらに、共演者に“飛び火”する恐れもありますから、各事務所が慎重になるのは無理もないでしょう」(同)
主演が炎上している中で発表された、前代未聞のドラマ『オールドルーキー』。東谷氏は今後どんな燃料を投下し、それが綾野と作品に影響を及ぼしてしまうのか、注目が集まる。