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『ミステリと言う勿れ』、あの女優に「鳥肌立った」の声! ラストシーンは「消化不良」「原作を尊重」と賛否

 菅田将暉が主演を務める“月9”枠のミステリードラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)が、3月28日に最終回を迎えた。この回の世帯平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、“全話2ケタ”という好成績を残す中、ネット上ではラストの唐突な終わり方が「消化不良」「中途半端」などと物議を醸しているようだ。

※以下、ネタバレを含みます。

 同ドラマは時系列が前後する演出があり、第11話と最終回(第12話)で描かれた「episode2.5」は、第2・3話で描かれた「episode2」の続きにあたる。

 最終回では、大阪で開催された美術展を見終えた大学生の久能整(菅田将暉)が東京に戻る際、新幹線でもうすぐ結婚を控える美樹谷紘子(関めぐみ)と隣の席に。紘子が持っていた手紙の暗号を整が読み解いたことで、紘子の家族の真実が浮き彫りになっていくストーリーだった。

「過去の難事件に比べると、“絵手紙の解読”という軽めの謎解きであったため、ネット上では『なぜこの話を最終回に持ってきたのか』『ここに新幹線のエピソードをねじ込むのは不自然』などと、不思議がる声もあるようです。一方で、紘子の養母・美樹谷サキ役を演じた高畑淳子の演技に圧倒される人が続出。『高畑淳子さんの演技にゾクッとした』『久々に見た高畑淳子の演技に鳥肌が立ちました』と称賛する声が相次いでいて、改めて高畑の演技力が評価されています」(芸能ライター)

 また、この回では「episode2」に登場した犬堂我路(永山瑛太)が、妹・犬堂愛珠(白石麻衣)の死の真相を探る様子も描かれた。我路が愛珠と関りがあった寄木細工ミュージアムの学芸員・辻浩増(北村匠海)のもとを訪れると、辻が猫田十朱(松本若菜)を殺害しようとしている場面に遭遇。結果的に猫田を助ける形になり、さらに辻の証言から、愛珠と親しくしていた寄木細工作家・月岡桂(森岡龍)に行きつく……という展開だった。

「辻と愛珠がともに“カウンセラーからもらった”という、それぞれ異なる星座のマークが刻まれた指輪を持っていたことに気づいた我路は、辻の指輪を整に送付。さらにラストシーンでは、整の前に突然現れた我路が、愛珠の指輪を見せつつ『整くん、君の協力が必要なんだ。一緒に行こう』と投げかけ、整が『どこへ……?』とあっけにとられた表情を浮かべると、ドラマはここで終了となりました」(同)

 カウンセラーの正体や、指輪の意味など、最終回とは思えないほど大きな謎をいくつも残したまま終わったため、ネット上では「本当に最終回? 尻切れとんぼのようなラスト……」「終わり方が唐突すぎて、すっきりしない。録画の時間設定を間違えたかと思った」「モヤモヤする。きれいに終わらせてほしかった」などと、驚きや不満の声が相次いでいる。

 その一方で、原作ではここまでしか描かれておらず、今も「月刊フラワーズ」(小学館)で連載が続いていることから、「原作に合わせてるのなら、仕方ない」と理解を示す声や、「フジテレビが勝手に先のストーリーを作り上げなくてよかった」「ほかの部分はドラマ版で改悪した部分も多かったけど、ラストは原作を尊重してて安心した」「ドラマだけすっきり解決して終わられても嘘っぽいし、これでいいと思う」と安堵する原作ファンも少なくないようだ。

「3月10日付のニュースサイト『日刊ゲンダイDIGITAL』は、フジが同作の第2シーズンの制作を決定したと報道。加えて、映画化の話も持ち上がっていると伝えていました。報道の真偽は不明ながら、今回の終わり方を『続編ありきのラスト』と受け取った視聴者も多いようです」(同)

 原作との違いに批判が飛び交うことも多かった『ミステリと言う勿れ』だが、ネット上では同時に「なんだかんだ言って、大好きなドラマだった」「原作も好きだけど、ドラマ版も別物として楽しめた」「シーズン2も放送してほしい」と好意的な声も目立つ。29日現在、続編や映画化の発表はないが、この先のストーリーは放送されるのだろうか。

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