3月26日放送のバラエティ特番『オールスター感謝祭’22春』(TBS系)に出演したSnow Man・向井康二の発言が、ジャニーズファンの間で物議を醸している。大先輩の嵐・二宮和也に対するコメントや、CDのミリオンセラー(100万枚)という記録に関する発言をめぐり、ネット上には「何様のつもり?」「先輩に失礼」といった怒りの声があふれてしまった。
最初の“失言”があったのは、俳優陣対抗の「重圧アーチェリー」コーナー。二宮は4月期の同局主演ドラマ『マイファミリー』を背負ってアーチェリーに挑戦し、ドラマ共演者の賀来賢人が「(二宮は)スーパースターなんで、バチっと決めてくれると思います」とエールを送っていた。
そんな中、ジャニーズ事務所の後輩である向井は、「二宮くんはこういう時、たぶんですけど、外しそうな気がします。でも今日は僕たちがいるんで、決めてほしいです!」とコメント。続けて、なにわ男子・大橋和也が「(二宮は)手先が器用なので1,000点、ダブルで入れてくれると思います」と期待を込めると、向井も「応援してます!」を声をかけた。アーチェリーの結果、二宮は300ポイントをゲットし、最も高い1,000ポイントには届かなかった。
その後、卓球男子元日本代表で、五輪メダリスト・水谷隼の「神技サーブをうち返せるか」という企画に、向井となにわ男子・藤原丈一郎が挑戦。後輩についてコメントを求められたKAT-TUN・上田竜也が「期待したいんですけど、立ち居振る舞いがちょっと“噛ませ犬感”が強い」と返すと、スタジオは笑いに包まれていた。
「番組MCの今田耕司が2人を励ますと、向井は『俺だってミリオンとってるんですから!』と豪語。向井は関西出身とあって、今田が『押しが強いです、関西は!』と返したところ、水谷も『世界とってますから、いけます!』と応戦しました。Snow Manは2020年1月のデビュー以降、『D.D./Imitation Rain』『KISSIN'MY LIPS/Stories』『Grandeur』と、たしかに3作連続でミリオンを達成している人気グループ。とはいえ、スポーツの対決で“ミリオンアピール”は、やや唐突な印象でした」(ジャニーズに詳しい記者)
これら向井の発言に対し、ネット上では「二宮に『外しそうな気がする』って何? 冗談でも面白くない」「向井くん、ニノに対する言葉もミリオン発言もスベってる……」「向井って本当に出しゃばりだね」「向井は失言率が高すぎ。ボケてるつもりかもしれないけど、面白くない」「現場が盛り上がっていたら番組的にはアリだけど、向井くんの発言は笑いが起こってないから問題」などと、大ブーイングが巻き起こってしまった。
向井にバッシングが寄せられていることを把握したのか、『オールスター感謝祭』放送翌日の27日、二宮が騒ぎに言及。二宮が中心となって運営しているYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で、向井からの“伝言”を伝えたのだ。
「『ジャにのちゃんねる』にアップした動画『#112【史上初】聖地巡礼を本人がやってみた』の概要欄に、『アーチェリーの時に僕が余計な事を言ってしまい、失礼しました。と大吾経由で向井から伝言をもらいました』との文章が書かれています。大吾とは、向井と同じなにわ男子のメンバーで、二宮ともCMなどで共演している西畑大吾のことでしょう」(同)
概要欄には二宮の言葉として「気になったので色々見てみたらそういう声があったみたいですね。でも、それは俺の返しが上手いこと行かなかったからそういう空気になったまでで、向井は何か展開を作らなきゃと頑張った証ですから…というか、俺は何とも思ってないので、もうやんや言うのはなし」「まぁ、簡単に言うと笑いに出来なかった俺の腕不足。ダメだと思ったらシンプルに怒るのでご安心を」と、向井を擁護するような文章がつづられている。
「向井本人も同日夜に公式携帯サイト・Johnny's webのグループ連載『すの日常』を更新。前日のテレビを見てくれたファンに感謝しつつ、『久しぶりに緊張してもーたな。反省しなあかんこともあったなぁ』『反省点もあって、改めて身を引き締めた』などとつづっていました。番組名こそ出していませんが、おそらく『オールスター感謝祭』での自身の言動について振り返っているのでしょう」(同)
二宮のフォローにより向井への非難の声は収まりつつあるが、別の一件でもほかのグループのファンを不快な気持ちにさせたばかりのようだ。
きっかけは、Snow Man主演の『映画「おそ松さん」』に合わせて、3月12日付の「スポーツ報知」に掲載された向井のロングインタビュー。ここでの元V6・岡田准一に関する発言が非難を集めている。
昨年11月1日のライブをもって解散したV6。その姿を映した岡田の写真展『Guys 俺たち』が、今年4月8日~21日に開催されるが、記者がこの話題を振ると、向井は「うわー」と大声を上げ、「椅子からのけぞった」とのこと。向井も「AERA」(朝日新聞出版)でカメラに関する連載を持つなど写真好きなため、「うわさでは聞いていたんですけどね、やられたー。あー、悔しい。出遅れたな。実は、僕もやりたかったんですよ。悔しい」「絶対行こ」と答えている。
さらに、記事内には「岡田同様、向井だからこそ切り取れるSnow Manの瞬間があるに違いない。そんな写真展が楽しみだと伝えると、予想外の返事が来た。『Snow Manはあまり使いたくないんですよ。メンバーを撮ったら絶対に人が集まるじゃないですか。そうじゃなくて、僕がタイに行った時の写真とか風景とかね。6畳くらいの部屋でひっそりやってみたいですね』」といった一文も掲載されていた。
「向井のインタビューを見た一部のV6ファンは、『「やられた。悔しい」って、本当に失礼すぎる。不愉快』『向井さん、本気で言ってるんだとしたらマジで引く。金輪際、V6に関わらないでほしい』『岡田くんの思いとか、写真展でまた6人とつながれるというファンの気持ちを考えて発言してほしかった』などとガッカリしています。向井といえば、4月スタートの元V6・井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 Season5』(テレビ朝日系)に新レギュラーとして加入するのですが、中には『向井が出るなら「特捜9」は見れないかも』『「特捜9」楽しみだったのに、このインタビューで無理になった』などと嘆く人もいました」(同)
少なくとも、『オールスター感謝祭』については反省の色が見える向井。今後は先輩や、そのファンへの配慮をより一層心がけて発言するべきなのかもしれない。