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  • 木. 9月 19th, 2024

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酷評続出の阿部寛『DCU』が14.4%トップ、ワーストは黒木花『ゴシップ』! 松本潤『となりのチカラ』は賛否【1月期ドラマ視聴率ランク】

 2022年1月期の連続ドラマ(民放5局、午後8~10時台)が続々と最終回を迎えた。視聴率ランキングのトップに立ったのは、全話世帯平均14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した阿部寛主演の日曜劇場『DCU ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)だった。

※以下、ネタバレを含みます。

 水中での捜査に特化した海上保安庁の組織・DCUの活躍を描く同作。中でも、横浜流星演じる瀬能陽生と中村アン演じる成合隆子の“恋愛フラグ”が立ち始めた矢先の第3話で、メインキャラである成合が殉職してしまう展開が視聴者を驚かせた。

 初回は同作最高の16.8%で好発進し、最終回も15.1%の高視聴率を記録。全話2ケタという好成績を収めたものの、ネット上では「期待していた“潜水シーン”が少なすぎる」「脚本が『日曜劇場』とは思えないほど雑」「脚本が驚くほどつまらない。阿部寛の無駄遣いでは」などと酷評が相次いだ。それでも15%超えを叩き出せるのは、「日曜劇場」というブランド枠の強みか……。

菅田将暉『ミステリと言う勿れ』全話平均11.8%、伊藤沙莉の“片思い”めぐり大荒れ

 視聴率ベスト2は、菅田将暉演じる大学生・久能整(くのう・ととのう)が淡々と私見を述べることで、事件の真相や関係する人物の謎を解き明かしていく月9『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)。同局の発表によると、民放公式テレビポータル「TVer」では、第1話から第8話までの再生回数が合計2,389万回をカウントし、歴代民放ドラマの「TVerにおける1クール内の見逃し配信再生数の最高記録」を樹立したという。

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が自身のYouTubeにて「めちゃくちゃ面白い」「ドラマの映像とか、照明とか、セットも含めて、むちゃくちゃいいなあと思って」と同ドラマのファンを公言するなど、熱心な視聴者が多い印象もある同作。その一方で、田村由美氏による原作との相違点が、たびたびネット上で物議を醸していた。

 特に、伊藤沙莉演じる新人刑事・風呂光聖子に関して、ドラマ版でヒロインのように扱われている点や、久能への恋心を匂わす場面が頻出したことで、多くの原作ファンが拒否反応を示すことに。最終回では大きな謎を残したまま終了しただけに、続編が制作される可能性もありそうだが、ネット上では「金輪際、原作を改悪するのはやめてほしい」「無理やりオリジナル要素を入れるなら、もうこのタイトルは使わないで」と不快感をあらわにする人も少なくない。

 ベスト3は、嵐・松本潤演じる中越チカラが、持ち前の“おせっかい精神”で同じマンションの住人たちの悩みを解決していくホームドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)。テレ朝ドラマ初主演の松本と、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)などのヒット作を手掛けてきた脚本家・遊川和彦氏のタッグとあり、放送前から注目度は高かった。

 しかし、初回こそ11.5%となかなかの滑り出しだったが、第3話以降は8%台を連発。そこから大きく数字を落とすことはなく、最終回は9.5%となったが、松本、上戸彩、風吹ジュン、松嶋菜々子ら錚々たるキャストが集結した意欲作にしては、寂しい結果ともいえそうだ。

 ネット上では、「派手な事件は起こらないけど、心が温まる展開にほっこりする。こういうホームドラマは貴重」「毎回、登場人物の背景が面白い」「一生懸命な主人公を応援したくなっちゃう」などと評価する声が上がる一方で、「主人公がウザすぎて、途中で見るのやめた」「遊川作品は好きだけど、今回のはつまらない」と否定的な声もあり、今期、もっとも視聴者の好みが分かれた作品といえるかもしれない。

 なお、同枠では4月14日から木村拓哉主演の『未来への10カウント』がスタートする。こちらは好成績が予想されているだけに、『となりのチカラ』は数字を比較されてしまうだろうか。

 残念ながらワースト1となったのは、黒木華演じる主人公が、ネットニュースサイトの編集部で奮闘するお仕事ドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系)。自己最高は第6話の6.8%、最低は第7話の4.3%で、全話平均は同枠前クールの江口のりこ主演『SUPER RICH』を0.9ポイント下回る6.0%だった。

 低迷続きの「木曜劇場」枠で放送された上、黒木、溝端淳平、野村周平、生瀬勝久と、プライム帯にしてはキャストに派手さがなく、端から厳しい状況だったともいえる。そんな中、ネット上では、同作放送後に「真実を伝えることは良いことなのか、悪いことなのか」など、“報道”に関するテーマで熱い議論を交わす視聴者が相次いだほか、「とても興味深くて、面白いドラマでした。続編が見たい!」「今期、一番の秀作だった。キャストも実力者ぞろいで、見ていて心地良かったです」など、数多くの賛辞が寄せられている。

寺島進『駐在刑事 Season3』全話平均は7.0%、新キャラに「演技が苦手」の声も?

 ワースト2は、寺島進主演の推理ドラマ『駐在刑事 Season3』(テレビ東京系)。最終回は8.9%と健闘したが、全話平均では『Season2』の7.4%を0.4ポイント下回ってしまった。

 ネット上では、「やっぱり寺島進の演技はいいな~。いつも全7話で終わっちゃうけど、もっと長くやってほしい」「このシリーズ、ほんと好き。続編も早く見たい」と根強いファンからのラブコールが多く見られるが、今シーズンから加入した刑事役の女優・藤井美菜に対しては「演技が大げさで、正直キツい」「新しい女性刑事の演技が苦手で、途中で見るのをやめてしまった」と辛らつな声も上がっていた。

 また、同ドラマ放送中の1月14日、原作者である小説家・笹本稜平氏が、昨年11月に急性心筋梗塞のため亡くなっていたことが公表された。

 ワースト3は、村田椰融による同名コミックを実写化した堤真一主演『妻、小学生になる。』(TBS系)。全話平均は7.1%と、同枠前クールの吉高由里子主演『最愛』の8.7%を1.6ポイント下回ってしまった。

 放送開始前、“死んだ妻が小学生になって現れる”という斬新な設定に対し、「おじさんと小学生が夫婦なんて、実写化したら気持ち悪そう」「ドン引きしそうな設定」と懸念する声も上がっていたが、始まってみるとすんなりと受け入れられた視聴者が多かったよう。最終回の放送後、ネット上では「思い出すだけで涙が出てくる。第1話から見直そうと思います」「小学生役の子の演技力が素晴らしかったし、どの役者もそれぞれの役にぴったりだった」「私の中では歴代No.1ドラマ」などと称賛の声が飛び交っていた。

 今期は『妻、小学生になる。』に限らず、視聴率の面で惨敗したドラマの多くがネット上で称賛され、上位の作品ほど批判が目立ったよう。当然ながら、やはり視聴率が高いからといって「名作」とは言いきれないようだ。

 4月から始まる春ドラマは、木村主演『未来への10カウント』、嵐・二宮和也主演『元彼の遺言状』(フジテレビ系)、井ノ原快彦『特捜9 season5』(テレビ朝日系)、なにわ男子・道枝駿佑『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)など、ジャニーズ俳優の活躍が著しい。それゆえに、視聴率対決にもますます関心が集まりそうだ。

1位『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系、日曜午後9時) 14.4%
2位『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、月曜午後9時) 11.8%
3位『となりのチカラ』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 9.2%
4位『ドクターホワイト』(フジテレビ系、月曜午後10時) 8.9%
5位『ファイトソング』(TBS系、火曜午後10時) 8.0%
6位『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(日本テレビ系、水曜午後10時) 7.7%
7位『逃亡医F』(日本テレビ系、土曜午後10時) 7.4%
8位『妻、小学生になる。』(TBS系、金曜午後10時) 7.1%
9位『駐在刑事 Season3』(テレビ東京系、金曜午後8時) 7.0%
10位『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系、木曜午後10時) 6.0%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。『真犯人フラグ』(日本テレビ系)などクールを跨ぐ作品は除く。

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