覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
保釈された「うれしさ」が伝わる謝罪動画
3月27日、元KAT-TUNの田中聖さんがYouTubeチャンネルで「謝罪」されましたね。
「このたびは、関係者各位、そして普段応援してくださっているファンの皆さまに多大なる心配、そしてご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げています。
さらに、神妙な表情で「たとえどんな理由があろうとも、してはいけないことをしてしまったという事実は決して許されるべきではないと思っております」と語り、「今回、大切な人たちを裏切り、傷つけてしまったのは、家族や音楽やライブハウスやイベントでもなく、あくまでも自分自身の弱さ、甘えだと思っております。きちんと背負って償っていこうと思っています」と誓っていました。
そして、「こういった事件に対して、被害者のいない犯罪だと言う人もいます。僕自身、刑事さんにそう言われました。ですが、家族、ファン、仲間、最も大切な人たちを傷つけて被害者にしてしまった最低な行為だと思っています。申し訳ございませんでした」などなど、神妙な顔つきで話していましたが、動画チャンネルのアイコンは3月末現在でも微妙な表情ですし、坊主頭にでもするのかと思ったらそうでもないですね。
なんか、反省や後悔よりも「保釈されたうれしさ」が伝わってきました。それについては「よかったですね」と言いたいです。
相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」
前にも書いてますが、田中さんは今年の1月30日に名古屋市内のホテルで覚醒剤約0.16グラムを所持していた疑いで、2月24日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されています。
3月17日に覚醒剤取締法違反(所持)、25日に覚醒剤取締法違反(使用、所持)と医薬品医療機器等法違反の疑いで追起訴されています。25日に保釈されて、動画を撮影して配信したのが27日なんですね。また、2017年5月には大麻所持で逮捕されて、証拠不十分で不起訴処分になっています。
ちなみに公判前に保釈になるのは、ぜんぶ罪を認めているからです。瑠美は一切認めないで判決まで保釈されなかった時もありました。よい子はマネしないでください(笑)。
これまた前に書いてますが、大麻所持の件は不起訴で前科はないようなので、今回は執行猶予がつくと思います。覚醒剤所持と使用の初犯やと、相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」でしょうね。
この執行猶予の3年間で、がんばれるかどうかです。田中さんはご家族皆さんと仲がええそうなので、支えていただけるといいですね。
ファンのためにもがんばってほしいですが、クスリ(違法薬物)関係は、刑罰ではなく薬物治療専門の病院で治療を受けるべきという意見もあります。たしかに保釈であれだけ浮かれるようでは、病院のほうがええかもしれませんね。
瑠美も昔は更生プログラムを受けましたが、今はプログラムの内容もずっとレベルアップされているようです。薬物依存は、自分がだらしないからなるのではなく(まあそうゆう面もありますが)、「病気」なんですよ。自分で努力するだけでは、なかなか治らないです。
専門のお医者さんの治療を受けて売人と連絡を絶つことはもちろんですが、インターネットでクスリを買えるような環境からも離れることです。それにはムショみたいな病院で、しばらくガマンしてはどうでしょう?
まあ、あの清原和博さんも、まだまだ自分と戦っていらっしゃいますから、時間はかかっても、今からやるしかないですよね。清原さんはツイッターに「ちょうど1ヶ月ぶりの薬物病院へ行ってきた。先生から『先月はかなり危ない…このまま帰していいか迷った』と言われた。立浪監督へのキャンプ訪問で救われ、なんとか踏ん張った。そして今日はつね(愛犬ちゃんですね)の誕生日!! また明日から一日、一日、大切に生きよう」と書いてました。危ないところやったんですね。
でも、かかりつけの先生はとてもいい方で、つらくてメールすると、すぐに「来て」と言ってくださるそうです。これはありがたいです。
田中さんがそういう先生に出会えて、またアイドルとして復活できるように瑠美もエールを送ります。がんばれー。