タレント・中山秀征と、元宝塚歌劇団星組トップ娘役・白城あやかの長男で俳優の中山翔貴が、4月8日深夜スタートの連続ドラマ『しろめし修行僧』(テレビ東京)で芸能界デビューすることがわかった。いわゆる“二世タレント”の翔貴に、世間はさまざまな印象を抱いているようだ。
「青山学院大学出身の翔貴は、現在23歳。大学3年生の時に『俳優をやりたい』と家族に明かしたといい、父と同じワタナベエンターテインメントに所属して俳優としての第1歩を踏み出します」(芸能ライター)
翔貴の芸能界&俳優デビュー作となる『しろめし修行僧』は、お笑い芸人のハナコ・岡部大が主演を務めるグルメドラマ。寺の息子・米田たくあん(岡部)が、住職である父・こしあん(松平健)から全国行脚修行を命じられ、行く先々で“しろめしに合うおかず”と出会うという内容。同じく修行中の親友・佐藤ぶりあん(犬飼貴丈)なども登場し、翔貴はたくあんの弟・つぶあんを演じるという。
「ドラマの情報解禁にあたり、翔貴は『親の名前で語られること』も覚悟しつつ、『実力さえ伴えば、それを覆している二世(俳優)の方もたくさんいる』などと前向きにコメント。実際、ネット上にも『深夜とはいえ、いきなりテレビドラマデビューするんだから、二世はいいよな~』『二世俳優が新人なのに良い条件でデビューできるのは、親の名前があってこそだよね』という声はありますが、『二世ならではの苦労もあるだろうし、色眼鏡で見られなくなるまでツラいかもしれないけど、頑張ってほしい』『実力で評価されるようになるといいね』といったエールも送られています」(同)
二世俳優のデビューといえば、女優・斉藤由貴の長女が昨年1月、水嶋凜という芸名で、テレ東の連ドラ『直ちゃんは小学三年生』(主演・杉野遥亮)にゲスト出演する形でデビューしていた。
「ただ、出演当時は“斉藤の娘”という発表はなく、先月発売された『週刊ポスト』(小学館)などに報じられる形で発覚。“親の名前を利用せずデビューした”という点では評価されそうなものですが、斉藤をめぐっては2017年に『週刊文春』(文藝春秋)で、50代医師との“ダブル不倫”を報じられるなどしていますから、ネット上には『不倫した親の名前は出さないほうが良いと判断したのかも』『“斉藤由貴の娘”はネガティブな印象になるから、発表しなかったのかな?』といった臆測が飛び交っていました」(スポーツ紙記者)
また、今年1月期の阿部寛主演ドラマ『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)には、女優の“ゴクミ”こと後藤久美子と元F1レーサーのジャン・アレジの娘で、主にモデルとして活動してきたエレナ・アレジ・後藤がゲスト出演。同ドラマで女優デビューを果たしたが、ネット上では「素人みたいなもんだから当たり前だけど、演技ヘタだな」「この演技力で『日曜劇場』枠に出られるなんて……」「“ゴクミの娘”っていう話題性だけで女優デビューできるんだ」などと言われていた。
「なお、同ドラマには俳優の水谷豊と元キャンディーズの伊藤蘭の娘・趣里がレギュラー出演。趣里は“親の七光り”といわれるのを避けるためか、両親のことをあまり語ろうとはしません。『DCU』の視聴者からも、『水谷豊の娘』というような言い方をされることはほとんどなく、『趣里さん演技うまい』『演技に引き込まれる』といった絶賛コメントが寄せられていました」(同)
趣里のように、二世俳優でもすでに実力を評価されている者もいる。
「俳優・中野英雄の次男である仲野太賀は、昨年2月公開の出演映画『すばらしき世界』の演技を評価され、『第45回日本アカデミー賞』優秀助演男優賞や『第64回ブルーリボン賞』助演男優賞に選ばれるなど、複数の賞を受賞しています。また、祖父は三國連太郎、父は佐藤浩市という寛一郎は“3世俳優”にあたりますが、18年公開の出演映画『菊とギロチン』で『第92回キネマ旬報ベスト・テン』新人男優賞、『第33回高崎映画祭』最優秀新進俳優賞、『第28回日本映画批評家大賞』助演男優賞を受賞。『しろめし修行僧』でデビューする翔貴も、今後は何か賞を狙うくらいの姿勢で、さまざまな作品に挑戦していってほしいですね」(芸能プロ関係者)
ちなみに、中山家の息子は翔貴を含めて4人。白城は4月1日、写真館で撮影した4兄弟の姿をインスタグラム(中山みき名義)で公開していて、3月19日には高校を卒業したという次男と中山の写真もアップ。同17日には中山もインスタで「今日は四男の中学校の卒業式でした」と報告していた。
新たな“芸能一家”の誕生を期待しつつ、まずは翔貴のデビュー作に注目していきたい。