• 月. 12月 23rd, 2024

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70代で老衰? 元極妻が疑う「突破者」宮崎学さんの死の不思議

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

「死因・老衰」はありえない?

 暴力団や社会問題を扱った著作で知られる、作家・宮崎学さんの訃報にはびっくりしましたね。3月30日の夜に突然亡くなられたそうです。突然すぎて事務所スタッフの皆さんも実感がないそうですが、人気者なだけにいろいろ大変なようです。

 宮崎さんの訃報はたくさん報道されていたので、一時はツイッターのトレンド入りもしていました。ご遺族の意向でもろもろ非公開のようですが、死因が「老衰」というのには驚きましたね。

 ネット民もざわついていましたが、やはりスタッフさんたちも納得できないそうです。スタッフさんたちは、新刊の準備などで毎日宮崎さんに電話をしており、亡くなられた日は仕事の打ち合わせの後に「チョコレートが食べたい」とも言われたそうです。

 「声がかすれていたので、『のど飴を買ってきましょうか』と聞いたら、『チョコレートがいい』」と言われました。間に合わなかったので、お棺にチョコレートとのど飴を入れました」とスタッフさん。その日の晩ごはんも普通に召し上がっていたそうですし、それを「老衰」というのかどうか……ということですね。

 また、お骨もしっかりしていて、斎場の方が「76歳でこれだけお骨がしっかりしている方は珍しいです」とおっしゃっていたそうです。こうなると、もう誤診を疑っちゃいますよね。そもそも70代で老衰って、カッコ悪いじゃないですか……。

 スタッフさんは発表の時に「『心不全』とか書いたろか……」と一瞬思ったそうですが、「こんな時にウソを書くのもカッコ悪いし」と思って断念したそうです。でも「老衰という死因に対して反響が大きく、後悔してます」ともおっしゃっていました。

 宮崎さんは、お酒はまったく召し上がらないのですが、超愛煙家なので心臓に負担がかかっていたようで、「たまに心臓が苦しくなる」とスタッフさんも聞いたことがあるそうです。でも、こういうのは「老衰」でなく「年齢相応」ですよね。

 ウソといえば、報道には「そんな話、誰に聞いたの?」と驚く誤報もあったそうです。詳しくお聞きしていますが、書くとヤブヘビになりそうなので控えさせていただきます。他山の石にしますね。

 実は、私は宮崎さんの新刊のお手伝いをさせていただいていたので、30日の夜に宮崎さんのスタッフさんからご連絡をいただいていました。

 宮崎さんは生前から「葬儀や偲ぶ会は一切無用」とおっしゃっていたそうで、コロナ禍でもあり、ご親族や一部の関係者だけで火葬が行われています。偲ぶ会は開催を考えているそうですが、コロナですからねえ。

 「火葬が終わったら、もろもろ公表する」とお聞きしていましたが、どこかで漏れるものなんですね。私もいろんなところから、宮崎さん死去に関して確認の連絡をいただきました。もちろん私は火葬が終わるまで誰にも言っていませんよ。

 ちなみに元ヤクザの竹垣悟氏もツイッターで「フライング訃報」を流しておられましたが、しばらくしたら消えていたので、どこからかクレームが入ったのでしょうか。 

 氏の著書「ぶっちゃけ話」シリーズが好評なのはわかりますが、これはぶっちゃけちゃダメなやつです。うわさを聞いて夜更けに「線香をあげたい」とご遺族を訪ねてきた方もいたそうですし、斎場にも「招かれざる客」が多く、対応に追われたそうです。まあ「有名人の家族なんだから、そのくらい我慢しろ」というお話なのかもしれませんけどね。

ヤクザのお約束フレーズ

 宮崎さんのフェイスブックには、「お知らせ」として
「ご遺族の意向もあり、火葬が済むまで公表は控えさせていただいておりました。
おかげさまで本日無事に荼毘に付すことができました。
スタッフの不手際もあり、不確実な情報が拡散してしまい、皆様にご迷惑、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
なお、おそらく『オフレコ』として回ってきたであろう話を確認もせずにSNSで公開された竹垣悟氏ほか数名の皆様にはスタッフとしては哀しみしかありません。
上記 念の為御通知申し上げます」
とありました。

 この「念の為御通知申し上げます」というのは、ヤクザの回状のお約束フレーズで、破門や絶縁のご案内のシメに書かれているアレです。スタッフさんもシャレがきついなと思いました。なお、本欄のスタッフさんのコメントはご了承をいただいて掲載しております。

 それにしても貴重な人材が旅立たれてしまったことは、とても残念です。この場をお借りして、お悔やみ申し上げます。

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