昨年7月にニュースサイト「文春オンライン」で不倫を報じられ、一時芸能活動を休止後、 12月に一部仕事を再開した声優の鈴木達央。今年3月、所属事務所・アイムエンタープライズは「 その他の活動につきましても再開できるまでに至りましたことをご報告させていただきます」と発表し、本格的に仕事復帰した。
4月22日には、主要キャラクターの声を演じている映画『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編(以下、『Free!FS』後編)の公開が控えており、5月1日には、東京国際フォーラムホールAにて開催されるスペシャル舞台あいさつに、共演者と共に登壇する予定となっている。これが不倫騒動後、初の公の場となる。
そんな鈴木の近況について、業界関係者は次のように語る。
「鈴木は、少しずつ作品の収録に参加しているようですよ。騒動前は、自信に溢れていて周囲に高圧的な態度を取ることもあったものの、復帰後は、 キャストやスタッフに対して非常に謙虚に振る舞っていますよ。 スキャンダル発覚時は、声優業界内でも波紋が広がり、 関係者からは『鈴木が活動復帰したときにどうコミュニケーションを取ればよいのか』と困惑する声も噴出していました。しかし、 復帰後の彼のあらたまった態度を見ると、 周囲の人間も表面的にはその姿勢を受け入れているように見えます。 良くも悪くも“去勢”されたような印象ですね」( 声優業界関係者)
一方で、鈴木の仕事仲間である声優たちは、鈴木に対してどのような態度を見せているのだろうか。
「コロナ鍋により、収録現場にキャスト全員が集まれず、数人ずつ時間をずらしてレコーディングを行っているので、 鈴木はまだ共演者全員に謝罪をすることができていないようです。本人の口からきちんと騒動について話を聞けていないので、 仕事仲間たちは非常にモヤモヤしている様子。自分からは話しかけづらいでしょう、ほかの声優がどう接しているのかもわかりづらい状況ですからね。 しばらくは、お互いに“やりにくい状態”が続くのではないでしょうか」(同)
しかし、数カ月振りの現場とはいえ、 鈴木の演技は「現場で好評価を得ていた」(同)という。
「やはり、鈴木は演技力が高い。彼は、“Ta_2”名義で音楽ユニット・OLDCODEXのボーカルを務めていましたが、スキャンダルの余波からか、『Free!FS』後編主題歌の担当をもって、ユニットは解散することが発表されています。『副業・声優』 とまで豪語していた音楽活動も休業を余儀なくされ、 これからは声優一本でやっていくしかない。 彼からはそういった覚悟が垣間見え、少し大げさかもしれませんが、 休止前よりも良い芝居をしているように見えました」(同)
完全復帰にはまだまだ時間がかかるかもしれないが、 今後の鈴木の活動に注視していきたい。