イギリスを代表するセレブ、デビッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻の長男ブルックリン(23)と婚約者でユダヤ人億万長者の父を持つ女優ニコラ・ペルツ(27)が、現地時間9日、ニコラの父親が所有する全米一高価な家のひとつとされるフロリダ州パームビーチの大豪邸で結婚式を挙げた。
サッカー界のレジェンドで、実業家としても成功しているデビッドの総資産は4億5,000万ドル(約560億円)だが、著名投資家であるニコラの父ネルソン・ペルツの総資産は16億ドル(約2,000億円)と桁違い。今回の結婚式はユダヤ教の伝統に沿ったもので、ブルックリンが「ペルツ」をミドルネームに加えたと伝えられていることから、力関係がはっきりと見える格差婚だとも話題になっている。
フォトグラファーとして活動するブルックリンと『トランスフォーマー/ロストエイジ』(14)のヒロイン役で知られる女優でモデルのニコラは、2019年秋頃から交際を開始。20年夏にスピード婚約していたが、コロナ禍で盛大な式が挙げられないことから、泣く泣く挙式を延期していた。
英大手タブロイド紙「デイリー・メール」によると、時価1億300万ドル(約129億円)のペルツ邸で執り行われた2人の超豪華結婚式の費用は、推定350万ドル(約4億3,900万円)。ニコラはヴァレンティノのベールの長いカスタムメイド・ウェディングドレスを、ブルックリンはニコラの父親からプレゼントしてもらったダイヤモンドのチェーンを付けたクリスチャン ディオールのタキシードを身にまとった。
挙式は、ユダヤ教徒であるニコラの父親の希望によりユダヤ教の伝統に沿ったもので、フッパーと呼ばれる天蓋の下でケトゥバ(結婚契約書)に署名。最後にブルックリンがグラスを割り、永遠の愛を誓った。
式において重要な役どころであるメイド・オブ・オナー(花嫁と一番親しく、女性側の代表となる女性)はニコラの祖母、ブライズ・メイド(花嫁のサポート役)の一人にベッカム家の長女ハーパー、ベスト・マン(新郎の付き添い&世話役)はベッカム家の次男ロメオ、三男クルスが務めたそうだ。
500人とも600人とも伝えられている招待客の中にはセレブも含まれており、8日に行われたウェルカム・カクテル&リハーサルにはプロテニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズ、スコットランド出身のセレブシェフ、ゴードン・ラムゼイ、ヴィクトリアの友人で長女ハーパーのゴッドマザーである女優のエヴァ・ロンゴリアらが出席。
ニコラとモデル仲間のジジ・ハディッド、ニコール・リッチー、ジゼル・ブンチェンとトム・ハーディ、NBA選手だった故コービー・ブライアントの娘ナタリアも招待され、ヴィクトリアと一緒に活躍したスパイス・ガールズのメンバーたち全員にも招待状が送られたそうだが、スケジュールの都合上メラニー・チズムのみが出席したとのこと。
ブルックリンのゴッドマザーであるエリザベス・ハーレイは出席、ゴッドファーザーであるエルトン・ジョンはツアー中のため欠席したとみられている。
披露宴では情熱的なラブソングを得意とするサルサの帝王マーク・アンソニーがパフォーマンスをし、奇術師のデビッド・ブレインがマジックを披露。デビッドと家族ぐるみで10年以上友人関係にあるスヌープ・ドッグも招待され、披露宴でDJをしたいとコメントしていたが、実際にプレイしたのかどうかは不明だ。
英大手タブロイド紙「ザ・ミラー」によると、一部で出席が報じられたヘンリー王子とメーガン夫人は招待されていなかったとのこと。ベッカム夫妻は付き合いの長いウィリアム王子とキャサリン妃を優先して招待状を送ったが、残念ながら断られてしまったと伝えられている。披露宴では、新郎の父としてスピーチを行ったデビッドが、感極まって声を詰まらせたそうだ。
ネット上では「あのベッカムがB級に見えるほどの格差」「ブルックリンも金持ちのボンボンだが、ニコラは正真正銘のご令嬢。レベルが違う」「でもみんな幸せそうで温かい気持ちになる」「これを機に、セレブの間でド派手婚がはやりそう」などと大盛り上がりしている。
格差があるとはいえ、デビッドも相当な大金持ち。ウェディングギフトとして、長男夫婦に50万ドル(約6,280万円)するヴィンテージ・ジャガーの電気自動車をポンとプレゼントしていた。
気になる婚前契約はしっかり結んだそうで、今後2人がどのような家庭を築いていくのか楽しみなところだ。