現在、全国各地でコンサートを開催中のSixTONESとKing&Prince。4月8日~10日にかけて、SixTONESは北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで、King&Prince(以下、キンプリ)は京セラドーム大阪で、それぞれコンサートを行ったが、公演中のMCがまさかの“ネタ被り”していたという。9日深夜に生放送されたラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)で、SixTONES・森本慎太郎がその顛末を明かしている。
4月2日、福岡公演からスタートしたキンプリのドームツアー『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』。9日~10日の大阪公演では、神宮寺勇太と平野紫耀がMCタイムで日本テレビ系でアニメ化もされている大人気漫画『名探偵コナン』(小学館)の登場人物・工藤新一のモノマネをしていたとか。
同作は、黒ずくめの組織に毒薬を飲まされて体が小さくなった高校生探偵・工藤新一が、“小学生探偵・江戸川コナン”として、さまざまな事件を解決していく物語。キンプリの2人はMC中に「じぐ藤新一」(神宮寺)「工藤紫耀一」(平野)と名乗り、工藤の口癖「バーロー」を真似して楽しんでいたそうだ。
一方、1月4日の神奈川公演からアリーナツアー『Feel da CITY』をスタートさせたSixTONESは、4月8日〜10日に北海道公演を開催。コンサートのMCでは、主に森本が工藤のモノマネを披露していたそうで、双方のファンからは「ジャニーズ内で『コナン』がブームなの?」「キンプリとストで『コナン』ネタが被ったのは偶然?」などと驚嘆の声が上がることになった。
そんな中、9日放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』の冒頭で、森本は「工藤新一です」とあいさつ。以降も定期的に工藤になりきってしゃべっていたが、番組中盤、ようやく理由を語り始めた。
なんでも森本は、新作映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が4月15日より公開されることを受けて、過去作を見始めたところ、「今週から」工藤のモノマネにハマったのだという。森本いわく、「工藤新一は伝染する」ため、SixTONESメンバーやマネジャーらと工藤のモノマネ選手権を実施していたとか。
そして、森本は「ついにSixTONES以外にも伝染してるんですよ」「大阪にもね、工藤新一が2人現れたのよ」と切り出し、前日の8日に平野と電話したことを告白。電話には神宮寺とKing&Prince・高橋海人もいたそうで、森本は3人を「僕のお友だちたちなわけですよ。親友ちゃんたち。イツメン。いつも遊んでるメンバーなんですけども」と触れると、「そこでね、俺がずっと工藤新一で会話してたの」と、ツアー中に連絡を取り合って『コナン』の話で盛り上がったと説明した。
平野は「工藤新一です」と名乗る森本に「何言ってんの?」と困惑していたそうだが、神宮寺は「俺が工藤新一だぜ」とノッてきたとか。森本によれば「工藤新一が伝染しちゃったわけですよ、電話で」とのことで、最終的には平野も「工藤新一です」と名乗り、「みんなで工藤新一で盛り上がっちゃた」と振り返っていた。
また、森本は「俺が工藤新一をやってたら、いつの間にか大阪でも工藤新一が出てきたらしく」と、キンプリのコンサート内での出来事にも言及。放送同日の9日は午後6時からSixTONESは公演を控えていたが、その前にキンプリに電話をしたそうで、
「俺がさ、『もしもし』とかって言ったら紫耀が『もしもし』って工藤新一で返してきて。『ジンはいるのか?』『うん、いるぜ』ってみんなで新一で会話しててさ」
と、平野たちとのやりとりを再現。一緒にラジオ出演したSixTONES・田中樹は「工藤新一で会話してたな、お前ら」「2人(森本&平野)で延々やってるんだよ。本番前から俺ら聞かされてた」と、あきれたように証言していたのだった。
なお、ジャニーズ事務所に入所した年は、森本が2006年、神宮寺が10年、平野が12年、高橋が13年と、森本は「イツメン」と紹介したキンプリ3人の先輩にあたる。
一方で、CDデビューはキンプリが18年5月、SixTONESは20年1月の順番で、森本のほうが遅い。そんな関係性でありながら、19年9月に平野が『A-Studio』(TBS系)に登場した際は、“親友”として森本が番組に出演していた。
今回のラジオでも、「後輩を食事に連れて行くか」といった話題になった際に、森本はKing&Princeメンバーと食事に行く場合、「割り勘の時もあれば、おごる時もあるし。場合によるかな。ゲーム、じゃんけんとかしておごる人決めたりとかもするし。(事務所の後輩というよりも)マジで友だちだね」と話しており、年齢やデビュー時期は関係なく、友人として親しくしているようだ。
ツアー中でも連絡を取り合う仲の良さが明らかになった、森本とKing&Princeメンバー。今やジャニーズ事務所を引っ張る存在となった両グループだが、今後も切磋琢磨しながら、エンターテイメントの世界を盛り上げていってほしいものだ。