綾瀬はるか主演の連続ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)が4月11日にスタートし、初回平均世帯視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。数字的には幸先のよい滑り出しとなったが、「ネット上の評判は散々で、手放しで喜べない状況」(芸能ライター)のようだ。
「同ドラマは、ミステリー作家・新川帆立氏の同題小説(宝島社)を実写化。敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)が、森川製薬社長の次男であり“元彼”の森川栄治(生田斗真)の遺産を狙い、栄治の友人・篠田敬太郎(大泉洋)と共謀するというストーリー。フジテレビ系『月9』枠で放送され、綾瀬が同枠の連ドラ主演を務めるのは、今回が初めてとなります」(芸能ライター)
第1話は、“森川栄治は永眠しました”という訃報を受けて驚く麗子に、面識がないはずの篠田から連絡が入る。会って話を聞くと、篠田は亡くなった栄治を最初に発見した立場で、「全財産は僕を殺した犯人に相続させる」と記された遺言状があり、麗子に「代理人になって、僕を犯人に仕立てあげてほしい」と持ち掛ける……という内容だった。
「綾瀬といえば、2018年7月期の主演ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)で全話平均世帯視聴率14.2%をマークし、その後放送されたスペシャルドラマでも16.0%(20年1月)、13.8%(22年1月)を獲得。また、綾瀬が昨年1月期に主演した『天国と地獄~サイコな2人~』(同)も全話平均15.3%を記録し、ヒットを飛ばし続けています。そんな綾瀬はもちろん、ともにメインキャストを務める大泉も人気俳優。さらに、原作小説は20年に宝島社主催の『「このミステリーがすごい!」大賞』で大賞を獲得していますから、ドラマの話題性は抜群です。初回から2ケタ台の好発進となったのも、当然といえば当然でしょう」(同)
ところが、視聴率に反してネット上の評判は芳しくないよう。SNS上を見ると、「原作は良かったのに、ドラマはごちゃごちゃ。1話にいろいろ盛り込みすぎ」「目が回るようなカメラワークで、見ていて疲れた」「ストーリーに入り込めないまま終わってしまった。原作もキャストも良い感じなのに残念」といった声が多数寄せられているのだ。
「また、綾瀬のファンからは『カッコイイはるかちゃんも好きだけど、この役はかわいげがなさすぎる』『綾瀬はるかのドラマだから見たのに、ちょっと求めてたものと違う』『篠田と食事するシーンも、麗子が図々しく自分ばっかり食べていたのが気になった』『綾瀬さんの食事シーンが多すぎない? どうせなら、ミステリーに関係する描写を増やしてほしい』などの意見も出ていました」(同)
とはいえ、ドラマはまだ始まったばかりとあって、「第2話以降に期待」「これから面白くなると思いたい」という書き込みも目立つ。なんとか視聴者離れを食い止めて、評判を上げられるといいのだが……。