ハイヒール・リンゴが4月16日、自身がMCを務める生放送の情報番組『あさパラS』(読売テレビ)に出演。不倫・中絶報道で活動休止中の天竺鼠・瀬下豊を擁護するような発言を連発したため、ネット上では「見損なった」「考え方がズレすぎ」などと批判が噴出している。
「3月に20代女性との不倫を『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた瀬下ですが、同誌の4月14日発売号でも、瀬下と不倫関係にあった複数女性からの告発を掲載。記事によると、瀬下は過去に鹿児島県在住の女性と不倫の末、2015年に妊娠。しかし、『不倫したお前も悪い』などと言い放ち、女性に中絶を求めたとか。同誌の取材に対し、瀬下は芸人引退を示唆していましたが、15日付の『スポニチアネックス』は、瀬下が周囲に『コンビを解散せず、芸人を続けたい』と話していると伝えています」(芸能ライター)
この話題を取り上げた『あさパラS』では、リンゴが「文春」報道に不服そうな様子で「何年も前の話をね……」と切り出し、「ほんまにすごい前の“おイタ”の話をね。その当時はOKやった話もあるやん、私ら先輩の時代やったら。それがこんなに掘り返されて」と発言。
その後、芸能レポーターの長谷川まさ子氏が、このタイミングで報じられた要因として、世界に広がる「#MeToo」運動の影響と、瀬下のブレークを挙げると、リンゴは「テレビとかに出だすと、文春さんが(ネタを)いくつか持ってるんでしょうね、前もって。確保して、なんか出たときにバーン、打つんでしょ?」と推測。続けて、「これって、やらしい話、(文春から)報酬もらえるんですか?」と疑問をぶつけると、長谷川氏は「基本的には払っていません」と回答していた。
同じ吉本興業の後輩芸人をかばった形のリンゴだが、これらの発言に対し、世間からはバッシングが相次いでいる。
「ネット上では、『不倫して中絶させるのがOKだった時代なんてない』『何年も前の話だったら許されるの? 同じ女性として、信じられない発言』『なんで瀬下に同情的なのか不思議。時代遅れも甚だしい』『15年の中絶を、自分の先輩芸人の時代と比較する意味がわからない』『中絶を“おイタ”なんて言葉で片付けられたら、女性としてはたまったもんじゃない』などとと、リンゴのコメントに不快感を訴える人が続出し、炎上状態となっています」(同)
なお、リンゴの炎上は、今回が初めてではない。20年4月放送のバラエティ番組『胸いっぱいサミット!』(関西テレビ)に出演した際には、化粧がマスクに付かない方法として、“内側に母乳パッドを挟む”という方法を紹介。「めちゃくちゃ便利です。(母乳パッドは)1枚10円もせえへんねん」と得意げに話していたが、その後、「本当に必要な人が買えなくなる」「テレビで軽率な発言しないで」などと批判が相次ぎ、その後、なぜか相方のモモコがインスタグラムで「母乳パッドは、もちろんお母さんが、あふれる母乳を抑えるためのもんです。発言、気をつけますね」と反省をつづったが、リンゴ本人の口から謝罪の言葉が出ることはなかった。
「そんなリンゴは、17年11月放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)でも人気芸人の不倫に言及していました。16年6月に“ラブホ不倫”が報じられ謝罪した三遊亭円楽が、その後も同じ女性を円楽主催のゴルフコンペに参加させていたことが報じられ、番組でも紹介。リンゴはこの際、『(相手の女性は)頭、おかしいんちゃいますか?』と女性に責任があると主張したため、ネット上では『円楽が誘ったから参加したんじゃないの?』『リンゴはなんで女性のほうを責めるんだよ』といった疑問の声が上がる事態に。このように、リンゴは以前から、不倫した男性側に理解を示すような発言が目立っています」(同)
17年9月には、一部スポーツ紙の取材に対し、当時、衆議院議員だった山尾志桜里氏(現在は菅野志桜里氏)の不倫騒動を例に挙げて「パートナーが怒るのは当然だけど、世間になぜ謝らなきゃいけないのか。そもそも、不倫に社会的な制裁は必要なのか?」と報道の不当さを訴えていたリンゴ。瀬下に同情したのも、そのような考えが根底にあるからなのかもしれない。