元雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeチャンネルでは、4月14日に「【芸人宮迫】20年ぶりに大舞台でコントをすることになりました」と題した動画を公開。エレキコミック・やついいちろうが主催する大型イベント『YATSUI FESTIVAL! 2022』(以下、やついフェス)に宮迫が出演し、歌とコントを披露することが発表され、視聴者からは歓喜のコメントが相次いでいる。
動画の序盤、やついから一方的に「『やついフェス』ご出演、おめでとうございまーす」と告げられた宮迫。同フェス恒例の“歌合戦コーナー”への出演と、エレキコミック&元ラーメンズ・片桐仁によるコントユニット“エレ片”に宮迫が加わる形で新作コントを披露しないかと提案されると、宮迫は「まあ、やるわ」「楽しみやわ。ゴリゴリにすべったらごめんな」と承諾した。
加えて、やついは「宮迫さんと片桐仁が組んで、『キングオブコント』(TBS系)に殴り込むっていうのはどうですか?」と提案。しかし、同番組には宮迫が所属していた吉本興業が制作協力に携わっているからか、「どんだけウケようが出れません」と自虐で返す場面も見られた。
なお、音楽とお笑いの融合をうたう『やついフェス』は、2012年にスタート。今年は6月18、19日に開催予定で、2日間で延べ約1万人の来場を見込んでおり、同時にネット配信も実施するそう。やついいわく、前回は延べ226万人ほどが配信で視聴したという。
「毎回数多くの芸人が出演する『やついフェス』ですが、なぜか吉本芸人はほとんど出ていません。ちなみに、今月10日に決勝戦が行われたお笑いコンテスト『G-1グランプリ』で審査員を務めた宮迫ですが、やはりこの大会にも吉本芸人が1組もエントリーしていませんでした」(芸能ライター)
やついが出演した動画のコメント欄には、「宮迫さんが輝く舞台、めっちゃうれしいです!」「やついさんの歌&コントの提案、最高です! ありがとうございます!」「すでに興奮しています! うれしくて涙が止まらない」などと、宮迫の歌やコントを心待ちにする視聴者からのコメントが殺到。最近は、焼肉店「牛宮城」を経営する実業家としての顔ばかりが注目されている宮迫だけに、お笑い芸人としての姿を望むファンは多いのかもしれない。
そんな中、宮迫にとって、さらなる“追い風”になりそうな写真がネット上で話題となっている。宮迫は4月16日、自身のインスタグラムで「とうとうお笑い怪獣が牛宮城に来てくれました」として、吉本の先輩芸人・明石家さんまが「牛宮城」を訪れたと報告。一緒に撮影した写真とともに、「美味しいと言ってくれていたが、ずっと喋られていたので本当に食べてくれていたのかなぁ 出会った頃からずーーーっと優しい 尊敬&大好き」とつづっている。
ちなみに、19年7月放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演したさんまは、闇営業問題が勃発し、吉本をクビになった宮迫に対して「フリーになったんやから、できればウチの(個人)事務所に欲しい」「会社、芸人サイドそれぞれの立場はあるけど、何があっても俺は芸人サイドの味方。宮迫をフォローしたい」とバックアップを申し出たが、その後、断念していた。
「こうした経緯もあるだけに、さんまが『牛宮城』を訪れたことについて、『さんまさんが味方につけば、宮迫さんがテレビ復帰することも可能では?』『さんまが吉本上層部に掛け合ってくれればいいな』などと期待の声も見られます。一方で、『さんまのバックアップがあっても、今の宮迫がYouTube以外で活躍できるとは思えない』『さんまは後輩を労いにきただけでしょ? 宮迫の立場が変わることはなさそう』といった厳しい意見も出ています」(同)
当のさんまは、今月16日放送の『ヤングタウン土曜日』で「牛宮城」を訪れたことを報告。「牛タンは確かにおいしいわ」と味を褒めていたものの、「とにかく今は、舞台からしか出番がない」「これは運命やからな。置かれた場所で頑張っていかんとしゃあない」と、宮迫の状況を冷静に語るに留まっていた。
やついやさんまら、人気芸人との交流が目立つようになってきた宮迫だが、今後の活動になんらかの影響を与えるだろうか。