5人組YouTuberグループ・コムドットの広告起用をめぐり、紳士服販売チェーン「洋服の青山」の公式Twitterに苦言が相次いでいる。
事の発端は、コムドットが4月15日に公開した動画「【革新的】4月の購入品を〇〇な状態で紹介したら楽しすぎたwwwww」でのメンバーの発言。最近、リーダーのやまとを中心に、たびたび高級ブランドのモデルを務めているコムドットだが、ゆうまが今回、ファッションブランド「ラルフ・ローレン」のモデルを務めたことを報告するとともに、仕事が決まった経緯を説明した。
それによると、ゆうまは以前、「ラルフ・ローレン(の仕事)とかやりたいです」と発言したところ、この声がブランド側に届き、実際の仕事につながったとか。このエピソードを受け、今回はあむぎりが“仕事をしたいブランド”を言う流れとなり、「洋服の青山。スーツをビシッと着て、やってみたいな」「お願いしまーす」とコメント。ほかのメンバーも「僕たちからもお願いします」と頭を下げていた。
すると、18日に「洋服の青山」の公式Twitterが、この動画のキャプチャ画像やURLとともに、「コムドットさんの動画見た方いますか? 嬉しくて震えました」と反応。さらに、「コムドットさんと洋服の青山が楽しい事できない可能性これ……一切なーい!!」と、メンバーのモデル起用に前向きな姿勢を示した。
「『○○ない可能性、これ一切なーい!』という、コムドットの定番フレーズを取り入れた『洋服の青山』のツイートですが、これにコムドットファンが歓喜。『スゴイスゴイスゴイ!!!!!! めっちゃ楽しみです! ポスターとかパネルとかもできちゃうのかな?』『コムドットおめでとうございます! 洋服の青山さんとのコラボ楽しみにしてます!』などと、すでに起用が決定したかのようなリプライが寄せられていました」(芸能ライター)
しかし、「洋服の青山」のアカウントは翌19日、「コムドットさんとのコラボなどは現時点では全く未定です」と補足。続けて「動画で当社の名前をあげて頂きこのように接点を持つことが出来たことを嬉しく思っております」とつづり、あくまでも動画で名前を出してもらえたことに反応しただけだと強調した。
「すると、今後はファンから『ぜひCMなどにコムドットを出してください』『前向きなご検討をお願い致します』と、起用を懇願するリプライが相次ぐことに。一方で、『てっきりもうコラボが決まってるのかと思った。喜んで損した』『決定じゃないの? 公式がこんなツイートするなんて紛らわしい』といった、落胆の声も目立ちます」(同)
また、コムドットがたびたび炎上騒動を起こしているためか、同アカウントには「ブランドイメージが下がるので、起用はやめたほうがいい」「客が減らないことを祈ります」「コラボしたらもう二度と青山では買わない」「あの人たちがスーツ着るのって炎上した時くらいだろ。縁起が悪いわ!」といった苦言も多く寄せられている。
なお、1月に高級ブランド「イヴ・サンローラン」のコスメライン「イヴ・サンローラン・ボーテ」が、やまとと妹・せいらをモデルに起用した際にも、同様に賛否が飛び交っていた。
「この時、新作リップのPRを行っていた同ブランドが、日本公式Twitterにやまととせいらの写真を投稿。すると、同ブランドの愛用者と思われるネットユーザーたちから、『サンローランは上品さがウリなのに、炎上続きのYouTuberを起用するとか、ブランディング失敗してる』『ブランドの価値が下がった』などと批判が噴出。この騒ぎに対し、やまとは同月、YouTube動画で『悔しい』と心境を明かし、『コムドットの悪いイメージがある面も知っていながらもオファーしてくれるお仕事は、しっかりこなしたい』とアピールしていました」(同)
“コムレンジャー”と呼ばれるファンからカリスマ的な人気を誇る一方で、世間的には“炎上”のイメージが拭えないコムドット。批判コメントが寄せられる中、「洋服の青山」はオファーに踏み切れるだろうか。