人気YouTuberのヒカルと、昨年末の『第72回 NHK紅白歌合戦』に出場した歌い手・まふまふが、YouTuberなどのサポートを行っている株式会社Guildの取締役に就任していたことが公表され、ネット上で物議を醸している。
同社の公式サイトによると、ヒカルとまふまふは1年ほど前から取締役に就任していたが、「両名のネームバリューによる業績向上という憶測を避けるため、弊社の目指す指標到達まで公表を控えておりました」(原文ママ)とのこと。同社の指標としていた「関連会社を含む事業売上高100億円」を突破したことから、今回、公表に至ったという。
この発表を受けて、ヒカルやまふまふのファンからは「YouTuberや歌い手として活動しながら、取締役になるなんてすごい!」「これは会社ごと応援するしかないわ」といったポジティブな声もあるが、「やらせをする人が取締役になるなんて、ある意味すごい会社」「炎上騒動を起こしても取締役になれるんだ……」などと、“ドン引き”の反応も見受けられる。
「ヒカルは過去に、暗号資産で“個人の価値”を売買するサービス『VALU』でインサイダー取引をしていたという疑惑が浮上し、活動を休止したことがあります。さらに、今年3月には、これまでの動画で複数回にわたって“やらせ”があったことを認め、ネット上で批判が噴出。そのため、ヒカルの取締役就任に、ネット上でネガティブな反応が上がっているのでしょう」(芸能ライター)
一方のまふまふも、今年2月に人気女性VTuber・潤羽るしあとの“交際疑惑騒動”が浮上。潤羽が行ったゲーム配信の画面に、「たったいま生放送終わって、帰る準備してるよ」という「まふまふさん」からのメッセージ通知が表示されたことから、ネット上で「2人は付き合ってるの?」「同棲中?」という書き込みが続出し、それまでファンに「女性と関わりがない」などと発言していたまふまふは炎上状態となった。
「翌11日、まふまふは自身のTwitterで『ゲームを通じて仲良くなり、昨夜もゲームをしようと連絡した』と説明し、潤羽との交流を認めつつ、同棲疑惑は否定。しかしその後、潤羽の所属事務所は契約解除を発表したんです。これにより、まふまふは一部の潤羽ファンから『責任とれよ!』『まふまふは許されて、るしあが許されない理由は何?』などと批判を受けていました」(同)
こうした騒動があったからか、まふまふの取締役就任についても、ネット上には「最近、まふまふのイメージがどんどん悪くなってる……」「まふまふはアーティスト活動に専念してほしかったなあ、残念」「女性問題で失敗しないといいですね」といった声が寄せられていた。
「ちなみに同社は、日本最大級の匿名掲示板『2ちゃんねる』(現「5ちゃんねる」)の開設者で、歯に衣着せぬ物言いでたびたび物議を醸している“ひろゆき”こと西村博之氏も役員を務めています。ネット上の人気者が集結したような形ですし、今後の活動にも注目が集まりそうです」(同)
なお、ヒカルは取締役就任に際して、「テレビを筆頭としたメディアとの連動などいろいろと仕掛けていきたいとも考えています」とコメントしていた。テレビはYouTube以上にコンプライアンスに厳しいと思われるが、勝算はあるのだろうか。