• 月. 12月 23rd, 2024

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『ヒロアカ』声優・岡本信彦、新事務所立ち上げで「両立できるとは思えない」と厳しい声が飛ぶワケ

 人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』シリーズ(日本テレビ系)の爆豪勝己役などで知られる声優・岡本信彦が、所属事務所「プロ・フィット」のプロダクション業務閉鎖にあたり、マネジャーと共に新プロダクション「ラクーンドッグ」を設立した。

 同プロダクションには、『鬼滅の刃』(TOKYO MX、フジテレビ系ほか)で竈門禰󠄀豆子を演じた鬼頭明里や、『トロピカル~ジュ!プリキュア』(テレビ朝日系)で主人公の夏海まなつ/キュアサマー役を演じたファイルーズあいら、34名の声優たちがプロ・フィットから移籍するほか、新人声優やプロ・フィット養成所の生徒も受け入れていくという。

 なお、岡本は昨年11月に自身のブログで「もしもこのプロダクションが無かったら、きっと今の自分はいません。これからそう思ってもらえるようなプロダクションを築き上げていければと思っています」(原文ママ)と、プロ・フィットへの感謝をつづるとともに、新会社設立に向けての決意を明かしていた。

 いよいよ今月1日から新事務所での活動が開始したが、業界内ではどのように見られているのだろうか。

「良くも悪くも、まだ評判は広まっていません。岡本自身もまだ会社を立ち上げたばかりですし、まずはそれぞれの業務を着実に行うことで精一杯なのでは。事務所はそれほど早く結果が出るものではなく、最低でも1年、通常は3年くらいで事務所のカラーやスタイルが確立され、評判が聞こえてくるもの。業界関係者も、今はただ温かく見守っている印象ですね。逆に、今この時点で悪いうわさが立つようでは、先行きが危ぶまれます」(声優誌ライター)

 初めて会社経営を行う岡本については、やや厳しい意見も聞こえてくる。

「岡本が具体的にどのようなビジョンを持って代表として活動するつもりなのか、まだはっきり見えてこないので何とも言えませんが、かつて事務所を立ち上げた浪川大輔や鈴村健一、福山潤、立花慎之介らと同じように、経営者兼プレイヤーとして活動していくつもりなのでしょう。ただ、事務所経営者は多くの声優を抱え、彼らの人生を背負う立場ですから、そんなに甘いものではない。売れっ子である岡本が声優活動と事務所経営を両立できるとは思えません」(同)

 なお、声優事務所といえば、青二プロダクション、81プロデュース、大沢事務所が「大手」として挙げられるが……。

「こうした老舗事務所が今もなお業界のトップに君臨しているのは、創業者が死に物狂いで関係各所に営業し続けて、人間関係という土壌を培ったから。さらに、その土壌を豊かにしようと、今でも多くの時間と労力を費やしています。現在、声優事務所を経営している声優陣は、これまで活動してきた中でさまざまな人脈を築いてきたかと思いますが、声優仕事をしながら新規で十分な営業活動を行えるかというと、難しいところがある。彼らの中には名ばかりの『社長』もいるのではないでしょうか。岡本もそのカテゴリに入るのではないかと懸念されます」(同)

 声優兼事務所代表は、業界内ではどうしても「片手間」と捉えられてしまうようだ。岡本とラクーンドッグの今後の成長に注目したい。

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