2020年末で吉本興業を退所し、レギュラー番組を次々降板してからというもの、テレビでその姿を見なくなって久しい、オリエンタルラジオの中田敦彦。21年3月に家族でシンガーポールに移住した中田だが、自身のYouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク - NAKATA ATSUHIKO TALKS」で「コロコロ移住したい」と発言したことで、ネット上では賛否が巻き起こっているようだ。
今月19日に公開された動画「【シンガポール移住】1年が経って中田が感じた事とは?」で、中田は「あと1~2年したら、中田どっか行きますね」「次はニュージーランドか、オーストラリアか、ロサンゼルスか……」と別国への移住を宣言。「服を着替えるように移住してみたい」と語る一方で、「それでも俺は、日本人に向けて(YouTubeなどで)しゃべり続けるけどね。俺は語学を勉強する気がないから。ざまあみろだよ。俺は、ダンスレッスンとボーカルレッスンを1秒もせずに『紅白』に出たから」と、中田が所属するダンス&ボーカルグループ・RADIO FISHが14年に『NHK紅白歌合戦』に出場した過去を例に挙げつつ、自身のスタンスを説明した。
また、妻でタレントの福田萌との間に8歳の長女と5歳の長男がいる中田だが、「『(子どもの)学校が変わるから、かわいそう』とかって(世間は)言うじゃん、すぐ」と切り出すと、「かわいそうじゃないって。楽しいじゃん、そっちのほうが」と持論を展開。「俺、気分でLAとかさ、オーストラリアとか引っ越してやろうと思ってるんだよね。(そのたびに子どもの)学校変えて」「『友だちできたとこ悪いんだけど、ちょっと来月から、オーストラリアに住みます』って、俺、やると思うんだよねー。俺、やりそう」と続け、「また困らせてみたいな、家族を」とシンガポール移住時の家族の様子を振り返った。
そんな中田の考え方に、動画のコメント欄では賛同者が続出。「海外移住いいですよね、楽しそう。いろんな所に移住するのは大賛成」「海外に住むのが夢だったので、勇気をもらえました!」「最初から最後まで、とても共感できる話ばかりでした! どこにでも住める話には励まされ、旅するように暮らしていきたいですね!」といった好意的な書き込みが目立つ。
「その一方で、一部ネット上では『中田って、家族の意見はガン無視なの? パワハラみたいじゃん』『決定権は中田にあるって感じだね。夫が稼いでるから妻は文句言えないだろうに、かわいそう』『大人は楽しくても、子どもは本当にコロコロ移住することを楽しいと思えるのかなあ?』『移住したいなら、1人で行けばいいのに』などの意見も。シンガポールに移住した頃、福田が苦労を明かしていたからか、否定的な声も出てしまっているようです」(芸能ライター)
昨年3月、先にシンガポール入りした中田を追う形で、子どもたちを連れて移住した福田。どうやら、手続きはほとんど福田が行っていたようで、当時のブログには、コロナ禍での海外移住の大変さがつづられていた。
さらに移住後も、福田は音声プラットフォーム「Voicy」の配信にて、一時的に体調を崩していることや、英語が話せず不安を抱えていること、現地で「映画(のこと)を話せる友だちもいない」などと告白。英語で交流している“ママ会”グループを街で見かけては、「ヘコむ」と吐露していた。
加えて、当時4歳の長男が通う幼稚園から“園での様子”が動画で送られてきたものの、「息子は座り込んで、ずっと膝をイジってる」状態だったそう。福田はそんな長男について、「胸が痛くなって。きっと英語もわからないし」「かわいそうだな」と苦しい胸の内を明かしていた。
「福田は昨年4月27日の『Voicy』で、このままシンガポールに住み続け、長男が永住権を取得した場合、兵役が課せられることについて『いやいやいや、それはさすがにご勘弁って感じ』と発言。これには、ネット上で『勝手に移住しといて、他国に失礼』などと批判が相次ぎました。ただ、この翌日の配信では、『生活に早くなじまなきゃとか、慣れなきゃみたいな感じで、焦る気持ちが自分の中であったので、体調崩したり、精神的に参ってしまったりってことも、きっとあったと思う』と語っており、心身共に追い詰められていたようです」(同)
今では、YouTubeチャンネル「福田萌のYouTube-Moe ch.もえチャン-」で、中田とともに現地のスポットを紹介するなど、海外生活を楽しんでいるようにも見える福田。「また困らせてみたい」と語る中田は、福田の本音を知っているのだろうか。