広瀬アリス主演の恋愛ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系/以下、『恋マジ』)の第2話が4月25日に放送され、世帯平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の7.0%より0.5ポイントダウンした。
同ドラマは、恋愛経験ゼロで、「恋愛は面倒くさいが、ヤることは済ませて大人の女になりたい」という思考の主人公・桜沢純(広瀬)が、フレンチビストロ「サリュー」のイケメンギャルソン・長峰柊磨(SixTONES・松村北斗)に翻弄される姿が描かれる。
「原作のないオリジナルストーリーですが、第1話では、女子会のシーンで『高齢処女』なるワードが飛び出したり、純の先輩でネイルサロン経営者の中川岬希(香椎由宇)が、純に対してぶしつけに『最近、いつヤッた?』と尋ねるシーンがあるなど、肉体関係に重きを置いた作品であるようです。そのため、ネット上では初回放送後、『ヤる話ばっかりで気持ち悪い』『“27歳で処女”を強調するとか、価値観が古臭い』などとブーイングが起きていました」(芸能ライター)
※以下、ネタバレを含みます。
続く第2話では、純が高校時代のラクロス部のチームメート・大津浩志(戸塚純貴)と再会。そんな中、1人で「サリュー」を訪れた純は、柊磨に「お試しの恋」をしないかと誘われ、後に親友の真山アリサ(飯豊まりえ)や清宮響子(元乃木坂46・西野七瀬)にも「渡りに船じゃん」と、柊磨との初体験を促される。しかし、純は「あいつはダメなんだって」と柊磨と深い仲になることを拒否。すると、響子らは「じゃあ、大津くんでいいんじゃない?」と提案した。
これを聞いた純は、ラクロス部の同窓会後、「2人だけで打ち上げしない?」と浩志を自宅に誘い、「私ね、まだ一度も経験ないんよ」「こういうことと恋愛はまた別やろ?」と肉体関係を迫り、「コンビニで買ってくる」と避妊具を買いに外へ。しかし、自宅に戻ると浩志の姿は消えており、「友達としてひとこと言っておく。好きじゃない男とこういうことをするな」という“忠告”のメモが置かれていた……という展開だった。
「その後、浩志のメモを読んだ純は、柊磨の自宅に押し掛け、『最低のあなたとなら、ちょうどいい。やってやろうじゃない、お試しの恋』と言うやいなや、抱き着いてベッドに押し倒すという大胆行動に出ました。案の定、この展開がネット上で物議を醸しています」(同)
第2話放送後、視聴者から「初回はどうかなと思ったけど、第2話から面白くなってきた」「感情移入はできないけど、登場人物がぶっ飛んでて面白い」「ツッコミどころ満載だけど、意外とこういう感情が人間のリアルなのかも」という声が上がった一方で、「この主人公、大津くんのメモから何も学んでないじゃん。ダメだこりゃ」「『恋マジ』の展開、気持ち悪いしドン引き……」「主人公のキャラがブレブレで、魅力を感じない」と苦言も相次いでいる。
「やはり、“処女喪失”に重きを置いているような同作を時代錯誤と感じる視聴者は多く、『展開やせりふが古すぎて、見ていて小っ恥ずかしい』『アラサーで処女がそんなにいけないの? 価値観が昭和』という声も。また、第2話で純や大津が地元の方言を話す場面には、『あんな話し方する人、福岡にいないよ』『北九州弁と博多弁がごちゃまぜで違和感』と指摘する声も散見されました」(同)
予想のつかない展開が、良くも悪くも話題となっている『恋マジ』。「下品」と拒否反応を示すネットユーザーも目立つが、視聴率離れは加速してしまうのだろうか。