• 日. 12月 22nd, 2024

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綾瀬はるか『元彼の遺言状』が不評!? 原作者も「取材依頼は一切受けない」と宣言し、来期月9も先行き不安か

 綾瀬はるかがフジテレビ系“月9”枠で初主演を務めている連続ドラマ『元彼の遺言状』。第3話まで放送されたが、原作小説にない“オリジナル展開”が「完全に悪い方向へ転んでしまっている」(出版関係者)ようで、回を重ねるたびにネット上の視聴者からは不満の声が噴出。業界内でも、「先行きを不安視する声が強まっている」(同)という。

 『元彼の遺言状』は、小説家・新川帆立氏による同題ミステリー(宝島社)の実写版。綾瀬演じる敏腕弁護士の剣持麗子が、亡くなった恋人・森川栄治(生田斗真)の友人・篠田敬太郎(大泉洋)と共謀し、栄治が残した巨額の遺産を狙うという物語。

 月9史上初となる女性弁護士の主人公を演じる綾瀬だが、フジテレビの連ドラ出演は2008年1月期放送の『鹿男あをよし』以来、14年ぶりとなる。しかし、その間もフジは月9への出演オファーを出し続けていたというが、綾瀬サイドが断り続けていたようだ。

「綾瀬に限らず、いわゆる『高視聴率女優』たちはここ数年、ずっと月9での主演に難色を示していました。すべては同枠の視聴率不振が原因で、一時期は“廃止説”もささやかれていた爆死枠だったため、出演希望者が見つからない状況だったんです。しかし、この1、2年ほどで医療系などの職業モノ作品を連発したことが功を奏し、視聴率もV字回復しつつある。そうして今回、満を持して綾瀬の初登板がかなったんです」(テレビ局関係者)

 ところが、三顧の礼で“高視聴率女優”を迎え入れたにもかかわらず、ネット上では回を重ねるにつれて視聴者から否定的な声が目立つように。

「ドラマ公式サイトでは、第1話放送前から『原作の世界観はそのままにドラマオリジナルのエピソードも描いていく』と告知されていましたが、いざ放送が始まると、ネット上では『展開が早すぎる』『1話にいろいろ盛り込みすぎ』と原作ファンから不満の声が噴出。第2話で原作の物語が早々に終了すると、第3話からは新たな登場人物が登場し、オリジナルストーリーを展開しているため、『原作とオリジナルストーリーを絡めて放送するとか、原作への冒涜だろ』『この先も改悪が続きそうなので、もう見るのやめる』と不評を買い、視聴者離れも招いているようです。その主な原因は、ドラマの脚本、ひいてはフジテレビ側にあるといえるでしょう」(前出・出版関係者)

 なお、世帯平均視聴率は、初回で12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の好スタートを切ったが、第2話で10.3%と1.8ポイントダウンし、第3話も10.3%と横ばいとなっている。作品に漂う不穏なムードは、ほかの作品にも影響を及ぼしつつあるようだ。

「まだ正式には発表されていないものの、7月期の月9ドラマでも新川氏の小説が実写化します。すでに一部メディアで報じられており、ネット上では『この作者のドラマには期待できない』という声が少なからず散見されるように。こうした影響もあってか、新川氏は4月22日、自身のTwitter上で『精神的体力的な負担が大きいため、今後メディアの取材依頼は一切受けない』と宣言。ドラマ版『元彼の遺言状』のストーリーへの批判の声や視聴率低下も相まって、業界内からは7月期ドラマの先行きを不安視する声が多く上がっています」(同)

 高視聴率女王の綾瀬による主演作とあって、放送前から期待値が高かったものの、意外にも低評価を受けてしまっている『元彼の遺言状』。視聴率だけでなく評価も、V字回復させることはできるだろうか。

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