格闘家でYouTuberの朝倉未来と、YouTuberのヒカルが4月27日、事業立ち上げを目指す若者たちの姿を追うYouTube番組『Nontitle~この1000万あなたならどう使う?~』の制作発表会に登場。番組への思いを語ったものの、ネット上ではツッコミが相次いでいる。
同番組は、新しく事業を起こしたい男女6人が、一つ屋根の下で3カ月の共同生活をしながら、事業計画を練っていくリアリティーショー。同28日午後7時より番組公式YouTubeチャンネルで配信がスタートし、最終話では、朝倉とヒカルが6人の事業計画に“1,000万円の準備金”を投資するかどうかを決めるという。
この発表について、ネット上では配信を楽しみにするファンの声もあるものの、「どうせヤラセするんだろうな」「これまで散々ヤラセをやっていたヒカルが“リアリティーショー”って……ギャグですか?」といった声が噴出した。
「というのも、ヒカルは3月に、“暴露系YouTuber”として注目されている元アパレル会社社長の東谷義和氏から、過去に公開した動画でヤラセがあったことを暴露されたばかりなんです。これを受け、ヒカル自身もヤラセを認めたことから、ネット上で物議を醸すことに。なお、20年8月公開の動画でも、ネット上でヤラセが指摘され、ヒカルは『動画の構成で多少の演出とかがあったりする動画とかは、これからも完全になくなるとは言い切れへん』としながら、『みんなをがっかりさせるようなヤラセとかはなくす』と説明していました」(芸能ライター)
一方の朝倉は、制作発表会に登場した際に、「今の若い子たちって賢い。昔みたいに、当たって砕けろ的な人が少ない気がする」「情報がすごいあふれているし、『これはできないだろう』と思いがち」などと、“最近の若者”について持論を展開していたが……。
「この発言には、ネット上で『昔の価値観を押し付けようとするな』『当たって砕けたとしても、朝倉はその責任を取らないでしょ? 無責任な発言だなあ』『リスク回避するのは当たり前。今の時代にそぐわない考えだと思う』といった指摘が続出。また、朝倉が現在29歳ということもあって、『昔を語れる年齢か?』『20代の朝倉が言っても、あんまり説得力ない』などのツッコミも寄せられています」(同)
ちなみに、今月22日配信の報道番組 『ABEMA Prime』(Abema TV)では、“若者の起業ブーム”について特集。ネット掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)の創設者“ひろゆき”こと西村博之氏は、「中小企業はだいたい1年で3割が潰れる。その後、3年で半分くらい潰れる」「勉強する努力ができないやつに、起業は無理なんじゃないか」などと、厳しい現実を語っていた。
さらに、事業家のハヤカワ五味氏も、「自分がどこまでリスクを取っていくのか。その線引きをしっかりした上で、社会人になってからの起業でも全然ありだと思う」と述べており、両者ともに、若者の企業には慎重な立場のようだった。
配信前から賛否が飛び交っている、ヒカルと朝倉のリアリティーショー『Nontitle~この1000万あなたならどう使う?~』。起業ブームに“乗っかる”ことが番組の目的にならないとよいのだが……。