3月19日、ある人気ラジオ番組が、当日の放送をもって終了すると突如発表した。前例のない“打ち切り劇”が起きたのは、『さまぁ〜ず三村マサカズと小島瑠璃子の「みむこじラジオ!」』(ニッポン放送)だ。
「どの番組も打ち切りの情報は、事前に公式発表されます。最終回の“その日”と言うのは異例でしょう。この日の番組冒頭、小島が『お知らせがあります。2016年の4月からスタートした「みむこじラジオ!」、ニッポン放送での放送は、今日が最終回となります』と切り出し、『かなり発表がギリギリとなってしまいました。大変申し訳ないのですが……』とリスナーに謝罪。ただ、キー局のニッポン放送以外では、残りあと1回放送が残っていると説明していました」(芸能ライター)
16年4月からスタートした『みむこじラジオ!』は、同じホリプロ所属の三村と小島による約30歳差の2人の掛け合いが好評だったが、突然の最終回で幕を下ろした。
それから数週間後の4月2日、同じニッポン放送で、新たなラジオ番組がスタート。さまぁ~ずの“コンビ”としてのラジオ番組『さまぁ~ずのさまラジ』だ。
「番組アシスタントは、同じホリプロの佐藤美希。『みむこじラジオ!』と時間帯は少し違いますが、同じ土曜日のオンエア。そして三村は残留しているわけですから、言葉は悪いですが、小島だけ“追い出された”形となります」(放送作家)
小島はさらにもう1本、今春、ある番組を卒業した。18年から4年間、ナビゲーターを務めてきた科学番組『サイエンスZERO』(NHK)だ。
「番組のエンディング、最後のあいさつに立った小島は泣いていました。ふいに涙がこみあげ、すすり泣きを始め、『本当に幸せな4年間でした。「サイエンスZERO」が生きがいでした』と、番組への思い入れの強さを口にしていました」(同)
「生きがい」とまで断言していた同番組で、次にナビゲーターを務めているのは、小島と同じホリプロの後輩、井上咲楽だ。
「4月24日から就任している井上は、小島ほど機知に富んだトークはできないまでも、そつなく進行。リアクションもいいので、早くも番組になじんでいます。また番組では最近、昆虫を食べる機会もありますが、井上にとってはお手のもの。栃木の実家では、薪ストーブなどエコな切らしを実践しているので、そうした生きた経験が、番組に還元されることもあるでしょう。後任としてはぴったりでは」(同)
小島の現在のレギュラーは、土曜朝の『サタデープラス』(TBS系)、日曜深夜1時50分からの25分番組『プレミアの巣窟』(フジテレビ系)、秋元康とパーソナリティ―を務める日曜昼のラジオ『いいこと、聴いた』(TOKYO FM)の3本。かつての勢いから比べると寂しい現在といえる。
「15年の『年間タレント番組出演本数ランキング』(ニホンモニター調べ)の女性部門で、小島は初めて首位を獲得。その出演番組数は実に429本です。 ちなみに当時は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『S☆1』(TBS系)など週レギュラーが7本に加えて、特番オファーも絶えませんでした。かつては選挙特番でのリポート力で“こじるり無双”と崇められたことも」(業界関係者)
小島といえば昨年6月、大ヒット漫画『キングダム』(集英社)の作者である原泰久氏と破局したことが判明。『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)などのバラエティでイジられていたが……。
「しかし、その盛り上がりも一瞬でした。あれから約1年がたち、話題性も薄れてしまった。次にバラエティでイジられるは、また誰かと熱愛がスクープされたときでしょう」(同)
今春、2番組のレギュラーが消滅した小島。後輩の勢いに押された結果か、それとも小島の旬が過ぎようとしているのか……。今後、再び“無双”状態が訪れることはあるのだろうか。
(村上春虎)