ウッチャンナンチャン・南原清隆が総合MCを務める日本テレビ系情報番組『ヒルナンデス!』から取材依頼を受けたフルーツサンド専門店が、“ドタキャン”を訴えた騒動。これを発端に、ネット上では日テレに限らず、テレビ局の傲慢な態度への批判が相次ぐ事態となっているようだ。
「4月26日までに、東京・中目黒にあるフルーツサンド店『ダイワ』のスタッフが、インスタグラムのストーリーズで不測の事態を訴え、その投稿のキャプチャ画像がネット上で拡散されることに。ショーケースにずらりと並んだ色とりどりのフルーツサンドの画像とともに、『ヒルナ○デスはもう二度と見ないです』と店主の怒りがつづられていました」(芸能ライター)
「ダイワ」スタッフの投稿によれば、前日の深夜2時に番組サイドから「取材したい」と電話があったといい、取材時間である翌日午後6時までに「フルーツサンドを急いで1000個製造」したとか。しかし、予定時刻を過ぎてもスタッフが訪れず、1時間過ぎた頃に「今日はケツがオシチャッテ行けません」(原文ママ)と、中止の連絡がきたそう。当然、大量のフルーツサンドが余る事態となり、このスタッフは「助けてください!!」と訴えていた。
「『ヒルナンデス』側が商品を大量に作るよう頼んだかは不明ですが、『ダイワ』の訴えを目にしたネットユーザーからは、『テレビ取材ってひどいな』『テレビマンの傲慢さにあきれる』『一般人に平気でこんなことをする「ヒルナンデス!」は、私ももう見ません!』などと怒りの声が相次ぎました」(同)
その後、「ダイワ」スタッフはストーリーズで「投稿を見て雨の中たくさんの方が足を運んでくださいました」とつづったほか、「先程、お偉い方々が直々に雨の中頭を下げに来てくださりました」と、『ヒルナンデス!』側から謝罪があったことを報告。「大きな組織の方々への敬意と学ばせてくださったことにこれまた感謝です」と記している。
「しかし、この騒動を一部メディアが報じると、『うちの店も、テレビの取材でひどい目に遭いました』『学校の事務職をしていますが、いろいろあって、テレビ関係者からの依頼は二度と受けないようにしています』などと、“テレビ局とかかわって嫌な目に遭った”と訴えるネットユーザーが続出。これを見る限り、フルーツサンド店のような悲劇は、氷山の一角なのかもしれません」(同)
なお、日テレの番組スタッフが一般人に“失礼な態度”をとったとして炎上したケースは、ほかにもある。昨年12月26日に放送されたバラエティ特番『うわっ!ダマされた大賞2021』では、同番組史上初の試みとなる、一般人への“逆どっきり”を放送。タレントの生見愛瑠をターゲットにしたどっきりと見せかけて、仕掛け人の洋菓子店店主を騙す内容だった。
「番組は、生見に食べさせるための“激マズレモンケーキ”の製造を店主に依頼。約3週間も試行錯誤した末に、完成させましたが、結局、おいしいレモンケーキにすり替えられ、生見は平然と試食。ネタばらし後、落胆する店主の様子に、視聴者から『店主がかわいそうで見てられなかった』『店主が一生懸命作ったケーキ、最後まで誰も食べないの? ひどすぎない?』『そもそも、一般人にどっきり自体がアウトだろ』などと、否定的な声が相次ぎました」(同)
おいしいお店のロケ企画が人気の『ヒルナンデス!』だが、その裏では、泣き寝入りしたお店も少なくないのかもしれない。