「『オモウマい店』の第2部?」「『オモウマい店』を前後編でやってるみたい」「『オモウマい店』化してる」……。4月26日、火曜日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)を見た視聴者から、こんな仰天の声がネット上に続出した。その数時間前にオンエアされたばかりの『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(同)の過去放送を、否が応でも想起させる内容だったのだ。
この日の『ザ!世界仰天ニュース』は、大盛りでコスパが良いことで知られる人気飲食店に秘められたウラ話を、再現VTRで紹介。店主が大盛り料理を店のメインにした経緯を、すゑひろがりず、四千頭身、ラランド・ニシダが、店主やその家族に扮して熱演していた。
「番組では5つの店が取り上げられ、土鍋サイズのパスタや、寿司桶に入ったカレー、顔より大きいジャンボかき揚げなどが登場。それを食べに来た客のリアクションやインタビューも交えつつ、再現VTRが流れました。ただ、取材に応じてくれた店はどこもメディアに頻繁に出ている有名店ばかり。しかもその中で、どか盛りカツカレーを提供している茨城県行方市の『しをみ食堂』は、昨年11月30日の『オモウマい店』でも密着されていました」(芸能ライター)
案の定、ネットでは「日テレが『オモウマい店』に味をしめて『仰天ニュース』でも同じことやってる」「『仰天ニュース』まで『オモウマい店』化してる」「まるで『オモウマい店』第2部」「もろパクリで『ザ!オモウマいニュース』になってる」といったコメントが続出。また、「『仰天ニュース』はもうネタ切れだな」と呆れる声も多かった。
「2001年スタートの『仰天』もこの4月で22年目。最近はネタが枯渇気味で、以前オンエアした映像も、たびたび利用。画面の左右両端が黒表示で切れている4:3画面のVTRはまさにそれです。ネタ切れを補うためか、視聴者投稿によるエピソードも増加。視聴者が体験したさまざまなアレルギー症状を紹介したり、ダイエットのビフォーアフターの再現VTRばかりです」(同)
自番組の映像を再利用するだけでは不十分で、ついに他番組のネタまで使い回すようになったということか。今まさに番組の「旬」を迎えている『オモウマい店』に対し、「『仰天』の場合は、あとはどう延命していくかという時期に差し掛かっている」(放送作家)との指摘も。
今後、『ザ!世界仰天ニュース』はどの番組をパクって生き延びていくつもりなのだろうか。
(村上春虎)