• 月. 12月 23rd, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

80万円のリングでは飽き足らず、ジュエリーショップ・kataokaに粘着! 「カスタムオーダー」を問い合わせた結果……

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 すごいわ、すごい。kataokaさんってすごいわ……。このコラムで、何度も私が口にしているジュエリーブランド・kataokaなんですが、ほんと~に私は病気にかかっているんですよ。ええ、kataoka病。この病にかかると、kataokaのジュエリーが欲しくてたまらなくなり、「これが最後……これが最後よ……」と血反吐を吐きながら、購入するのですが、それから1カ月もたたないうちにまたkataokaさんのジュエリーが欲しくなるのです……。

 ああああん、この間80万円のリングを買って「これで私のkataoka病が終わる……」と思ったばかりなのにィ! もう次のリングが欲しくなっちゃってるよおお~~~~~!!!!!

 なぜこんなに発作が起きているのかというと、80万円の指輪を購入後にサイズ直しをしたんですが、それによって薬指にする指輪がなくなってしまったからです。へへ、わかってるよ。私はただの大馬鹿者さあ……。そう、私はkataokaさんのお店とメッセージのやりとりをすることにこのうえない喜びを感じているのです。「kataoka」と書かれた返信メールを見るたびに「ふあ~~~~~!!!!」ってなっちゃうの。

 その日も、深夜1時半に私は自身の指輪コレクションを手元に置きつつ、kataokaの公式サイトやインスタグラムを見ていました。ああ、人差し指の指輪を際立たせる薬指の指輪が欲しい………。そのときでした。私の目にビビッとくる1枚の写真が……!!

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「石の配色がめちゃくちゃ可愛い!!」

 それは、緑と紫のストーンがついた、パールのチェーンリングでした。とはいえ、パールは劣化しそうだし、正直扱いが怖い。この配色のパールなしのリングが欲しい~~~~~!!

 時刻は深夜2時。真夜中にハイテンションで、私はkataokaに問い合わせメールを送りました。

「先日は大変お世話になりました! 一つ質問なのですが、よろしいでしょうか? 以前、kataokaさんではカスタムオーダーができたかと思うのですが、今はもうやっていらっしゃらないでしょうか? こちらのパールのチェーンリングの配色がとても好きです。もし可能でしたら、パライバとアメシストとダイヤとエメラルドでこの一連リングを作っていただきたいのですが………」

 その後、何通もイメージの写真メールを送った揚げ句、

「何度も何度もすみません!! これで終わりにします汗。このリングの形で、パライバ×ダイヤ×アメシストでリングを作成可能かお聞きしてもらっても良いでしょうか。色的に? 変じゃなければエメラルドも入れていただいても……という感じです。自分の色彩感覚に自信がないので、お任せしたいです。一方的にメッセージを書いてしまって大変申し訳ございません。夜分遅くに失礼しました!!」

「すみません………、深夜のテンションで暴走してしまいました………。お値段のこともあるので、カスタムオーダーが可能なのかどうかだけ聞かせていただいてもよいでしょうか。お見積りをしていただくのは、潤沢に資金が調達できてからにしたいと思います(汗)よろしくお願いいたします!!」

 って、いったい何通送るねん!! 見返したら、なんと6通も送っていました。この粘着ぶり……営業妨害ではないかね……? そして翌日、kataokaの担当者からメールが届きました。

「お問い合わせくださりありがとうございます。大変心苦しいのですが現在、制作が立て込んでいる関係でカスタムオーダーの受注を停止させていただいております。ご希望に添えず申し訳ございません。再開できる運びとなりました際にはwebサイト上でもご案内できるかと存じます」

 チュドーーーン!! そんなわけで、kataokaへの片思いはまだまだ長引きそうです。さーて、ジュエリー資金を貯めにゃあ……。

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