広瀬アリス主演の恋愛ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系/以下、『恋マジ』)の第4話が5月9日に放送され、世帯平均視聴率6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の5.5%より0.5ポイントアップした。
原作のないオリジナルストーリーである同作は、恋愛経験ゼロで「恋愛は面倒くさいが、ヤることは済ませて大人の女になりたい」と願う27歳のOL・桜沢純(広瀬)が、フレンチビストロ「サリュー」のイケメンギャルソン・長峰柊磨(SixTONES・松村北斗)に翻弄される姿が描かれる。
※以下、ネタバレを含みます。
前回、柊磨と“お試しの恋”をスタートさせたものの、竹内ひな子(小野花梨)のSNSに柊磨の部屋が写っていたことから、柊磨につらく当たってしまった純。第4話では、ひな子の“匂わせ投稿”の日付に矛盾があることに気づいた純が、すぐさま柊磨の自宅へ。しかし、ノック後にドアを開けると、柊磨とひな子が抱き合っている場面を目撃してしまう。すぐさまドアを閉める純だが、再びドアを開けると、「この人に手を出さないで。彼女じゃないのに彼女のふりしないで」とひな子に宣戦布告。これに、ひな子は「(柊磨は)誰にでも優しいし、誰とでも寝るの。そういう男なの!」と応戦する。
ここで、純は涙を浮かべながら「こういうことなんだね、人を好きになるって」と初めて柊磨への思いを打ち明ける。「恋なんて嫌いだよ! 大っ嫌い!」とその場を去ろうとする純だが、柊磨はひな子の目の前でもお構いなしに突然、純にキス。2人はそのままベッドに倒れる……という展開だった。
放送後、ネット上では、驚きのシチュエーションで約40秒間にわたって交わされた純と柊磨のキスシーンが話題に。その中には、ひな子に同情的な声も多い。
「視聴者からは、『匂わせマウント女もやばいけど、どっちが好きか言わないまま、いきなりキスで示す男のほうがやばいな』『ひな子は柊磨が「特定の彼女は作らない」って断言してたから、それを受け入れただけでしょ? SNSでマウントとったくらいで、こんな仕打ちってある?』『ひな子は柊磨のこと好きだって言ってるのに、柊磨はなんで何も言ってあげないの?』『柊磨が、セフレのひな子に、なんでこんなひどいことをできるのか、理解できない』と柊磨の行動に疑問の声が続出。同作で悪役のように描かれているひな子ですが、突飛な行動が目立つ純や柊磨に共感し難い視聴者は多く、ひな子への同情が集まってしまったようです」(芸能ライター)
このほかにも、「純と柊磨って、なんでケータイ持ってるのに、会社や自宅に押し掛ける前に連絡して都合聞かないの?」「この主人公、ノックの返事もないのに、いきなり人様の家の玄関開けるとか、すごいな……」などと、非現実的なシーンの連続にツッコミが相次いでいる同作。だが、同ドラマのプロデューサーはTwitterで「今の恋愛をリサーチしてリアルなラブストーリーを作ろうと、一瞬一瞬を構築しました」とつぶやくなど、あくまでもリアルさを強調している。
「同プロデューサーは今月、登場人物のトンデモ行動への違和感を訴えた視聴者に対し、Twitterで『個人的には人って理屈で全て動けないところが素敵だなと思ってます。そこを彼女たちは表現してます。全て計算通りには行かない。そういうドラマをこれからも作りたいと思います』(原文ママ)と説明。ご都合主義の展開ではないと主張しています」(同)
一部ドラマファンからは「令和に蘇ったトレンディドラマ」とも形容されている『恋マジ』。今後も驚きの展開が期待できそうだ。