関ジャニ∞の新レギュラー番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)が、5月9日深夜にスタートした。
2015年5月から2022年3月まで約7年間にわたり放送された『関ジャニ∞クロニクルF』の後番組となる『あとはご自由に』。その日の企画に一つだけ設定された“ルール”に従いながら、ゲストと関ジャニ∞が自由にさまざまな内容に取り組むバラエティー番組だ。記念すべき初回は、ゲストの女優・黒木瞳が持ち込んだ企画“アドリブドラマ”に挑戦した。
ドラマのタイトルは「はじめてのオレオレ詐欺」。これは黒木が以前からやってみたかった設定とのことで、主演・監督・脚本のすべてを黒木が担当。役が与えられたのは、横山裕、村上信五、大倉忠義の3人で、安田章大と丸山隆平は4人の演技を別室で実況する流れに。
なお、関ジャニメンバーはドラマの内容を一切知らされておらず、ナレーションを聞いて、初めて自分の役を知ることになる。大倉は、弁護士に扮したオレオレ詐欺の受け子である黒木の上司役、村上は、大倉と黒木に騙される頑固ジジイ役、横山は村上の息子をそれぞれ演じた。
ストーリーは、大倉と黒木が弁護士になりすまして「息子が交通事故を起こしたので示談金が必要」と村上を騙し、100万円をだまし取ろうと村上宅を訪れるというもの。しかし、普段は夜まで帰ってこない息子の横山が、この日に限って夕方5時に帰宅してしまう……という内容だ。
アドリブ芝居のため、スタジオ内には絶妙な緊張感が漂う中、終始黒木のリードで物語が進むも、黒木が「横山のことが見えない」という追加設定を加えたことにより、大倉、村上、横山はタジタジに。
別室で見守っていた安田と丸山も「横山さんは本当に事故に遭って亡くなってる?」「もしくは、詐欺するためにお父さんを惑わしている?」とあっけに取られつつ、戸惑う3人の姿に笑いをこらえられない様子。また、途中の休憩時間で「今までで一番ムズい番組やわ」と漏らす横山の表情に、丸山が「あんまり他のバラエティーで出す顔じゃない。もう、素やもんね」と語る場面も。
その後、ドラマが再開し、横山だけでなく村上も亡くなっていたというオチが黒木によって明かされたところでスタッフからカットがかかり、3人は大爆笑。「嘘……(笑)」(横山)「恐ろしい」(大倉)「俺死んどったかぁ……」(村上)とそれぞれ感想を述べ、丸山は「めちゃくちゃ良い映画の幕引きやった」と評価していた。
そんな中、放送日の5月9日は横山裕の41歳の誕生日ということで、フジテレビの公式YouTubeでは、番組開始直前の同6日に「【初回収録オフショット】横山さん&大倉さんの誕生日サプライズ全貌」という動画が配信。5月16日に37歳の誕生日を迎える大倉と合同で、番組スタッフからお祝いされる様子を収めた内容となっており、サプライズで2人の元にプレゼントが登場。
中身はなんと、紙で書かれたケーキの上に横山と大倉それぞれの名前やイラストが描かれたチョコレートという質素なもので、スタッフが「ケーキを用意するお金もない……」と番組の懐事情を明かすと、横山は笑いながら「それ言わんでも(笑)勝手に察するから!」と言いつつ、「ケーキないの初めてやわ」と笑顔でボヤいたのだった。
この放送にネット上では、「ケーキなしのサプライズは斬新」「パティシエのeighterです。経費削減ならこの私にやらせてください」という声のほか、「黒木さんの設定に振り回されるメンバーの表情がよかった」「また新しい関ジャニ∞の姿が見れて面白かった」「ポテンシャルの高いエイトだからなんでもこなせそうで今後も楽しみ♪」などのコメントが寄せられていた。