今年3月にメタバース(巨大仮想現実空間)への参入を宣言したマドンナが、NFT(非代替性トークン)デジタルアートビデオの3作品を発表。女性器からニョロニョロと茎が伸びて大木へと成長したり、無数の蝶やロボット製のムカデを出産するという作品で、この女性器はマドンナ自身のものを3Dスキャンして作られたものだという。ネット上では、「キモい」「アートではなくポルノ」「いやホラーでしょ」と大炎上している。
現地時間5月11日、マドンナはNFTのデジタルアーティストとして第一線で活躍しているBeepleとタッグを組み、制作の全過程に1年間費やしたNFT作品をオークションにかけることを発表。「女性のヴァギナが子どもだけでなく、アーティストのクリエイティビティを生み出す創造的なものだという概念」を追求したと解説した。
専用のウェブサイトで発表されたデジタルアートビデオは3作で構成されており、1作目の「Mother of Creation(創造の母)」では、デジタルで描写されたマドンナが、未来的な研究所のベッドの上であおむけになり木を出産。2作目の「Mother of Evolution(進化の母)」では、荒廃した終末の世界に座ったマドンナが無数の蝶々を出産。3作目の「Mother of Technology(テクノロジーの母)」では、大自然の中でうつぶせになったマドンナが、血まみれのヴァギナからロボット製のムカデを出産する内容になっている。
デジタルの世界のマドンナは全裸で、体つきはVRビデオのようにリアルだが、顔は無表情。3作品ともドアップになったヴァギナから“もの”がはい出すシーンから始まり、マドンナの性器を3Dスキャンしただけあり、ヴァギナのシワまでとてもリアルに描かれている。
作品は12日にNFTアート販売サイト「SuperRare」でオークションにかけられ、収益は「National Bail Out」(逮捕された黒人母親への保釈金寄付)「VDAY」(女性に対する暴力の撲滅を目指す慈善団体)「Voice org ua」(子どもを支援する国際NGO団体)へ寄付するとしている。
奇抜で露出の高いインスタグラム投稿が多く、最近では「おなかいっぱい」と世間にスルーされ気味のマドンナだったが、このNFT作品に対しては「見過ごせない」といった声が噴出。
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Twitterには、「みんなが自分の性器を見たくてたまらないと勘違いしてるのかしら……」「やるなら出産のグロさを再現すればいいのに」「あまりにもキモい作品」「ただのポルノじゃん!」「いやこれはホラーでしょ」「頭がおかしくなりそう」「ただただ不愉快になる」とといったブーイングが、次々とツイートされている。また、「乳首もヴァギナもきれいすぎる。どうせ修正してるんでしょ」と、リアルではないと邪推する声も。
セレブの間で大ブームとなっているNFTとは、ブロックチェーン技術を使った偽造不可能な、資産価値のある非代替性トークン(代えの利かない証明書)のこと。
昨年4月には、NFTマーケットプレイス「OpenSea」で類人猿(Ape)をモチーフにしたデジタルアートコレクションプロジェクト「BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ )」が販売され、パリス・ヒルトン、グウィネス・パルトロー、エミネム、スティーヴ・アオキ、NBAの人気プロバスケ選手らセレブたちがこぞって購入。SNSで自身のApeをお披露目したことで、世間に広く知られるようになった。
新しいモノ好きで知られるマドンナは今年3月、「BAYC」の#4988のApeを約56万ドル(約7,198万円)で購入。首や腕に邪眼がちりばめられているという不気味なApeで、「とうとうメタバースに参入したわよ!」というツイートと共にお披露目し、話題になったばかりだった。
今回、マドンナが発表したアート作品のオークションは、残すところ23時間という時点で、それぞれ3万ドル(約385万円)前後まで上がっている。御年63歳のマドンナが性器を3Dスキャンしてメタバースに送り込んだこのNFTデジタルアートが一体いくらで落札されるのか?
どれほどの価値がつけられるのか? 続報を待ちたい。