ジャニーズ事務所のYouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、それら内容をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が紹介! 今回は、5月5日~11日公開の動画をチェックします!
ジャニーズJr.の大運動会、7 MEN 侍・菅田の活躍が波紋呼ぶ
5月2日配信の動画より、HiHi Jets・高橋優斗とAぇ! group・正門良規がMCを務めるジャニーズJr.の合同企画「ジャニーズJr.大運動会2022春」が開始した。「Jr.チャンネル」レギュラーの関西Jr.内ユニット・Lil かんさいのみ、仕事の都合で欠席となったが、Aぇ! group、HiHi Jets、少年忍者、美 少年、7 MEN 侍の総勢45名が出演している。
前週の記事に続いて、今回は5日公開の「ジャニーズJr.大運動会【マラソン&30m走】2022春~7夜連続SP企画~4/7」からレポートしていきたい。
今回の動画ではマラソン3キロと30m走を実施。マラソン3キロは各グループから代表者1名がチャレンジする。体育館の外を10周(1周約300m)走り、1位と2位に入ればポイントを獲得できる。
1位候補はスポーツ・エンターテインメント番組『SASUKE』(TBS系)に出演し、先日の『オールスター感謝祭'22春』(TBS系、3月26日放送)のミニマラソンでも2位に輝いた7 MEN 侍・菅田琳寧。中学生の頃に陸上部だったという少年忍者・稲葉通陽、Aぇ! group随一の肉体派・福本大晴の活躍にも期待が高まる一方、美 少年・藤井直樹にはMCの高橋が「なんで藤井くんなの?」と不思議な様子。
藤井は「ちょっと緊張してます」と言いつつ、「一応こう見えて、中学の時、バスケ部やりながら駅伝も出てたんですよ。一応、長距離はなんとかいけるかなって感じですね」(藤井)と決意を表明。かたや、HiHi Jets・猪狩蒼弥は特にマラソン経験はないようだが、「ローラー(スケート)やってるしね」「根性だけでここまでやってきましたから。マラソンって結局、自分との戦いでしょ? 負けませんよ」と自信をのぞかせた。
マラソン中は時間短縮のため、30m走も並行するとのこと。長距離は屋外にカメラマンもおらず、無人の定点iPhoneで撮影するそうだ。
もう1つの30m走は、各グループ3名が参加。5人ずつ予選を行い、1位・2位が決勝への切符を掴む。着々と予選が進む中、急きょ7 MEN 侍チームがメンバー変更を申請。予選第3試合にて、今野大輝が「僕らの中で会議を重ねた結果……」と切り出したところ、すでに3キロを完走した菅田が登場したのだ。
正門は「ちょっと待て!」「おかしい!」と繰り返し抗議したが、美 少年・岩崎大昇は「でも(長距離で体力を)消耗してるから!」とフォロー。当の菅田は「長距離も短距離も速いとカッコいいでしょ」と宣言し、猛スピードで駆け抜けていた。
決勝戦も菅田が挑むとあって、これまでの出場歴を踏まえ、MC陣は「フル稼働じゃない。琳寧くんだけ」(正門)「ずっと出てんのよ」「ここだけ今野と代われよ!」(高橋)とツッコミ。“反則級”に手強い菅田に対し、ほかのJr.の間で「出すなよ、もう」「禁止カード」「強すぎるよ」といった否定的な声も飛んでしまった。
ちなみに、エンディングの映像によれば、予選第3試合に出た岩崎は「俺の隣が急に、勝てそうだなと思ってたこんぴが琳寧に変わって」「どうしようってなって……」と愚痴をポロリ。高橋があらためて「ずるくない? これ終わってから言うのあれだけど。今野、出てないだろう、お前!」と指摘すると、今野は「会議を重ねた結果、やっぱこういうことになっちゃった」と訴えていたのだった。
こうした展開は、一部の視聴者の間で波紋を呼ぶことに。「長距離と30m走は同時にやってたのに、同じ人を出すのはどう考えてもおかしい」「終わったことをグチグチ言っても仕方ないけど、ルールをしっかり決めてほしかった」「7 MEN 侍は琳寧くんを出せば勝てるのはわかるけど、今のところ全部出ててずるいと思った」といった声が上がっている。
対照的に、「むしろ、琳寧くんは3キロマラソンを走った後の短距離走なんだからハンデでは?」「『ずるい』と言われてるけど、個人種目は1種目までとか決まってない。ルールが曖昧すぎる」と擁護のコメントも見受けられた。再生回数は57万台を記録している(13日時点)。
なお、今動画がアップされたのは木曜日だったが、本来ならばTravis Japanの担当曜日。合同企画のタイトルに「7夜連続」と入っていたとはいえ、ネット上のファンは「トラジャの動画を一週間楽しみにしていたのに、気持ちを踏みにじられて悲しい」「平気でトラジャの動画を飛ばすのはありえない。どうかしてる」と憤怒していた。
そんなファンの気持ちを察したのか、Travis Japanはエンタメサイト・ISLAND TVを連続更新。5日と6日に1本ずつ動画を上げ、7日は4本も連投していたのだった。
5月6日の動画は「ジャニーズJr.大運動会【5人6脚障害物走】2022春~7夜連続SP企画~5/7」(再生回数は13日時点で48万台)。5種目はグループから5名が出場する5人6脚で、ゴールまでにあめ玉探し、パン食い競争、ピンポン球リレーの障害物もクリアしなければならない。
1回戦(3組中1組)、2回戦(2組中1組)の勝者が決勝進出となり、Aぇ! group・正門は進行と実況を担当。「グループの絆も試される」「楽しみにしてます」とエールを送った。
1回戦は7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsの勝負で、特に美 少年はスタート前に足踏みをして体勢を整えるほど気合十分。7 MEN 侍は菅田を休ませた一方で、7 MEN 侍・本高克樹は「母校の歴代記録を持っているんですよ。二人三脚の。たぶんいまだに残ってるみたいなんですけど」と豪語した。美 少年は、綱引きなどに続き、またも団体戦で藤井が不在とあって、正門は「見覚えのあるメンツ」とボソリ。藤井はグループ内で最も小柄なためか、岩崎大昇は「身長的にいろいろバランスが合わないってことで」と事情を打ち明けた。
続いて、Aぇ! group対少年忍者による2回戦へ。この時点でAぇ! groupは0ポイントだったため、小島健は「そろそろ勝つわ! 関西背負って来てますから。この勝負負けたらジャニーズ、Aぇ! group抜けます!」と大見得を切ったが、直後に「リチャードね」と草間リチャード敬太になすりつけて責任逃れ。
草間は「おいおいおい、なんでや!」と戸惑いながらも、少年忍者に向けて「ちゃんと聞いてるか? それ考慮して試合せえよ!」と圧力をかけていた。果たしてどちらが勝ったのかは、ぜひ今動画で確かめてほしい。
個人的には、競技に出たメンバーだけでなく、適度に毒を交えたツッコミと、的確な状況説明スキルでその場を仕切っていた正門にも拍手を送りたい。
Aぇ! group、HiHi Jets、少年忍者、美 少年、7 MEN 侍による大運動会は「【フリースロー対決】2022春~7夜連続SP企画~6/7」(7日)と「【神回!バスケ最終決戦】2022春~7夜連続SP企画~7/7」(8日)のフリースロー対決がいよいよ最終決戦となった。
実はもう1つ試合を予定していたものの、収録の時間でカットすることになったとか。そのため、最後は2競技分の点数として、1位が20ポイント、2位は10ポイント獲得になるそうだ。
バスケットロングシュート対決は、3mの距離から1人1球ずつシュートし、成功するごとに遠くから投げていくという方式。参加者は少年忍者・元木湧&長瀬結星、7 MEN 侍・今野&本高、Aぇ! group・小島&末澤誠也、美 少年・藤井&佐藤龍我、HiHi Jets・猪狩&井上瑞稀だが、正式なバスケ経験者は藤井のみのようだった。
ちなみに、なぜか美 少年・岩崎と7 MEN 侍・佐々木大光は互いのジャージに着替え、すっかり入れ替わっているが、佐々木は“仲間”を応援するわけでもなく、藤井の見せ場で「藤井にかかってる!」とプレッシャーをかけるなど茶々を入れている。
以下、ネタバレになってしまうが、後半は美 少年・藤井と少年忍者・長瀬の一騎打ちに。5mの距離から外してしまうと、美 少年・金指一世は鬱憤を晴らすためか、空中でパンチやキックをしながら大暴れしていた。その後も美 少年(+佐々木)が熱い声援を送り、緊迫した争いが続く。5分頃、ライバルの長瀬に寄り添う藤井の姿は、まるで跳び箱対決でともに健闘した7 MEN 侍・菅田と少年忍者・安嶋秀生を見ているようだ。
ところが、途中でMCのHiHi Jets・高橋が「YouTubeのスタッフさんからです。『全然決まらなすぎて、厳しい』と。次、あと一巡で決まらなかったら、前に出てるこのバスケに挑戦した皆さん(10名)で、じゃんけんで決めていただきます」と残酷な発表が。
体育館を貸し切りにできる時間が迫っており、「ごめんなさい。もうスタッフの皆さんから言われたことなんで、我々は逆らえません!」(高橋)とのことだったが、それにしてもここまで来てじゃんけんで勝敗を決めるのはありえないだろう。
結末を言ってしまうと、今回の大運動会では美 少年が優勝。各競技、適材適所にメンバーを選出し、見事なチームワークを発揮した美 少年は文句なしの1位といえるだろう。なお、7 MEN 侍は“菅田一強”体制にもなっていただけに、中村嶺亜は「今回、俺たち琳寧でしかポイント獲ってないから。ちょっとそこを真摯に受け止めて……」と反省点も口にしていた。
このラストに対し、多くのファンが「美 少年、優勝おめでとう! 藤井くんが、最後に自分の得意なことで勝てて本当に良かった。感動した!」「最年長の藤井くんが最後に決めたり、今回の大運動会は美 少年のチームワークの良さが存分に詰まってた」「美 少年みんなの活躍がカッコよかったし、最年長・藤井くんあってこそのグループだね」と感激していた。
優勝した美 少年は「一泊二日沖縄ロケ」をゲット。今後の公開を楽しみにしたい。再生回数は1本目が42万台、2本目は40万台(13日時点)。
Aぇ! groupは、プロモーションの「【すっぴんイケメン!?】メイク逆再生で美肌をさらせ!」(9日)と、ショート動画「【佐野晶哉をスルーしちゃう】呼ばないプチドッキリ」(10日)に加えて、通常回「【関ジャニ∞大倉から!?】衝撃ドッキリで…全員逃走!!」(同)の3本が配信中。
1本目はピュアクレンジングジェル「Salanaru」とのコラボレーションで、「メイク落とし逆再生クイズ」にチャレンジしている。6人それぞれがゴールデンボンバー・樽美酒研二といった著名人・アニメのキャラクターに扮するために厚化粧。クレンジングでメイクを落とした様子を逆再生して、何のメイクをしていたのかを早押しで当てるクイズ企画だ。視聴者も一緒に考えて楽しめるほか、今動画では草間リチャード敬太の思わぬ才能が開花している。
通常回は、東京・白金の八芳園でロケを実施。夜桜を見ながら、嵐・二宮和也を中心としたYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で人気の相関図企画を行うと説明した。ところが、途中でスタッフがカンペを出し、「みなさんに大切なお知らせがあります Aぇ! groupで MVを撮影することが決まりました!」と発表。
デビュー前のジャニーズJr.にとって、ミュージックビデオの制作は大きな目標でもあるのだろう。突然舞い込んだ吉報に、彼らは「ワ~!」「マジ!?」と歓喜し、「ドッキリとかじゃなくてですか? ガチっすか?」(末澤誠也)「今からっすか?」(正門良規)と疑ったほど。予算は100万円だといい、なんと「その100万円は佐野が出します」とのこと。
佐野晶哉といえば、歌唱力に定評があり、『生放送で満点出せるか 100点カラオケ音楽祭』(TBS系、1月15日放送)の企画で100万円を獲得。1回目(昨年8月28日放送)に出た時から、賞金の100万円を使って「MVを作りたい」と希望していたのだが、2回目で悲願の100万円をゲットしたのだった。
しかし、本人は「俺も今、知りましたよ!」「なんのアレ(相談)もなしで? と思って。ビックリした」と不満げにポロリ。さらに、「どの曲がいいですか?」「どういうふうに撮りたいなどありますか?」と問われたAぇ! groupはオリジナル曲を挙げつつも、「え~! そんな急に言われても……」(末澤)と困惑していたが……。
ここで、スタッフが「みなさま今のリアクションちゃんとできてましたか? みなさん本当はMV撮影の話知っていましたよね?」とネタバラシし、“ドッキリ大成功”という展開に。その瞬間、メンバーは「誰がやってんの? 誰がどこまでやってんの?」(末澤)「おい、大倉出てこいや!」(佐野)とけんか腰に。実際、今回のドッキリの仕掛け人は、関西Jr.のプロデュースも手掛ける関ジャニ∞・大倉忠義なんだとか。
佐野によれば、前夜に「佐野のカラオケの100万でミュージックビデオを作りたいけど、まだ曲が決まってないから、どんなんがいいかみんなで相談しよう」と連絡があったそう。「6人と大倉くんのグループメールで、いろいろ『この曲かな』『この曲かな』とか。ちょっとずつまとまってきたのに、大倉くんが『今、YouTubeスタッフさんとメールしたら、これは内緒で今日の撮影でドッキリ仕掛ける予定やったらしいから、知らんフリでドッキリ受けてきて』って(言われた)」と裏事情を明かした。
最終的には自分たちで“演技”を見返すハメになり、末澤の「そんな急に言われても」をリピートするなど、意地悪な編集も。赤っ恥をかかされた格好の佐野は、相関図企画のために用意していたホワイトボードに大倉に対する思いを書き、見事なオチをつけていたのだった。
ファンからは「MV撮影おめでとう! 何の曲でどんなMVになるのか、今から楽しみ」「MV制作決定おめでとう! これをきっかけにAぇ! groupの良さがもっと広まりますように~」と祝福のコメントが相次いでいる。
再生回数はプロモーションが38万台、ショート動画は13万台、通常回が32万台(13日時点)。
5月11日の動画は「少年忍者【その『ばぶー』何?】僕たちジャニーズ演技派です!」。演技力が試される大人気ボードゲーム「はぁって言うゲーム3」に挑戦している。
これはお題のワードを受け、シチュエーションに沿って声と表情だけで演じきるというもの。4人ずつのチーム戦で、そのうち3人がA~Hのアクトカードをもとに演技し、解答者の1人はそれがどのテーマだったのかを予想する。チーム分けは「おニャン子ファイターズ」(瀧陽次朗・田村海琉・長瀬結星・元木湧)と「非常口」(小田将聖・織山尚大・檜山光成・山井飛翔)の2組だ。
おニャン子ファイターズのお題は「あっ」。「A 忘れ物をして『あっ』」「B 思い立って『あっ』」「C 石につまづいて『あっ』」といったバリエーションがあり、解答席の元木は「みんな頑張って。アカデミー賞獲る気持ちでやってね!」と応援した。「あっ」は一瞬で終わる一言だけに、演じる側も感情を乗せて表現するのはなかなか難しかったのだろう。元木は「おぉ~い、瀧! 紛らわしいことするなよ!」と悩んでいた。視聴者も3人が演じたのはどのカードなのか、予想しながら楽しめる動画となっている。
続く非常口チームに与えられたのは「君のことばかり考えてるんだ」というセリフ。トップバッターの織山は首を傾けてあざとさを演出しつつ、言い終わった後は思わず照れ笑いを浮かべた。2回戦は同チームから始まり、織山・山井・小田がさまざまな「いないいないばあ(手も使って)」を披露。
そして、おニャン子ファイターズへのお題は「ばぶー」。中でも、現在20歳の元木は「言いたくないよ、『ばぶー』なんて。普通に『ばぶー』って言いたくねぇわ。キツい。ガチか!」「この動画見れない、俺。自分で。ダメだ!」と拒絶していた。
こちらも「A 嫌がる赤ちゃんで『ばぶー』」「B かっこいい赤ちゃんで『ばぶー』」などの設定があったが、元木は全力の「ばぶー」で勝負。最後は元木のリクエストで織山の可愛い「ばぶー」シーンも差し込まれていた。なお、今動画の再生回数は13日時点で7万台に留まっている。