関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』(フジテレビ系)が5月16日深夜に放送され、前回挑戦した女優・黒木瞳とのアドリブドラマ「はじめてのオレオレ詐欺」を全員で振り返りながらトークを行った。
ドラマのストーリーは、弁護士になりすました詐欺師2人が、「息子が交通事故を起こしたので示談金が必要」と嘘をつき、父親から100万円をだまし取るために家を訪れるというもの。
大倉忠義は、オレオレ詐欺の受け子である黒木の上司役、村上信五は2人にだまされる頑固ジジイ役、横山裕は村上の息子をそれぞれアドリブで演じ、丸山隆平と安田章大は別室でその様子を見守っていた。
今回の配役について、監督と脚本も担当した黒木は、「大倉さんはシュッとしていてかっこいい。そんな大倉さんが困ってしまう様子が見たかった」と告白。また、“実は本当に事故でなくなっていた”息子に扮した横山についても、「きっとご自分では(オチが)わからないだろうなっていう、戸惑う姿が見てみたかった」と狙いを語った一方、村上については、「カツラを被らせたら右に出る者はいない」というイメージがあったそう。薄毛のカツラありきのキャスティングだったようだ。
また、唯一ドラマのストーリーを知っていた黒木だが、演技開始直後から思うようにいかなかったとも明かし、大倉が村上に息子のフリをして電話をかけるシーンでは、「オレオレ詐欺なのに、大倉さんが泣かないんだもん全然!」とダメ出し。「設定がいまいち染みてなくて……」と弁解する大倉に、黒木は「もう少しわかってくださるかと……」と嘆いた。
なお、スタジオには脚本助手として参加したフジテレビドラマ制作センターの平野眞氏も登場。『HERO』シリーズや『ショムニ』シリーズなど、数々のヒット作を演出を担当してきた人物で、「大倉くんに(設定を)わからせるのが大変でしたね」などと撮影を回顧。
そんな中、丸山に「(大倉、横山、村上の)お三方の中で“ベスト俳優賞”を決めるとしたら?」と問われた平野氏は、「やっぱり村上さんが面白かったですね」と回答。「見た目もそうなんですけど、設定を探っている感じが視聴者にすごく伝わっていた」と語り、村上のような演技は「あまり見たことがない」という。
その後、黒木が映画監督を務め、地元・福岡で撮影した短編映画『線香花火』(2022年)が紹介されると、横山は「村上さん、(演技に)手応え感じていますから、今後黒木さんの作品に……」と猛プッシュ。ちなみに黒木は次の作品の構想もあると明かし、「村上さんよろしくお願いします」とオファーを受けた村上は、「いや、こんなオファーいただいたの『ハクション大魔王』以来ですから」と、13年11月に主演したスペシャルドラマ『ハクション大魔王』(フジテレビ系)に触れながら大喜び。
「僕でよければいつでも! もう自前で(カツラを)作っておきますよ!」と前のめりになっていた。
この放送にネット上では、「ヒナちゃんMVPおめでとう」「村上さん今年俳優のお仕事来たらええなぁ。『ハクション大魔王』以来やからね」「近年中に俳優・村上信五の発表を楽しみにしてます」「村上くんの関西弁が生きる役でドラマ見たいな~」「ヒナちゃんに演技の仕事下さい〜!!」などのコメントが寄せられていた。