「地元ノリを全国へ」をスローガンに掲げる5人組YouTuberグループ・コムドットが、UHA味覚糖から発売される「水グミ 巨峰味」の新CMに起用された。彼らがテレビCMに出演するのは初となるが、ネット上では起用に疑問の声も少なくないようだ。
5月25日からのオンエアに先駆け、UHA味覚糖のYouTubeチャンネルでは18日、「コムドット水風船」篇の15秒バージョン、30秒バージョン、メイキング動画を公開。CMは、学校の体育館にいるメンバーが水風船を投げ合う内容で、リーダーのやまとは「ずっと夢見てきた仕事」「みんなの家にあるテレビとかで放送されるっていうのを想像すると、すごい僕たちもワクワクしますし、こういう仕事を任せてもらえるようになったコムドットに、みんなワクワクしてもらえるんじゃないかな」とコメントしている。
これまで、公の場でたびたび「5人でCMに出たい」と語っていたコムドット。夢が一つ叶ったことに、ネット上のファンからは「テレビでもコムドットが見られるなんて幸せです」「5人の夢を叶えてくれたUHA味覚糖に感謝」「本当にコムドットってすごい。口にしたことをどんどん実行できるって、誰でもできるわけじゃない」「やりたいことを実現していってて、マジ尊敬」などと歓喜の声が相次ぐ一方で、否定的な意見も目立つ。
「昨年6月にニュースサイト『文春オンライン』に報じられた“YouTuber31人飲み会”報道や、同9月発売の『フラッシュ』(光文社)がスクープした“屋外騒音パーティ”報道をはじめ、これまで何度も騒動を起こしているコムドットだけに、根強いアンチがついている。SNS上では、『UHA味覚糖は、炎上ばかりしているコムドットを応援してるってこと?』『こんな問題児集団起用しちゃう企業の広報が心配』『コムドットを全国向けのCMに起用するなんて理解できない』『もうUHA味覚糖のお菓子は買わない』とネガティブな声も少なくありません」(芸能ライター)
コムドットといえば、先月15日に公開された動画で、メンバーのあむぎりが紳士服販売チェーン「洋服の青山」の広告の仕事をしたいと発言。これに対し、「洋服の青山」の公式Twitterがすぐさま「嬉しくて震えました」「コムドットさんと洋服の青山が楽しい事できない可能性これ……一切なーい!!」と、あむぎりのモデル起用に前向きな姿勢を示したところ、同アカウントには「めっちゃ楽しみです! ポスターとかパネルとかもできちゃうのかな?」と喜びの声だけでなく、「ブランドイメージが下がるので、やめたほうがいいと思います」「もう二度と青山では買わない」「あの人たちがスーツ着るのって炎上した時くらいだろ。縁起が悪い」などと否定的なコメントも目立っていた。
「とはいえ、現在のコムドットが若者に対し、芸能人以上に影響力を持っているのは確か。当然、UHA味覚糖側も賛否両論が巻き起こることは織り込み済みでしょう。なお、先月28日に高校生マーケティングを手掛ける『アイ・エヌ・ジー』が発表した『高校生が選ぶ将来就きたい職業ランキング2022』によると、『同世代で憧れている人は?』(関東の高校生男女200人に調査)というウェブアンケートで女優の芦田愛菜と同率タイでコムドットのやまとが1位に。加えて、グループとしてのコムドットも、藤田ニコルと同率で3位にランクインしており、絶大な支持を集めていることがわかります」(同)
過去には、CMのみならず「冠番組が欲しいです。視聴数を取る自信があるので」と語っていたコムドット。アンチを跳ね除け、このまま突っ走れるだろうか。