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山口組の再統一は「8月」? 「ヤクザはメンツとケンカが哲学」と断言する元極妻が抗争激化を示唆

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

相次ぐ山口組や拳銃に関する事件

 連休明けの少し前から山口組や拳銃に関する事件が相次ぎ、関係者はざわついているようです。時系列で見てみます。

5月8日(日)午前2時45分頃
神戸山口組の副組長の自宅(大阪府内)で車両特攻事件。運転者は玄関門などを損壊し、車を放置して逃走。8日のうちに半グレのグループ(すでに解散)の元幹部で対立関係にある六代目山口組傘下の弘道会関係者(26歳)が逮捕される。

5月10日(火)午前11時半頃
三重県伊賀市内の病院の駐車場で、車中にいた絆會関係者(54歳)が銃撃されて重傷を負う。14日(土)午後に六代目山口組・三代目一心会系組織の組員(26歳)が千葉県の警察署に出頭して逮捕され、伊賀署に身柄を移送される。 

5月14日(土)朝
大阪ミナミ・東心斎橋のビルとビルの70センチの隙間で発見された遺体が六代目山口組・弘道会系組織の組長と判明。司法解剖の結果、死因は頭部挫滅で、殺人事件として捜査開始。 

5月17日(火)夜
福島県郡山市内で拳銃のようなもの1丁と刃渡り6センチを超える刃物2本を所持していた住所不定・無職の男(54歳)が逮捕される。「発砲音を聞いた」という通報で警察が急行した時には、「現場にいた人たち」に取り押さえられていた。

 最近は静かな感じだったので、カタギの皆さんも驚かれたのではないでしょうか。

 山口組が2015年に分裂して、もう7年ですから、なんとなく事件も「年中行事化」しているところは正直ありましたね。再統一へ向けて「年明けに動く」「5月の連休明けに何か起こる」「お盆明けに解決」などなど、再統一への臆測は常に流れていた気がします。

 なので、今回も「5月の連休明けは危ない」といわれていたんですが、まああるとしても車両特攻くらいかなとは思っていました。実際にありましたしね。

 ただ実行犯が半グレグループから六代目山口組へ移籍していたというのは、ちょっと意外でした。今どきは「ヤクザは終わった。これからは半グレや」みたいな話が多いですからね。

 また、5月10日の絆會関係者の銃撃は、今年の1月17日に茨城・水戸市内で起こった六代目山口組傘下組織の幹部射殺事件に対する「六代目山口組からの報復説」が出ています。そうなると、今後の抗争発展もあります。

 1月の事件は未解決なんですが、「NEWSポストセブン」は、「事件前に神戸若頭が所属していた組と絆會との間で組員の引き抜きを巡るトラブルが起きていました。六代目山口組側は神戸若頭射殺を絆會の犯行と考え、報復に出たと見られています」としています。

 この事件については私も以前に書かせていただいていますが、映画みたいな事件でしたね。

 個人的には、郡山市内で逮捕された住所不定・無職さんの事件が気になりました。「拳銃のようなもの」1丁と刃渡り6センチを超える刃物2本を持って暴れている(しかも発砲している)ヨッパライを「現場にいた人たち」が取り押さえていたんですね。警察が来た時には、すでに取り押さえられていたんですよ。すごくないですか?

 持っていたのが包丁だけなら「酒癖の悪いオッサン」と考えてもいいですが、「拳銃のようなもの」とはリアル拳銃だったのでしょうか? リアル拳銃を持てるとすると、組織関係者だったのでしょうか? 続報が待たれるところです。

 また、ミナミで見つかったご遺体は、弘道会関係者ですから、これも新たな火種になりますね。今ごろは組織との関係、個人的な怨恨など、いろいろ捜査されているでしょう。

 山口組の分裂は15年8月だったので、六代目山口組としては毎年「8月までには再統一を」という思いがあるようです。これから夏に向かって、抗争激化の可能性も想定しておくべきですかね。

 ヤクザはメンツとケンカが「哲学」なので、仕方ないといえば仕方ないのですが、カタギさんには迷惑をかけないことを第一にしてほしいです。