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【薬剤師監修】「セルライト」を無理に潰すのはNG! 凹凸した見た目を改善する、部位別ケア方法

 お尻や太もものセルライト……気になっていませんか? 凸凹した見た目だけでなく、肌のハリやツヤもなくなるセルライトは、できればなくしたいものですよね。そこで今回は、取り除くことが難しいやっかいなセルライトの正体とケア方法を、薬剤師の相田彩氏が解説します。

1.「セルライト」の正体や原因は、一体何?

 セルライトは、皮膚の下の肥大化した脂肪細胞に余分な水分や老廃物が蓄積して、塊となって沈着したもの。体に悪影響はありませんが、皮膚がボコボコしてしまうので、見た目が気になる人も多いでしょう。

 セルライトができるのは、肥満や加齢、運動不足、食事の偏りなどが原因で、うまく代謝されなかった老廃物が脂肪とともに凝り固まってしまうため。血行不良や冷え、ホルモンバランスの乱れなども原因として挙げられます。セルライトをなくすには、運動や筋トレ、脂質や糖質の制限などが効果的ですが、自力で除去するのは困難です。

 老廃物と脂肪が結びついているセルライトは、簡単なマッサージでは消せませんので、自力で無理やり潰そうとするのはNG。あざになったり、内出血を起こしたりする場合もあるので、専門のマッサージや、痩身エステなどを利用することをおすすめします。

2.セルライトの凸凹を改善する、部位別ケア方法

 セルライトは放置しておくと、どんどん目立ってしまいます。改善のためには、血流やリンパの流れをよくして老廃物を排出させることが必要。また、継続したケアによって凸凹を目立たなくすることも可能です。ここでは、部位別のケア方法を解説していきます。

「太もものセルライト」ケア方法

 太ももについたセルライトには、酸素を取り込んで脂肪を燃焼させる有酸素運動がおすすめ。有酸素運動は、開始20分後くらいから脂肪が燃焼しはじめるので、継続して続けられるウォーキングやランニングが理想的です。太ももの表と裏の筋肉を伸ばすことで、筋トレや血流改善を目指せるので、雨の日などはおうちで踏み台昇降をするのもよいでしょう。

「お尻のセルライト」ケア方法

 お尻のセルライトをなくすには、スクワットが向いています。足を肩幅の1.5倍程度に広げ、背筋を伸ばしたまま、お尻を引くように腰を下げましょう。10回3セットが目安です。

「おなかのセルライト」ケア方法

 おなか周りは油断しがちですが、セルライトができやすい部分。筋力低下を防ぐために、ストレッチや腹筋などがおすすめです。また、リンパの流れをよくするために、脚の付け根などをグリグリとマッサージするのもセルライトの進行を防ぐのに有効。

「二の腕のセルライト」ケア方法

 二の腕のセルライト対策には、わきの下にあるリンパ節をマッサージしましょう。肌を何度も触ることになるので、荒れないように注意が必要です。あらかじめ保湿クリームやジェルなどを塗ってから、わきの下を30秒ほどもみほぐすことをおすすめします。

 セルライトを予防・改善するには、血流やリンパの流れをよくすることが大切。しかし、なかなかうまくいかないときには、漢方薬を活用する方法もあります。

 漢方薬は、血液や水分の循環を改善することで、体内の余分な水分や老廃物を排出させることが得意。また、胃腸の機能を高めて体に必要なエネルギーをつくるので、脂肪の燃焼効果も期待できます。さらに、体内の余分な水分の排出がむくみの改善にもつながっていくんです。

<セルライトでお悩みの方におすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
 18種類の生薬が配合されており、脂肪を分解して燃焼させる効果が期待できます。さらに、便秘解消作用や利尿作用もあるため、老廃物の排泄にも効果的。

・防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
 余分な水分を取り除き、身体の機能を高める漢方薬。水太りは、余分な水分を体内にため込んでいる状態なので、水分バランスを整えることで、体を引き締めます。

 漢方薬は、体の内側からゆっくりと体質を変えていくため、即効性はありません。そのため、なかなか効果が出ないと思っても、続けることが大切です。

 また、漢方薬は体の不調を改善し、自然の力で悩みを解決してくれますが、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

あんしん漢方

 生活習慣のなかで食生活の偏りをなくしたり、適度な運動やストレスの軽減をしたり、体を冷やさないように注意することで、血行不良の予防のほか、血液やリンパの流れの改善ができるでしょう。

 できることを少しずつ取り入れるだけでも、健康は大きく変わります。また、漢方薬の活用もセルライトを解消する一助となるはずです。セルライトに悩まされない体をつくる一歩として、小さなことからはじめてみてはいかがでしょうか。

薬剤師・相田 彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。