広瀬アリス主演の恋愛ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系/以下、『恋マジ』)の第6話が5月23日に放送され、世帯平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の5.9%より0.3ポイント微増した。
同作は、恋愛経験ゼロで「恋愛は面倒くさいが、ヤることは済ませて大人の女になりたい」と願う食器メーカーに勤めるOL・桜沢純(広瀬)が、フレンチビストロ「サリュー」のイケメンギャルソン・長峰柊磨(SixTONES・松村北斗)と“お試しの恋”を開始する恋愛モノ。
「初回の世帯平均視聴率7.0%でスタートした同作は、第3話で5.5%まで落ち込むなど、低空飛行が続いています。ただ、23日には『#恋マジ』や『柊磨くん』など複数の関連ワードがTwitterでトレンド入り。登場人物のぶっ飛んだ言動や、誰も予想できない突飛な展開が話題を呼び、放送中はSNSなどで独特な盛り上がりを見せているようです」(芸能ライター)
※以下、第6話のネタバレを含みます。
第6話では、テーブルウエアの展示会に柊磨が訪れ、純の部下から2人の関係性を質問される。しかし、プライドの高い純は、“恋愛で失敗している姿を部下に見られたくない”との理由から、「付き合ってるわけないでしょ」「ただの友達」と答え、予防線を張ってしまう。
一方、「サリュー」のシェフ・岩橋要(藤木直人)のよからぬ“過去”が週刊誌の記者に嗅ぎつけられていることから、同店のオーナーである柊磨の父が「何か起きてからでは遅い」と閉店を決断。転職活動を始めた要は、有名レストランの採用試験を受けるも、履歴書に「山崎要二」という偽名を書いていたことがバレ、不採用に。
その後、人妻でありながら要に思いを寄せる清宮響子(西野七瀬)は、要から「5年前、僕は務めていた証券会社で複数の顧客を騙し、違法な取引をして、1年の実刑判決を受け、服役してました」とカミングアウトされるも、思いが変わらないことを伝える……という展開だった。
第6話の放送後、ネット上では「要さんがガチの犯罪者でビビった」「過去に何かあったのはわかってたけど、予想以上に悪質すぎて消化しきれない」「要さん、そんなことやりそうにないキャラだから、全然ピンとこないんだけど」と困惑する視聴者が続出。さらに、「この設定いる?」「せめて冤罪であってほしかった」「要さんのキャラが理解できなくなったせいで、響子の旦那がかわいそうになってきた」という意見も見られる。
「響子の恋の相手として登場する要ですが、過去に架空投資詐欺を行っていたという思わぬ設定が物議を醸しています。開始以来、『誰にも感情移入できない』と評されることも多い同作ですが、その一因は“話の展開が大雑把すぎる”点にありそう。特に、“特定の彼女を作らない”と宣言してきた柊磨が、純に肩入れする理由がいまだに描かれておらず、視聴者からは疑問の声も少なくありません。そのため、『なんで柊磨が純を好きになったのかも、要が犯罪に手を染めた理由も、最後までわからなそう』と予想する人も見られます」(同)
心の機微が丁寧に描かれる恋愛ドラマとは違い、大雑把にストーリーが進んでいく『恋マジ』。要が前科持ちだったという設定は、今後の展開にどう作用するのだろうか……。