関ジャニ∞・村上信五とマツコ・デラックスがMCを務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)。5月23日の放送では、ある“調査結果”を発表したのだが、一部視聴者の間で物議を醸してしまった。
今回は同番組の放送10周年を記念し、「オールスターSP」と題して過去の放送を振り返ることに。番組中盤には「日本全国ご当地問題」というコーナーがあり、「新潟県 他人が握ったおにぎり100%食べられる問題」という調査結果が発表された。
「番組では、近年、他人の握ったおにぎりを食べられない人が増加していると紹介。日本中の地域情報を発信しているウェブサイト『Jタウンネット』の調査結果をもとに、2018年時点で全国47.8%の人が、誰が握ったかわからないおにぎりは『食べられない』と答えたことを発表しました。しかし、番組スタッフが新潟駅を利用する人におにぎりを差し出し、食べるかどうか調査をしたところ、30人中30人が『食べた』という結果に。これにより、番組では、新潟県は“食べられる率100%”と紹介していました」(芸能ライター)
一方、同様の調査をした結果、“食べられない率”0%だったのは熊本県。現地でインタビューに応じた男性は、スタッフの差し出したおにぎりを見て「失礼ですけど、気持ち悪いっす」と、強い拒否反応を示していた。
「このように、番組では結果がはっきり分かれたような形で紹介されましたが、ネット上には『新潟県民だけど、他人の握ったおにぎりは食べられない』『少なくとも私は食べたくない。“100%”と言い切るのはやめてほしい』『熊本県民の印象が悪くなりそう。私は普通に食べられます』といった苦言が上がっており、番組が発表した調査結果に違和感を持つ視聴者もいたようです」(同)
『月曜から夜ふかし』では今回のように、テーマに沿って都道府県を“調査”する企画をたびたび放送しているが、地元住民から反発の声が上がるケースは過去にもあった。
「2020年10月19日に放送された回では、関西出身の村上が、キャラクターを作るためにあえて“コテコテの関西弁”を使っているのではないかという疑惑が浮上。そこで『村上は使うが関西人は使わない関西弁ベスト5』として、『○○したったらええねん』『ナンボ』『○○しよんな』『わしゃ』『マジかいな』という言葉を発表したんです」(同)
これを受け、村上は「東京に出てきた時に『関西色強めたろ!』と思って、無理くり使うてん」と“自白”していたものの、ネット上では「村上くんの関西弁、関西人もめっちゃ使うぞ?」「村上くんの関西弁に違和感ないねんけど?」「この結果、どこで調査したのか謎」といった疑問の声が噴出していた。
もちろん、これらの調査結果が捏造だとは考えにくいが、「100%」「使わない」などと言い切ってしまうと、視聴者は違和感を覚えるよう。テレビは影響力も大きいだけに、もう少し慎重な表現を心がけたほうがいいのかもしれない。