5月27日に放送されたバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、31日に48歳の誕生日を迎える有吉弘行を祝う企画を放送。終盤、ビッグゲストとして藤井フミヤと藤井尚之の音楽ユニット・F-BLOODがサプライズ登場したが、ネット上ではフミヤの発言に「不快だった」と訴える声が相次いでいるようだ。
放送では、有吉と親交の深い芸人仲間やみちょぱ率いる“ギャル軍団”など総勢16名の友人が集合。有吉の過去の映像や、友人だからこそ知る有吉の不遇時代のエピソードなどが披露された。
さらに、“トリ”として、有吉と森脇和成によるお笑いコンビ・猿岩石(2004年に解散)の歌手デビュー曲「白い雲のように」を楽曲提供したF-BLOODが登場。有吉の前で初めて「白い雲のように」を弾き語りで披露した。
「1996年にリリースされた『白い雲のように』は、作詞をフミヤ、作曲を尚之、プロデュースを秋元康氏が担当した楽曲で、当時ミリオンセラーを記録。さらに、98年にはF-BLOODがアルバム収録曲としてセルフカバーしています。今回、有吉がフミヤと会うのは20年以上ぶり、尚之とは初対面だったようで、F-BLOODが登場すると有吉は『わっ! え!? えー!』と目を丸くしたほか、『ほんっとにありがとうございます』『ああ、すいません』と何度も深々と頭を下げ、歌唱後には『ありがとうございます。いや~、最高、かっこよかった。いや~、感動』と感激していました」(芸能ライター)
“感動の再会”といえる同シーンだが、ネット上ではフミヤの序盤の発言が物議を醸しているようだ。
「フミヤは有吉に開口一番、『久しぶり』と声をかけた後、続けて『有吉くんの誕生日に俺たちを呼べるぐらい、大きい芸人になったんだよ』とコメントし、有吉を恐縮させていました。これに、ネット上では『先輩だからって何様なの? 嫌いになった』『猿岩石が売れたのは「白い雲のように」のおかげじゃなくて、ヒッチハイク企画のおかげだよね? なんでこんなに偉そうな態度なの?』『藤井フミヤの発言、上から目線で不快だった』『猿岩石解散後に、自力で再ブレークした有吉にかける言葉じゃないよね』といった批判が相次いでいます」(同)
一方、そんな否定的な意見に対し、フミヤファンからは「言葉足らずで勘違いされてる人も多いみたいだけど、フミヤくんは純粋に有吉さんの活躍を喜んでるだけ」「ここだけ切り取ると『フミヤは何様?』と思うかもしれないけど、有吉さんにしたら彼は恩師。書けば売れる大ヒットクリエイターに楽曲を書いてもらって売れたんだから、当然だと思う」などと擁護する書き込みも散見される。
「昨年7月放送の『THE夜会』で、有吉は“思春期にハマっていたアイドル”としてチェッカーズを挙げ、『俺の中の超スーパーアイドル』と語っており、今回の生歌のプレゼントは本当にうれしかったでしょうね。ただ、最近は謙虚なテレビタレントが目立つため、フミヤの『俺たちを呼べるぐらい』発言を“ビッグマウス”と捉え、違和感を覚えた視聴者は少なくなかったようです」(同)
今や大御所司会者となった有吉を前に、良くも悪くも大物アーティストぶりを見せつけたフミヤ。誤解を与えかねない発言である上、全盛期の活躍を知らない若い視聴者も多いだけに、「偉そう」と言われてしまうのは仕方ないのかもしれない。