音声合成ソフト「ボーカロイド」を使って楽曲を制作し、YouTubeに投稿していた“リスミー”こと土田昌太容疑者が、女子中学生にわいせつな行為をした疑いで、5月31日に逮捕された。近年、YouTuberと未成年絡みの逮捕や炎上が相次いでいるため、ネット上には「またか」とあきれたような声も上がっている。
リスミーは昨年7月23日、自身のファンである女子生徒とTwitterでやりとりをした後、18歳未満だと知りながら、京都市内で関係を持ったという。同年9月に少女が別件を府警に相談する中でリスミーの事件が発覚し、今年5月31日、京都府の青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されたという流れだ。
「リスミーは以前『neyu』という名義で活動していましたが、昨年12月9日にリスミーのTwitterアカウントにて、『neyu(@neyu_jp)の方が乗っ取りに遭ったみたいで現在凍結しております!』と報告。それから、Twitterアカウントを完全に移行し、リスミーとして活動を続けていました。大ヒット作があるわけではないものの、ネット上には『リスミーさん逮捕? ウソだろ……』『neyuさんの頃から応援してたので、信じられない』『もっと違う形で有名になってほしかった』などと、ショックを受けるファン声が見受けられます」(芸能ライター)
なお、neyuのTwitterアカウントは「凍結しております」と明かしていたが、現在、同アカウントを検索すると「このアカウントは存在しません」と表示される。
「この表示が出るのは、アカウントを『削除』したからだと思われます。というのも、Twitter社からアカウントが“永久凍結”されている米・ドナルド・トランプ前大統領のアカウントを見ると、『アカウントは凍結されています』と書かれている。このように、アカウントの『削除』と『凍結』では、表示が異なるのです。女子生徒と関係を持ったとされる昨年7月以降に、リスミーはなんらかの理由でneyuのアカウントを削除したのでしょう」(同)
一方、今回の逮捕報道を受けて、ネット上では「真面目に活動してるYouTuberやボカロP(編注:ボーカロイドを使って楽曲制作をする人の総称)まで悪く思われるのが悔しい」「二度とYouTubeで活動できないようにしてほしい」といった怒りの声や、「またYouTuberの不祥事かよ」「やっぱりYouTuberは信用できないね」などと、あきれたような声も上がっている。
「というのも、YouTube界隈では、同様の事件や炎上が相次いでいるんです。昨年3月には、チャンネル登録者数200万人以上を誇っていたYouTuber・ワタナベマホトが、未成年女性に“わいせつ写真”を送るよう要求したとして、児童売春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕。当時所属していた事務所・UUUMも契約解除されました。さらに、同年7月には2人組YouTuber・みきおだのみっき〜が、未成年女性を自宅に招き、飲酒させていたことが発覚。第三者から性的な関係を持っていたことも暴露され、ネットは大炎上しましたが、最終的に、体の関係は持っていないこともわかっています」(同)
ワタナベとみっき〜は、相手女性とSNSを通じて交流していたようで、今回逮捕されたリスミーと同じ状況だといえる。動画のコメント欄やSNSで気軽にファンとコミュニケーションを取っているYouTuberも多いが、トラブルに発展するような行為は控えるべきだろう。