6月2日放送の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)内で、お笑いコンビのEXIT・兼近大樹が、夏恒例の同局チャリティー番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(8月27、28日放送)で、「チャリティーマラソンランナー」を務めることが発表された。ネット上のファンは喜んでいるものの、一部でその人選を疑問視する声もあるようだ。
日本テレビ系の“夏の風物詩”的番組といえる『24時間テレビ』。中でも、「チャリティーマラソン」は同番組の“目玉”として、視聴者の注目を集める大型企画だ。
「昨年は、『復興への想いをつなぐ募金リレー』として、福島県楢葉町にある『Jヴィレッジ』敷地内で、10人のランナーが約100キロのコースをリレー方式で走るという企画を行い、King&Prince・岸優太やTOKIO・城島茂、『東京2020オリンピック』の卓球日本代表・水谷隼選手らが参加していました。今年は兼近が1人でランナーを務めるといい、単独走者は18年のANZEN漫才・みやぞん以来4年ぶりとなります」(芸能ライター)
兼近は『THE突破ファイル』内で、自らランナーに立候補したことを明かし、「塞ぎ込みがちな世の中というかね、暗いニュースも多いですし、そういう時に、いろんなところに明るい気持ちを届けたい」と意気込みを語っていた。
「EXITは若い世代のファンが多く、ネット上にも『かねちー! 応援します!』『ファンとしても、かねちーが選ばれて誇らしいよ!』『マラソンは大変だと思うけど、頑張る姿を見守りたい』などとエールが続々と書き込まれています」(同)
しかし、一部ネット上では「兼近っていうと、どうしても犯罪歴がチラついてしまう」といった指摘も。
「17年にりんたろー。とEXITを結成した兼近ですが、19年9月発売の『週刊文春』(文藝春秋)報道によって、過去の“逮捕歴”が明らかにされています。同誌によると、兼近は当時高校3年生だった女子生徒に売春あっせん行為をしたとして、11年11月に逮捕。本人もその事実を認めていて、19年10月放送の『爆報!THEフライデー 緊急2時間SP』(TBS系)では、12年8月に窃盗容疑で逮捕されていた(不起訴)ことも告白しました。犯罪歴をオープンにし、今は誠実に活動しているということで支持するファンも多いようですが、今回『チャリティーマラソンランナー』に選ばれたことには、やはり『犯罪歴がある人物の起用は、チャリティー番組としてイメージ悪いでしょ』『どういう人選?』と反発する声も寄せられています」(同)
なお、今年の『24時間テレビ』でメインパーソナリティーを務めるのは、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」メンバーの嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨と発表されている。
「ランナーの兼近と併せて、日テレがとりわけ若い視聴者層を狙ってキャスティングしたのであろうことが伝わってきます。しかし、特に“テレビ離れ”を取り沙汰されている世代が、どれだけ番組をリアルタイム視聴してくれるのかは、懸念点でしょう。近年は『24時間テレビ』の話題が出るたびに、ネット上で『まだやるのか』『偽善的だから好きではない』といったネガティブな声が上がる状況も続いていますし、視聴率の行方が不安視されます」(同)
そんな言われようの番組でも一生懸命取り組む兼近の姿に、ファンは心を打たれるのかもしれない。