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プロが教える梅雨シーズンの「湿気対策」テクニック!  “カビだらけの汚部屋”を劇的リセット

 6月6日、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表されました。例年より1日早い梅雨入りで、これからしばらくは雨の日々を過ごすことになりますが、この時期のジメジメした空気は本当に不快ですよね。しかも、湿度の高い空気は人間に不快感をもたらすだけでなく、部屋や洋服といったモノにもダメージを与えてしまうんです。

 押し入れやクローゼットに突っ込んでいたバッグにカビが生えてしまったり、家具をどけたら壁紙に黒いカビが生えていた、なんて経験がある人もいるのでは? そんな悲しい目に遭って後悔する前に、梅雨入りした今こそ湿気対策をしておきたいもの。

 サイゾーウーマンの人気連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォー・アフター」では、カビが出た部屋に困っている女性を取り上げ、プロによる湿気対策を伝えてきました。今年の梅雨入りが発表されたこの時期に、あらためてチェックしてみてください。

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連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォー・アフター」の新シーズンが始まりました。今回は、汚部屋あらため「汚家(おうち)」をまるごと片付けます! クライアントは板橋区・3SLDKの一軒家に家族4人で暮らす兼業主婦のKさん(37歳)です。

お悩み「カビが出た部屋の湿気対策について悩んでいます」Kさん(37歳)

 汚家まるごと変身企画・7回目です。片付けが苦手な家に訪問すると、「カビ」問題に出くわします。Kさん宅でも、カビが出た部屋がありました。梅雨シーズンになると、空気が重たい部屋になりませんか? 今回は、ジメジメした不快感を減らす「湿気対策」について特集します。

 こちらの部屋は、Kさん宅の1階です。ファミリークローゼットとして使用しているものの、「衣類やバッグにカビが生えてしまって」とKさん。ファミリークローゼットにするため窓を塞いだせいもあり、風通しの悪い部屋になっていました。また、Kさん宅のように隣家との距離が狭い3階建ては、日当たりが悪くなりがちです。

 というワケで、この部屋の目的を変えて「レイアウト変更」をすることに。その前に「カビの根」を断つ作業を行いました。

[1]カビが好む環境に注意! 詰め込みすぎない「ゆとり収納」へ

 床が埋もれるほど、モノが密集しています。通気性の悪いビニール袋に詰め込んで入れっぱなしも、カビが好む環境です。

 どれも風通しが悪い状態ですよね。水分は下にたまるので、高い場所への「ゆとり収納」に改善します。

[2]風が通る「換気できる部屋」に、レイアウト変更!

 ひどい湿気に悩む家ほど、家具が邪魔で窓を開けられません。この場合は必ず、レイアウトの変更を提案します。Kさんも定期的に窓を開けて、換気できる部屋に変えます。この部屋は、大量のカビが出てしまったので「リセット掃除」も行いました。

 カビが発生した場所に、エタノールを吹き付けます。硬く絞った濡れタオルで拭き上げて、乾いたタオルでから拭きをします。

 部屋を換気しながら、除菌→濡れ拭き→除菌→乾き拭き→乾燥の順です。カビの根を残さず拭き上げるように、プロ用清掃タオルの使用をおすすめします。

[4]湿気とカビは、乾いたタオルで拭き上げ乾燥!

 カビ菌を広げないように拭き上げるため、清潔で柔らかい乾いたタオルを用意します。写真左(黄)は、カークランド「マイクロファイバータオル」です。清掃のプロが愛用するタオルで、メルカリでも単品購入できます。

 右(青)は、使い捨てできる、スコット「ショップタオル」です。ホームセンターのペンキ売り場などで、扱われることが多い人気アイテムです。

[5]驚きの排水力! 「除湿機の購入」をすすめます

 湿度の高い部屋(60%以上)なら、除湿機の購入をおすすめします。1万円前後の出費で、満足する効果が望めます。同時に湿度計を用意すれば、その違いに驚くこと間違いなし。健康管理にも役立ちますし、部屋干し臭や除菌効果も期待できる商品も多いので、納得するまで調べましょう。

 

 筆者宅の除湿機だと、たった2時間でこれが満杯になるほど。使い捨ての除湿剤では、とりきれない量ですよね。ほか、エアコンのドライ設定(除湿機能)ができる場合は、梅雨シーズンのみ扇風機やサーキュレーターとの併用も良いと思います。

[7]クリーニングのビニール袋を外す

 意外と多いのが、ビニール袋のつけっぱなし。特に、クリーニングのビニール袋は、湿気がこもりやすいので外します。

 埃ガード目的なら、100均の不織布カバーに変えると◎。ただし、不織布は経年劣化でボロボロになるので長期使用には不向きです。

[8]使い捨ての除湿剤は「密閉空間」にしっかりと設置!

 使い捨ての除湿剤は、クローゼットや押入れの中へ。掛ける、入れる、置くタイプと通気性の悪い場所に設置します。

 定期的に取り替えるのが面倒な方は、豊富なサイズから選べる「出雲屋炭八」など、その家にあった選択で用意してもらいます。

 痛みやすい素材を保管するなら、必ず除湿剤も一緒にイン。ダイソーの「くり返し使える 除湿シート」なら、天日干しで使い回しがききます。

 梅雨シーズンに向けて、食品に付く「乾燥剤」を捨てずに貯めてもOK。今は配達してもらっている家庭が少ないですが、新聞紙も置くだけで湿気を吸収してくれます。

[10]通気性と可動型の「スチールラック」でスッキリ

 押入れやクローゼットなどの、密閉した空間には「スチールラック」がおすすめ。木製やプラスチック製の衣類ケースよりも、通気性が良くキャスターを付ければ可動も簡単です。ほか、ベッドも同じで「すのこ+除湿シート」のように「可動と取替」が簡単な方法のほうが◎です。

[まとめ]手遅れになる前に「湿気対策」を!

 部屋の湿度が60%を超えると、カビよりも厄介な「害虫」も発生しやすくなります。筆者が見てきた汚部屋の中には、木製のタンス裏にカビと害虫だらけ、壁紙の角が真っ黒なカビだらけの家もありました。

 手遅れになる前に、風通し、通気性、除湿グッズの見直しをしましょう!

※2021年6月14日初出の記事を再編集しています。