最近の100均ではキャンプブームに合わせ、たくさんのアウトドアグッズが商品化されています。こんなものが売っているの? と驚くことも多く、今回はシュラフをチェックしてみました!
【ダイソー】シュラフ ¥1,100(税込)
デザイン:★★★☆☆(よくある見た目)
クオリティ:★★★★☆(値段の割に良い◎)
使い勝手:★★★☆☆(1枚で使える季節が限られる)
ダイソーのほとんどの商品は110円(税込、以下同)で購入できますが、シュラフは1,100円で販売されています。1,100円とはいえ、ほかのアウトドアブランドのシュラフの値段と比べれば破格ですよね。
シュラフとは、キャンプのテントなどで使用する寝袋のこと。芋虫型のタイプや封筒型(長方形)のタイプや、中綿の素材で化学繊維素材やダウン素材の種類があります。
ダイソーで販売されているのは、封筒型で化学繊維素材のシュラフ。カラーバリエーションは黒とネイビーの2色です。私は黒を購入しました。
収納ケースには肩にかけられるように紐がついていました。
持ち歩きも楽々ですね。
魅力ポイントなのは「洗える」こと! ぬるま湯を使って手洗いができる商品となっているので、汚れた場合も安心です。キャンプなどのアウトドアで寝袋を使う場合はどうしても汚れてしまいますが、ダイソーシュラフなら問題ありません。
キャンプ用品といえば、身軽に持ち歩けるコンパクトなサイズも大切なポイント。重さとサイズを調べてみました。
【収納サイズ】
(約)φ17cm×長さ37cm
収納状態は本当にコンパクト。筒型なので家の中でも立てた状態で収納ができて楽でした♪
【製品重量】
900g
1kg以下! 軽いです。とにかく軽い。では、実際にシュラフを広げてサイズを見てみましょう。
【使用サイズ】
(約)幅75cm×高さ180cm
1人で使うにはちょうど良いサイズではないでしょうか。ファスナーを外せばさらに倍の大きさに。
寝袋にはなりませんが、かけ布団として使えますね。これなら2人でも使えそう。防災時のアイテムとしても使えそうですね。
このシュラフの使用に適した季節を考えると、商品説明に使用温度は15℃~となっていたので、冬向きでないことは確かですね。生地の素材が中綿とポリエステル100%なので、どうしてもダウン素材の保温性にはかないません。
山のキャンプ場は360度自然に囲まれている場所が多く、夜はグンと冷え込みます。そうなると、山キャンプでの使用は夏が一番適していそうです。
ちなみに、5月上旬の山キャンプに持っていったのですが、その日の夜の気温は5℃くらい。寒くてこのシュラフ1枚ではとてもじゃないですが寝られませんでした。山以外のキャンプ場であれば秋や春も使用できそうですが、もう1枚毛布などを持っていくと良いですね。
【ダイソー】1,100円シュラフ、家の中で寝てみた
キャンプでは寒すぎて使えなかったので、家の中で一晩寝てみました。中綿なので程よいふわふわ感があり気持ち良い……。ポリエステル素材がサラッとした肌触りなのもポイントが高いです。
裏地がライトグレーで配色がお洒落です。
端にはファスナーとマジックテープが付いています。
ファスナーの動きも良い感じ♪ すでに私が持っているシュラフのファスナーはなぜか生地を巻き込んでしまうのですが、ダイソーのシュラフはそんなこともなくノンストレスで開け閉めできました。
身長145cmの私は全身すっぽりと入るサイズ。さすがにこれ1枚では背中が痛かったのでマットを敷いた上で使いましたが、快適に寝ることができました。
ところで、身長177cmの夫が入るとどうなるんだろうか? 気になったので入ってみてもらいました。
顎部分まで隠れるほど余裕がありました。「生地がペラペラじゃなくてしっかりしているし、思っていたより暖かいね」とのこと。
確かに、値段から想像するよりも暖かいのですが、寒い日には毛布を上にかぶって保温機能をプラスすると良さそうです。夏はこれ一つでばっちり寝られると思います。
もちろん、暖かさや寒さは個人の感覚で異なるので、購入後に実際に使って試してみるのをおすすめします。
今回使ってみて、個人的に一番良かった点は肌触りです。カシャカシャとしたような生地ではないので、安っぽさもそれほどありません。
コンパクトに持ち運びも可能なので、キャンプなどのアウトドアのみならず防災用として避難用のリュックなどに入れたり、持ち出し易いようそばに置いておくのもおすすめです。
ただ、山キャンプが好きな人の本命シュラフには、保温力などに関して物足りなさがあると思います。なので、サブ用や夏用として購入を考えるのが良いのではないでしょうか。
でも、なんといっても1,100円で買えちゃうシュラフ。この破格の値段なら、どう考えても買いですね!